片づけると、本当の「スキ」が視えてくる。
捨てられないモノのひとつに「書くこと」がある。いつも、周りはささやいてくる。書いて食べていけるひとは、ほんの一握り。斜陽産業。ほとんどのひとは仕事にならない。それでも、なぜ書いているのか。片づけを通して答えを見つけたので、最後まで読んでほしい。
⚫︎ わたしが失敗した片づけ
片づけ本を買うと、「ぜんぶモノをだして一か所に集めましょう」と書いてある。こんまりさんは、「わたしの生徒でリバウンドしたひとはいません」とよくTVで発言していたけど、愛読者のわたしはひっそりとリバウンドしていた。
そもそも過去にモノをぜんぶだしたとき、モノの量に圧倒されてしまい、片づけが進まなかったのだ。
いまならわかるけど、持っているモノの量が多すぎた。一気にモノをだすと、モノの量の圧迫感を感じ、押しつぶされてしまいそうになる。ぜんぶだしたものを、ひとりで片づけることになろうとは。やる気も削がれる。なりよりも、ひとりでする片づけは孤独だった。
その失敗を踏まえ、ある程度モノを減らしてから、ぜんぶだしの片づけをすることにした。Xを始めて、片づけのことをポストしているひとをフォローし、日々、片づけのことばかり考えていた。noteを始めたのも、片づけの記録をつけるためだ。それからずっと片づけているから、かれこれ5年以上も片づけていることになる。

さすがに5年も経つと、片づけで失敗することは少なくなる。本をぜんぶだしても、モノの量に圧倒されたりはしない。管理できる量しか持たないと決めているからだ。
⚫︎ 片づけたのに、リバウンドする
片づけても、リバウンドしてしまう。これって、みんなが通る道。始めから完璧なひとなんていない。
わたしは、長年「片づける」⇔「散らかる」のリバウンドを繰り返し、ようやく散らかっても元に戻せる状態になってきた。それでも、写真のように散らかることがある。

でも、いまならわかる。散らかっても大丈夫。モノが戻る場所さえあれば、こわくはない。
⚫︎ 散らかる原因は、やりたいことを”やり過ぎていた”から
ほとんどのひとは、片づけに意識が向かないのだと思う。仕事があるし、PTA活動、子育て。そうそう、過去のわたしを例にすると、いろんなモノを抱え過ぎていた。
フルタイムで働きながら、絵本の読み聞かせボランティアをしていたし、放課後の子ども見守りボランティア、お年寄りが運営するカフェのお手伝いもしていた。引き受けすぎて、自分の時間をなくしていた。
部屋はいつも散らかっていたし、なにもかもが、うまくいっていなかった。やりたいことをやっているはずなのに、ちっともしあわせじゃなかった。

⚫︎ 片づけは、しあわせに暮らすための手段のひとつ
「しあわせ」は曖昧すぎて漠然としているけど、自分がやりたくないことを減らし、モノと向き合いながら自分の心の声に耳を傾けると、本当にスキなことが引き寄せられるのだと思う。
片づけ終えたひとにだけ、訪れるご褒美というものがある。片づけ続けると、自分が大切にしたいモノと、生き方が視えてくるのだ。
なんど捨てても、捨てても、増殖していくモノ。
なんにもなくなった空間でなにをしたい?


ずっと、こんなふうに自分に問い続けて、わたしはようやく答えを見つけた。
⚫︎ わたしが見つけた答え
片づけて、なんにもない空間に置いたのは、ベッド一台、机、イス、本棚だった。よく眠れますようにと願いを込めてベッド周りを整え、部屋のすみっこに机とイスを置いた。


⚫︎ 大切な本
本は読んだら「すぐに手放す」がマイルールだった。在庫を持たないことが誇りだった。その身軽さが心地いい時期もあったけど、いまはある程度、本の在庫を持っている。きっかけは、感想文。なにげなく、本の感想を書いたとき、作者さんから反応があったことが嬉しくて嬉しくて。それから、Xやnoteで本の感想を書くようになった。
本はnoteを書くを書くときの参考資料にもなっている。どうしても本だけは、減らしても減らしても、増えていくので、ゼロにはできない。持たない選択ができない。そういえば、図書館が近いことがマイホーム購入の決め手だった。

⚫︎ 片づけと書くことは似ている
酒井順子さんのエッセイ本に載っていたけど、エッセイ=雑草のような存在というのを目にして、気持ちがラクになった。次々といろんな考えが浮かんでくるからとめられない。頭の中にあるものを出さないと落ち着かない。だから、こうして言葉を外に出して整理している。「整理したいから書く」それが書く動機でもいいのでは?
最近は、机に向かうことが習慣化している。誰にも頼まれていないのに、ほとんどお金にもなっていないのに、わたしは5年以上も書き続けている。
⚫︎ アマチュアのしあわせ
書くことがたまに思い浮かばないときがある。だから書きたくないときは、書かない。アマチュアの唯一のメリットは、書いても書かなくても誰にも迷惑がかからないところ。わたしはただ、スキなことだけを書いている。

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