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4月16日(2005年) ここから始まった味スタ15年間無敗伝説

 2005年4月16日(土)、浦和レッズは味の素スタジアムでFC東京とJリーグ第6節を行い、2-0で勝利した。ここから2019年まで続く、“味スタ無敗伝説”の始まりだった。

味スタ無敗伝説の記念すべき第一歩を記した先発メンバー(2005年4月16日)

ここまで味スタでリーグ戦未勝利

 レッズはFC東京に対し、リーグ戦初顔合わせの2001年4月14日、1-3で負けてから2004年まで、1勝1分け6敗と非常に分が悪かった。リーグ戦の最終順位では中位の相手になぜ勝てないのか、不思議でならなかった。特にアウェイでは1分け3敗と勝ちなしだった。
 アウェイの会場である東京スタジアムでは、東京ヴェルディ戦での相性も良くなく1勝2敗。ホームでは東京Vに4勝しているのだから、東スタでの相性の悪さは際立っていた。ちなみにナビスコカップでは2003年の準々決勝第2戦で味スタでの勝利を経験しているのだが。

一転、負けなしが15年間続く

 それが冒頭の2005年4月16日を皮切りに、2019年までレッズはFC東京に対して19勝8分け1敗と圧倒的に勝ち越している。1敗は相手がホームゲームを国立競技場で行ったときのものなので、味スタでは負けなしということだった。ちなみに東京Vとの対戦も4試合あるが3勝1分けで、やはり無敗だ。
 相性の良し悪しがここまで逆転した理由はわからない。正直、「今日こそ負けたかな」と感じる試合でも最後にレッズが追い付くなど、不思議に負けなかった。

だるまが置かれたのは味スタだけではないし…


あれか?  あれが背景だったのか

 考えられるのは一つしかない。
 2004年11月3日、ヤマザキナビスコカップ決勝。レッズは国立競技場でFC東京と戦い、前半のうちに10人になった相手を攻略できず、PK戦に持ち込まれて敗れた。思い出しても悔しさがよみがえる日だ。
 あの日を境に、味スタでの勝ちなしが、負けなしに逆転しているのだ!

 もしかして、東京サポの誰かがあの決勝の最中に「もしこの試合に勝たせてくれたら、今後ずっと浦和に勝てなくてもいい!」とか念じたのではないか。東京にとって初タイトルを獲れるなら、そんな代償を払っても惜しくない、と思ってしまうのも無理はない。そして、その願いは叶えられ、東京はナビスコカップで数的不利をはねのけて見事優勝し、その代わり15年間リーグ戦でレッズに勝てなくなった。念じた場所が国立だったから、国立でのレッズ戦だけは、その縛りから除外されたとか…、ないか。

ダブル初勝利だった2005年

 話を戻す。この2005年のFC東京戦は序盤、相手のペースだった。東京の守備の意識が高く、レッズは多くのチャンスが作れなかった。しかし後半3分、永井雄一郎の縦パスに長谷部がゴールラインぎりぎりで追い付き、折り返したところにエメルソンが走り込みゴール。そして29分にCKから堀之内がヘディングで決めて2-0とした。
 それまでなら1点差で勝ちそうな試合でも最後に同点にされていたが、この試合は追加点も取り、相手の決定機もよくしのいでいた。第5節まで3分け2敗と勝ちがなかったが、うれしいダブルでの初勝利となったわけだ。

2点目を決めてベンチのエンゲルスコーチと喜び合う堀之内聖(2005年4月16日、味スタ)

 ところで2020年、無敗伝説に終止符が打たれただけでなく、ホーム、アウェイともレッズが負けて、それまでの相性の良さが再び裏返るかと危惧されたが、その後2021年から今年4月10日までの3試合は、レッズの1勝2分け。“無敗伝説PARTⅡ”が始まったのではないだろうか!
 気が早いか。

さて、みなさんは2005年4月16日、何をして何を感じていましたか?

※この内容はYouTube「清尾淳のレッズ話」でも発信しています。映像はありませんが、“ながら聞き”には最適です。
【あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~】は、レッズサポーターのみなさんから投稿を募っています。浦和レッズ30年の歴史をいっしょに残していきましょう。詳しくはマガジン「あの日のわたしたち~浦和レッズ30年~」のトップページをご覧ください。

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