【温泉】奴留湯温泉 共同浴場(熊本県小国町)
今日ご紹介する温泉は、熊本県阿蘇郡小国町の奴留湯温泉の共同浴場。
黒川温泉やわいた温泉郷にもほど近い小国町にある共同浴場だ。全国的にも珍しい「ぬる湯」の名湯として、多くの温泉ファンを魅了している。
私は今年(2026年)、こちらへ立ち寄り入浴に伺った。今日はそのときのお話だ。
こちらが、施設の外観。眠ったように静かな集落の中に佇んでいる。なお、この建物の裏側に広場があり、トイレや駐車場があった。


こちらが、入り口。料金(200円、2026年時)を料金箱に入れるシステムだ。

女湯の脱衣所。明るくて清潔。先客は誰もいなかった。

こちらが、浴場。広いほうがぬる湯の湯船。狭い方が上り湯だ。ただ、この日は上り湯も、ほとんどぬる湯と同じ温度だった。

浴場の壁には、施設の維持に協力された方々の名前が掲げられていた。

透き通ったお湯。底に敷き詰められている大きな丸い石が、なんとも美しい。

掲示には、硫黄泉であることと、温度が38度であることが記載されていた。また、温泉名の由来も書かれていた。昔、お殿様がこの地を訪れた際に、「奴さん」(お殿様の従者)をぬるい湯に長く留めた、というエピソードから来ているらしい。

湯口からは、ドバドバとぬる湯がかけ流されている。

水中には、たくさんの白い湯の華が見られた。見た目は、消しゴムのカスのようだった。

ぬる湯は、最初はかなり冷たく感じた。しかし、じっと浸かっているうちに次第に体が慣れ、今度は身体の芯からじんわりと温まってくる。不思議な感覚だ。ほのかな硫黄の香りを楽しみながら、「奴さん」にならって、私もゆっくりと長湯を満喫した。
お湯から上がると、身体はすっきり、さっぱり。何とも爽快な気分である。暑い季節には、これ以上ないほど心地よい温泉だと思った。
地域の人々に大切に守られ、受け継がれてきた共同浴場。そんなかけがえのない場所を、旅人にも開放していただけることは、本当にありがたい。これからも末永く、この素晴らしい共同浴場が守られていくことを願っている。
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらの施設についての熊本県公式観光サイトのページはこちら。
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