【温泉】山代温泉「古総湯」(石川県加賀市)
今日ご紹介する温泉は、石川県加賀市にある山代温泉の「古総湯」。
加賀温泉郷のひとつである山代温泉は、1300年の歴史を誇る温泉街だ。街には、「総湯」と「古総湯」という2つの公衆浴場がある。今年(2025年)8月に、「古総湯」を訪問する機会を得た。
「古総湯」は、明治時代の総湯を復元した浴場で、町のシンボル的な存在だ。外観や内装は、当時のまま再現されている。洗い場がなく、温泉に浸かって楽しむだけの昔ながらの入浴方法を踏襲している。
こちらが、「古総湯」の外観。山代温泉街の中心のロータリーの真ん中に位置する。

山代温泉は、この昔の湯屋を中心に、旅館や商店が立ち並んでいる。このような街並みを「湯の曲輪」というらしい。
昔ながらのレトロな佇まい。どこか懐かしい。


大人の日帰り入浴料金は700円(2025年8月時)だった。受付の女性が、とても親切に応対してくれた。

浴場に入ってみて、息をのんだ。

天井の高い、広い空間。壁には、カラフルなステンドグラス。床や壁の一部には、美しい九谷焼のタイル。なんという神秘的な空間だろう・・・!
湯屋の一角に設けられた簡素な脱衣コーナーで服を脱ぐ。洗い場がないので、かけ湯をして、湯船に入ってみる。
お湯は、無色透明で、優しい肌触りだった。泉質は、ナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉で、弱アルカリ性だということだ。
ひとしきり湯浴みを楽しんだら、2階の休憩所へ行ってみた。こちらの壁にも、赤と青のステンドグラスがはめ込まれている。美しい。

この日は、かなり暑い日だった。エアコンはないが、扇風機がいくつも設置されていた。冷水サービスがあったのも嬉しかった。
四方の窓からは、落ち着いた山代温泉街の佇まいが見渡せる。「古総湯」が街の中心に位置することが分かる。


ゆっくりと休憩させていただいてから、「古総湯」を後にした。
「古総湯」の目の前には、もうひとつの共同浴場「総湯」があった。

こちらは、新しい浴場で、熱交換システムにより加水なしの100パーセント源泉を提供しているとのこと。今回はこちらには入らなかったが、次回は是非お邪魔してみたい。
近隣には、温泉寺もあった。

落ち着いた街並み。

なお、山代温泉は、五十音図「あいうえお」の発祥の地だということだ。このとき、初めて知った。

昔ながらの情緒あふれる温泉街。そのシンボルである「古総湯」。美しいステンドグラスや九谷焼のタイルを眺めながらの、幻想的な湯浴み。古き良き日本の伝統と、加賀の美を体感できる幻想的な体験だった。
いいお湯でした。お世話になりました!
「古総湯」についての、山代温泉観光協会さんのサイトはこちら。
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