【読書録】『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』五百田達成
今日は、私がどハマりした、きょうだいの性格についての本、『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』についてご紹介。この本の著者、五百田達成(いおた・たつなり)氏の持論は、ずばり、こちら。
「人の性格はきょうだい構成に支配されている。」(p2)
著者が老若男女、あらゆる人にインタビューを重ねて得た膨大なエピソードを、4つの「きょうだい型」に分けて分析した本。
その4つの型、とは。
長子(きょうだいのいちばん上)
末子(きょうだいのいちばん下)
中間子(3人以上のきょうだいの長子と末子以外)
一人っ子(きょうだいがいない)
である。
本書の副題は「『きょうだい型』性格分析&コミュニケーション」。このとおり、本書では、この4つの型のそれぞれの性格や、お互いの相性、お互いとうまくやるコツを、多くの具体例を用いてわかりやすく教えてくれる。
著者に言わせると、4つの型の性格を端的に表すと、次のおりとなる。
長子=責任感と自尊心の強い生まれながらの「王様」
末子=ノリと愛嬌でしたたかに人生を謳歌する「アイドル」
中間子=繊細で複雑で感受性の強い「永遠の思春期」
一人っ子=人間関係オンチでマイペースな「帰国子女」
この本に書かれていることを、私の周りの親しい人にあてはめると、けっこう、当たっているようだと感じた。少なくとも、星座(星占い)や血液型よりは、かなり確度が高いのではないだろうか。
著者の五百田氏は、作家であり、心理カウンセラーでもある。ご経歴として、東京大学教養学部ご卒業後、角川書店、博報堂にお勤めされたとのこと。出版業界や広告業界にいらっしゃったからなのか、ユーモラスで、テンポのよい、軽い語り口。イラストも多く、読みやすいので、気分転換や、息抜きの読み物としてお薦めだ。
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ちなみに、私は、3人きょうだいの長子だ。そのため、私の下に、あと2人(中間子と末子)がいる。私たちきょうだいにも、この本の書いていることは、かなりの割合で、当たっていると感じた。
特に、どんぴしゃすぎて、バカウケしたのは、「実家との関係」、という項目。そこにはこう書いてある。
長子は、実家にちょくちょく顔を出す
末子は、実家にダラダラ居座る
中間子は、実家から距離をおく
一人っ子は、実家から結局離れられない

ちょうどこの本を見つけたとき、わたしたち3人のきょうだいと、実家との関係は、まさに、このまんま、だったのだ。
私は、大学進学と同時に地方の実家を離れたものの、その後(コロナ禍前まで)は、毎年、最低2~3回(盆暮れとゴールデンウィークなどに)は、マメに実家に帰っていた。我が家の中間子は、地元を離れていたが、実家には、あまり帰っていなかった。そして我が家の末子は、まさに、実家にずっと居座っていた…。あまりにもドンピシャすぎて、大いにウケた。
そのほかにも、金銭感覚、恋愛、結婚観など、たくさんの面白い切り口で、きょうだい型の性格の違いを、わかりやすく教えてくれる。本当に、面白いほど、当たっている。
私のように、きょうだいがいて、「長子・中間子・末子」の性格分析を、ストレートに自分のきょうだいにあてはめてられる方には、特に楽しんでいただけると思う。
そして、一人っ子の方でも、パートナーや友人、会社の上司・部下・同僚たちのことを思い浮かべながらこの本を読むと、「そうそう、その通り!」「あの人があんな性格なのは、未子だからに違いない!」などと、膝を打つ場面が多くあると思う。
この本で、相手の「きょうだい型」を知って、その上で、傾向と対策を練れば、その相手との円滑な人間関係の構築に一役買ってくれるのではないかと思う。面白いし、雑談のネタとしても手頃だし、コミュニケーションスキルの向上にも役立つ、1粒で3度おいしい本と言えるかも。
ご参考になれば幸いです!
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