【温泉】塩原温泉郷「大出館」(栃木県那須塩原市)
今日ご紹介する温泉は、栃木県那須塩原市にある塩原温泉郷のお宿「大出館」さん。2023年に、こちらに日帰り温泉をいただきに訪れたときのお話だ。
こちらが、お宿の外観。かなりの山奥にある秘湯だ。


館内に入って驚いた。靴の数がすごい! 日帰り客がとても多いようだ。人気のほどがうかがえる。

フロントで、日帰り入浴料金を支払う。

お風呂エリアへと進む。こちらには、複数の浴場がある。混浴エリアが2つ、女性専用エリアが1つ、貸切風呂が1つだ。公式サイトによると、浴槽は8つあり、それぞれに名前がついている。そしてすべての浴槽が、100%源泉かけ流しだという。


下の写真の手前から、貸切風呂、混浴エリア(「平家かくれの湯」+「御所の湯」+「岩の湯」)への入り口。

奥には、もうひとつの混浴エリア(「墨の湯」+「鹿の湯」)と、左に女性用風呂(「高尾の湯」+「子宝の湯」)への入り口。

お風呂がたくさんありすぎて、どこから攻めようかと迷ってしまう。まずは、女性専用エリアへ行ってみることにした。
女性用内湯(「高尾の湯」)。なんという綺麗な色のお湯! この色はどう表現したら良いのだろうか。緑っぽい白色、あるいは、明るめのウグイス色、などと言えばよいだろうか。

内湯から、女性用露天風呂(「子宝の湯」)へと通じている。


大自然の懐に抱かれての湯浴み、サイコー!

お湯は少し熱めだが、適温。透明度の低い緑色のお湯のなかで、細かい白い湯花が舞い、優しく全身を包んでくれるようだ。柔らかい肌触りが、とても心地良い。舐めると、まろやかではあるが、渋みと苦みを感じた。
ふと見ると、洗い場の水道が、黒く錆びついていた。ものすごい硫黄のパワーだ・・・。

続いて、貸切風呂(「藤の湯」)へ行ってみた。空いていれば自由に入れる家族風呂だ。小ぢんまりしているが、貸切なので落ち着いて入れる。

そして最後に、「墨の湯」と「鹿の湯」のある混浴エリアへ。そのうち、「墨の湯」は、その名のとおり黒い色のお湯で、全国的にも珍しい。混浴なのだが、日帰り入浴の時間帯のうち、14:00から15:00までは女性専用時間帯になるという。この時間帯になるのを待って、チャレンジした。
入ってみると、2つの浴槽(右が「墨の湯」、左が「鹿の湯」)が隣り合わせになっている。そして、そのお湯の色が、右と左で全く違う!


まずは、右側の「墨の湯」に入ってみる。温度はぬるく、長湯ができそうだ。入ってみると、意外に透明度があった。細かい黒い湯の花がお湯に大量に含まれていることから、全体的に黒く見えるようだ。洗面器にお湯を汲んで、持参した白い温泉タオルを浸けてみると、タオルが薄黒く染まった。なお、舐めてみたが、えぐみは感じられなかった。
次に、隣の「鹿の湯」へ移動。こちらのお湯の色は、他の浴槽と同じような、緑色がかった乳白色だった。

こちら「鹿の湯」の湯加減は、かなり熱めだった。何度か黒と緑の浴槽を行き来して、交互浴を楽しんだ。
以上のお風呂のほかに、もうひとつの混浴風呂エリア(「平家かくれの湯」+「御所の湯」+「岩の湯」)があった。しかし、そちらには、明らかにたくさんの男性が入っていたので、今回は、勇気がなくて断念した。
館内には、2つの源泉の温泉分析書が掲示してあった。

「五色の湯」は、含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)。泉温は51.1度。PH値は6.6。
「墨の湯」も、泉質名は同じで、含硫黄ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)。泉温は50.3度。PH値は6.2。そして、鉄(II)イオンが5.5mg含まれている。この鉄分が酸化することで、お湯が黒くなるらしい。
泉質名は同じなのに、これだけお湯の色がはっきりと異なるとは。まさに、自然の神秘。温泉は、奥が深い・・・!
また、この日、お風呂で一緒になった常連さんが教えてくれたのだが、こちらのお湯は、日によって、かなり色が違って見えるそうだ。次回は是非宿泊でお邪魔して、こちらのお湯をもっとじっくり観察してみたい。
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらのお宿の公式サイトはこちら。
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