【英語】engagement
日ご紹介するビジネス英語は、「engagement」という英単語。読みは「エンゲージメント」。
一般英語では、「婚約」や「約束」といった意味で知られている。
しかし、ビジネスの世界における engagement とは、「組織や相手との積極的な関わり」「主体的なコミットメント」などを意味する言葉である。
単に関わっているだけではなく、自発的に関与し、良好な関係を築こうとする姿勢を含んだ概念であり、外資系企業では非常によく耳にする。
例えば、次のような場面で使われる。
employee engagement(従業員エンゲージメント)
customer engagement(顧客エンゲージメント)
stakeholder engagement(ステークホルダー・エンゲージメント)
対象によって意味合いは多少異なるものの、いずれも、良好な関係を築き、継続的な関与を促すという考え方は共通している。
例えば、次のように使われる。
“We need to improve employee engagement.”
(従業員エンゲージメントを向上させる必要があります。)
“Stakeholder engagement is critical for the success of this project.”
(このプロジェクトの成功には、ステークホルダーとのエンゲージメントが不可欠です。)
“Our customer engagement strategy has been updated.”
(当社の顧客エンゲージメント戦略を見直しました。)
これらの例文のとおり、engagementは、単なる「コミュニケーション」という意味ではない。単に情報を伝達することではなく、相手との信頼関係を築き、相手が主体的に関わりたいと思える状態を目指す点に特徴がある。
例えば、社員に会社の方針を一方的に説明するだけでは、employee engagementが高いとは言えない。社員が会社の理念や目標に共感し、自ら貢献したいと思える状態になって初めて、高いエンゲージメントが実現したと言える。
同様に、stakeholder engagementも、単に説明会を開催することではなく、利害関係者との対話を通じて理解や信頼を得ることが重要になる。
なお、日本語でも「エンゲージメント」という言葉は定着しつつある。人事部門では従業員の組織への愛着や貢献意欲を意味することが多い一方、営業やマーケティングでは顧客との関係強化を指し、渉外部門ではステークホルダーとの関係構築を意味することもある。
グローバル企業では非常によく登場するキーワードであり、「単なる関与」ではなく、「信頼関係を築きながら主体的な関わりを深める」というニュアンスを理解しておくと、会議や英文資料の理解が格段に深まるだろう。
ご参考になれば幸いです!
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