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【温泉】七里田温泉「下ん湯」(大分県竹田市)

今日ご紹介する温泉は、大分県竹田市久住町にある七里田温泉「下ん湯」

くじゅう連山の麓、静かな農村地帯にひっそりと佇む、小さな温泉施設だ。

しかし、ファンの間では大変有名な温泉だ。その理由は、何といっても、驚異的な炭酸泉。「日本一の炭酸泉」と評するファンもいるほどで、強烈な泡付きで知られている。

私は以前から、この「下ん湯」に一度入ってみたいと思っていた。

そして、ついに、今年(2026年)の初夏、訪問が叶った。今日は、そのときのお話だ。

まずは、少し離れた場所にある「七里田温泉館」(木乃葉の湯)へ向かう。

こちらの館内の受付で「下ん湯」に入りたい旨を告げた。

受付で、初めてですか、と聞かれた。そうです、と答えると、「下ん湯」入浴のルールを教えてくれた。1回の利用制限時間が60分であること。無人の湯小屋なので、専用の鍵を借りて、自分で開けて入ること。鍵を借りるには、保証金として1,000円を預けること。

すべて同意して、入浴料と保証金を支払い、鍵を受け取る。

いよいよ「下ん湯」へと向かう。七里田温泉館を出て、案内板や矢印に従って歩いていく。

閉業したらしい郵便局の建物が見えてきた。

ここで、右に曲がる。

暫く行くと、「下ん湯」への道を示す看板があった。小川沿いの小径を下っていくようだ。

少し歩いた先に、目的の「下ん湯」があった!

100年近い歴史を残した建物をリニューアルして、2023年7月に完成したばかりの、新しい湯小屋だ。

湯小屋のそばには、足湯も設けられていた。

七里田温泉の歴史についての表示。この地は、なんと、弥生時代には既に温泉を中心に栄えていたらしい。

鍵を使って、いよいよ中へ入る。

中に入ると、きれいな脱衣所があった。

写真は公式サイトからお借りしました

そして、脱衣所の先が、小ぢんまりとした浴場。シャワーのついた洗い場と湯船のみの、シンプルな造り。

湯船には、天然の炭酸泉がドバドバと注入されていた。

同上

湯船では、先客のご婦人が3名。みなさん恍惚とした表情で、静かに身体を伸ばしていた。私が入ると、ニコニコしながら場所を開けてくださった。

湯に身体を沈めると、細かな銀色の泡が、たちまち肌にまとわりついてくる。その泡は、少しずつ大きくなり、湯に浸かっている肌を、全面、覆いつくしてゆく。気が付くと、全身、泡だらけになっている!

指で肌をなでると、ぱちぱちと泡がはじける。しかし、すぐにまた、小さい泡が結集して大きくなり、たちまち元の泡だらけの状態に戻る。これは面白い! まるでソーダ水の中に浸かっているようだ。

お湯は、ぬるめで、なんとも心地よい温度だ。あまりの気持ちよさに、次第に眠くなってくる。時間が、あっという間に溶けていく・・・。これは、一生入っていられそうだ。

制限時間が近づき、お湯から出る。すると、全身がとても涼しく、さっぱり、すっきりしていた。夏に入るには、うってつけの温泉だった。

こちらが、温泉分析書。泉質は、含二酸化炭素―マグネシウム・ナトリウム・カルシウム―炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉。源泉温度は36.5度。pH値は、6.3。特筆すべきは、遊離二酸化炭素。1,000mg/kgを超える高濃度の炭酸ガスを含むことが、あの驚異的な泡付きにつながっているのだろう。

無数の銀色の泡に包まれての、不思議で楽しい湯浴み。このような体験ができる天然温泉は、そうそうない。温泉ファンの間で「日本一の炭酸泉」と評されるのも、納得だ。

かつては地域の人々が利用する共同浴場だったという「下ん湯」。これほど素晴らしい温泉が、今もこうして大切に守られ、私たちにも開かれていることは、本当にありがたい。これからも末永く、この地で湧き続けてほしいと願う。

いいお湯でした。お世話になりました!

こちらの施設の公式サイトは、こちら。

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