【温泉】奥鬼怒温泉郷「八丁の湯」(栃木県日光市)
今日ご紹介する温泉は、奥鬼怒温泉郷の温泉宿「八丁の湯」さん。
奥鬼怒温泉郷は、栃木県日光市川俣地区の、人里離れた林の中に位置する。鬼怒川の源流近くのブナの原生林に囲まれたエリアに、複数の秘湯宿が点在し、関東最後の秘湯と呼ばれている。
アクセスは至難。自然保護の観点から、一般車両は、女夫渕温泉駐車場から先は通行禁止。それから先は、お宿の送迎、または徒歩(1時間から2時間ほど)で向かうことになる。女夫渕温泉駐車場までは、電車の場合、鬼怒川温泉駅からバスで約100分、車の場合、今市ICから約90分を要する。
本記事執筆現在(2025年7月)、「加仁湯」「八丁の湯」「日光澤温泉」「手白澤温泉」という4軒の温泉宿が営業している。うち2軒の宿が宿泊者の送迎をしており、手白澤温泉を除く3軒は日帰り入浴も可能だ。
2024年に、この4軒のうちのひとつである「八丁の湯」さんに、食事付きで1泊する機会を得た。今日はそのときのお話だ。
お宿までの道のり
女夫渕温泉駐車場までは、車で向かった。くねくねとした長い林道をドライブして、ようやく到着。車を停めて、お宿のバスを待つ。
お宿の送迎バスは、時刻どおりにやってきた。

たくさんのお客さんを乗せて、ブナの林を抜け、お宿へと向かう。


外観
お宿が近づいてきた。


ログハウスが見えてきた。


玄関へのアプローチも、緑の木々で覆われていた。

以下は翌朝撮った写真。


お宿の前には、広々とした自然のテラスが広がっている。自然木を使ったベンチも設置されている。



館内
こちらが、お宿の館内地図。


こちらのお宿には、2つのタイプのお部屋がある。ひとつは、昔ながらの趣の和室。もうひとつは、二代目がカナダから輸入した木材で平成元年頃に建築したというログハウスだ。
私はこの日、後述のとおり、ログハウスに宿泊し、食事はレストハウスでいただいた。
レストハウスも、ログハウス調だった。木のぬくもりと手造り感のあふれる、とても居心地の良い空間だった。



そしてこちらが、玄関エリア。

この日私が泊まったログハウスエリアへは、長い廊下を進んでゆく。




客室
ログハウスに泊まるのは、おそらく人生で初めてのことだ。わくわくしながら、客室に向かった。

客室は、13号室。館内図を見る限り、おそらくこちらのお宿で一番広いお部屋ではないかと思う。

中に入ると・・・。そこは、大きく美しい木材をふんだんに使った、夢のような空間だった!

リビングエリア。

ベッドルームエリア。

ベッドルームエリアには、なんと、ロフトがついている!

急なハシゴを上って、上へ。

ロフト。絶妙な広さ。秘密基地のようで、楽しい!

ロフトからは、リビングとベッドルームの様子が見下ろせる。

トイレと洗面。小さな山小屋のような、居心地の良い空間だ。

そして、広いテラスが付いている。プライベート感満載の、とても素敵なお部屋だった。

温泉
さて、次は、温泉をご紹介しよう。こちらのお宿には、6つのお風呂がある。混浴露天が3つ、女性用露天が1つ、男女別の内湯がひとつずつだ。

私は、男性用内湯を除いた5つのお風呂に入った。なお、こちらの混浴のお風呂は、湯浴みの着用がオーケーだ。
ところで、こちらのお宿では、女性用の湯浴み着を販売していた。私もこの日、1着購入し、それを着用して混浴露天風呂に入浴した。ワンピースタイプで、丈夫ですぐ乾くので、使い勝手が良かった。その後も現在まで愛用している。
滝見露天風呂(女性専用)
まずは、女性専用の露天風呂へ。十分な広さがあった。


滝見の湯(混浴)
次は、混浴の滝見の湯へ。こちらへは、さきほどの女性専用の露天風呂に設置された女性専用の脱衣所から、直接アクセスできた。

こちらの湯船からは、滝が見える。そして滝のそばに、テラスのようなものが見える。あれが、石楠花の湯だ。


雪見の湯(混浴)
滝見の湯からは、直接、雪見の湯へ移動できる。歩いてすぐの場所だ。


石楠花の湯
そして、雪見の湯のすぐそばに、上り階段がある。そこを上がると、石楠花の湯だ。

階段の先、とても高い場所にある。この秘湯感がたまらない!


ここから下を見下ろすと、さきほど入浴したばかりの、滝見の湯が見えた。

女性専用内湯
内湯も、広々とした造り。大きな窓からは外の緑がよく見えて、清々しい。

温泉分析書
こちらが、温泉分析書。泉質は、単純温泉。無色透明で、適温。ほのかに硫黄の香りがした。細かな白い湯花も見られた。優しい肌触りで、いつまでも浸かっていられそうな上質のお湯だった。

食事
昼食
こちらのお宿では、チェックイン前にランチをいただいた(別料金)。送迎車での到着がお昼頃だったため、ランチを食べていなかったゲストのために、送迎車の中で、ランチのオーダーを聞いてくれた。
カレー、鍋焼きうどん、ピザといったメニューがあるなか、私は鍋焼きうどんをオーダー。具沢山の本格的なうどんで、ごはんもついていた。お味も良かった。

夕食
夕食は、レストハウスでいただく。
レストハウスに入ると、岩魚を炭火で焼いている様子が目に入った。

広々とした空間にテーブルがセットされている。

席に着くと、大きな笹の葉が目に入った。

笹の葉の下には、繊細な小鉢がセッティングされていた。お洒落だ!

前菜は、「蓬豆腐と湯葉の中華餡がけ」「アスパラ山椒煮」「ヤシオマスのタルタル」「空豆のフラン」。どれも手が込んでいた。
そして、紙鍋は、日光の銘柄豚「日光HIMITSU豚」のしゃぶしゃぶ。

これらをいただいているうちに、岩魚の塩焼きが出来上がった。

煮物は、鳥団子、小蕪、ペコロス(小さな玉ねぎ)。

天ぷらは、かき揚げ。

鍋物は、蝦夷鹿のステーキ。ご飯は、栃木県産コシヒカリ。

デザートは、森林の牧場バニラアイス。

地元の食材をふんだんに使った、お味もプレゼンテーションも素晴らしい夕食コースだった。
朝食
朝食も、レストハウスでいただく。体に優しい和食が嬉しい。


この1泊2日で、とても贅沢で豊かな時間を過ごすことができた。
とにかくお洒落なログハウス13号室に泊まれたこと、5つのお風呂で極上のお湯を満喫できたこと、素敵なレストハウスで絶品のお料理をいただけたこと、すべてにおいて大満足だった。
オーナーのセンスの良さ、地元の食材や調理法へのこだわり、細かな配慮の行き届いたおもてなしなどに、感動しっぱなしだった。
叶うならば、これからも、何度も再訪したいものだ。とりわけ同じ13号室のログハウスに泊まることができれば最高だ。
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらのお宿の公式サイトは、こちら。
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