【英語】exit interview
今日ご紹介するビジネス英語は、「exit interview」というフレーズ。読みは、「イグジット・インタビュー」。日本語では「退職者面談」などと呼ばれる。
これは、会社を退職することが決まった従業員に対して、会社が行う面談のことだ。
この「exit interview」の主な目的は、退職する従業員から退職理由を聞くことと、当該従業員からのフィードバックを得て、会社に改善点や問題点がないかを洗い出すことだ。
もしかすると、当該従業員は、会社や上司などに対して不満を持っており、それが退職の原因となったのかもしれない。企業風土や上司の資質に問題があったり、深刻な場合には、ハラスメントとか、コンプライアンス違反の隠蔽といった事情が隠れていたりするかもしれない。あるいは、従業員が明るい将来を描けるキャリアパスを、会社が用意できていなかったのかもしれない。
退職が決まった従業員は、どうせ近いうちに会社を辞めるのだから、もはや、上司や上層部に忖度する必要もない。言いにくいことも、これからずっと勤務を続ける従業員よりも、ずっと自由に発言しやすい立場にある。そのため、退職する従業員との「exit interview」では、退職する従業員が、不満に思っていた点を率直に語ってくれることが多い。その結果、通常はなかなか発覚しづらい、組織の問題点や要改善点が浮き彫りになることがある。
私の勤めた複数の外資系企業では、従業員の退職が決まったら、人事部が「exit interview」を設定して、実施していた。私自身も、転職の際に、人事部から「exit interview」を受けたことが、何度かある。
質問されたのは、「退職を決意した理由は何だったのか」「会社に不満があったのか」「会社が改善したほうが良い点はあるか」などの問いだった。どこの職場でも、不満に思うことは、少しはある。そういうことに関しては、普段はなかなか言い出しにくいものだが、もうすぐ辞めるとなると、会社に居づらくなるかもしれないといった心配も無用だ。転職後の会社がより良くなってほしいという願いから、私の思う改善点を素直に共有できた。
また、私の部下たちが退職し、人事部が彼らに「exit interview」を行ったこともあった。その際も、いつも、大変貴重なフィードバックをもらった。実際に、退職者の意見を踏まえて、改善アクションに結び付けた。
退職を決めた従業員は、会社を退職するという重大な決断をしただけあって、会社や上司、同僚たちの良いところも悪いところもよく分かっている。会社が提供できそうなキャリアの機会にも、とても敏感だ。会社を去るか留まるかを比較検討して熟慮した従業員のフィードバックは、まさに、改善機会の宝庫だ。
もし、会社の経営者や管理者の方で、退職者に対して「exit interview」を行っていないという方には、ぜひ導入をお勧めしたい。
また、退職する予定の会社から「exit interview」を設定された従業員の方には、どうか、退職後の会社がよりよくなるよう、協力してあげてほしい。せっかく縁あって働いた会社なのだし、退職後も、会社やその従業員の方々と、どこでどうまたご縁がつながるか分からないのだから。
ご参考になれば幸いです!
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