【読書録】『ドバドバ温泉 ドバイブル』岩本薫&ひなびた温泉研究員
今日ご紹介する本は、温泉紹介ガイドブック『ドバドバ温泉 ドバイブル』(2025年1月、みらいパブリッシング)。著者は、岩本薫&ひなびた温泉研究員。
本書の著者である岩本薫氏は、本業はコピーライターだが、「ひなびた温泉研究所」の所長(ショチョー)でもある。日本全国のマニアックな温泉を巡り、温泉に関する著書も多数出版している、かなりの温泉通だ。
そして、本書は、同氏と、同氏の運営する「ひなびた温泉研究所」の研究員が執筆したものだ。
この「ひなびた温泉研究所」とは、日本のひなびた温泉を盛り上げるためのコミュニティだという。研究員になるには、温泉に関する検定試験に合格しなければならず、入所費(¥7,950)も必要だ。このようなハードルを超えて同研究所に入所した研究員の皆さんは、かなりの温泉マニアに違いない。
同研究所は、過去に『日本百ひな泉』と『真夏の温泉』という2冊の温泉本を執筆していている。それぞれ、ひなびた温泉と、真夏に入るに適したぬるい温泉を集めた、かなりマニアックな本だ。いずれも私の愛読書であり、将来入ってみたい温泉を探すための、貴重な参考資料となっている。
本書『ドバドバ温泉 ドバイブル』は、同研究所の手がける3冊目の温泉本だ。テーマは、その名のとおり「ドバドバ温泉」、つまり、温泉湧出量がすさまじく多い温泉だ。それらを100湯、集めて紹介している。その100湯は、同研究所の500人超の研究員たちの投票によって選ばれたという。この100湯の紹介文を、岩本氏のほか、研究員たちが分担して執筆したものだ。
私は、この本が出版されるや否や、すぐにポチって購入した。本書のテーマである「ドバドバ」度、つまり、温泉の湧出量は、温泉愛好家が最も重視するポイントのひとつだ。源泉の湯量が豊富な温泉は、湯船が新鮮な源泉で常に満たされるため、循環や消毒をさせる必要が少なく、お湯をピュアな状態で楽しめる確率が高い。そんなハイレベルの温泉ばかりを収録した本ならば、温泉愛好家として、チェックしないわけにはいくまい。
本書を手にとり、収録された100湯のラインナップを見て、驚いた。
おお、これは・・・。
かなり、マニアックだ・・・。
私も今まで、相当、色々な温泉本で温泉を調べ、数百もの温泉に実際に足を運んできた。しかし、名前は知っていたが未訪の温泉はもちろん、今まで名前すら知らなかった温泉も、多数収録されていた。
そのうえ、ひとつひとつの温泉の紹介が、とても分かりやすかった。研究員の皆さんの撮影した写真や執筆した文章も、それぞれの温泉の特徴をとてもよく捉えていた。ガイドブックとして参考になるし、執筆者の皆さんの強い温泉愛をひしひしと感じ、読んでいてワクワクした。
日本には、宝物のような温泉が、全国津々浦々に存在している。この本に載っているような温泉が、それぞれできるだけ長く存続していただけるよう、この100湯の踏破(湯破?)を目指して、温泉巡りを続けていきたいと思う。
ご参考になれば幸いです!
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