【温泉】別所温泉「石湯」(長野県上田市)
今日ご紹介する温泉は、長野県上田市の別所温泉の公衆浴場「石湯」。2022年にこちらで日帰り入浴をしたときのお話だ。
別所温泉は、信州最古の歴史ある温泉だ。日本武尊の東征の折に発見されたとか、清少納言の『枕草子』に書かれている「七久里の湯」が起源ではないかなどの説があるそうだ。そして、歴史ファンの間では、戦国時代の真田家ゆかりの温泉地としても知られている。
別所温泉の公式サイトには、以下の記述がある。
【真田幸村隠しの湯】
大河小説「真田太平記」には、別所の湯がしばしば登場する。
物語の仲で重要な位置を占める向井佐平次が真田幸村と初めて逢うのも、その幸村が女忍者お江(こう)と結ばれるのも別所の岩の間から湧きだす温泉の白い湯気の中だった。
そして、関ヶ原の合戦には真田の忍者草の者達が、別所の里に身を潜めて上田城に篭城する昌幸親子をじっと見守るのである。
別所の湯、それは真田氏にとって大切な隠し湯だった。
今も豊かに岩の間から湧きだす温泉、石湯。 その前に建つ「真田幸村公隠しの湯」の票石は真田太平記の作者、池波正太郎氏の筆である。
『真田太平記』は、池波正太郎先生の壮大なスケールの歴史小説だ。戦国時代の乱世を生き抜いた真田一族と、真田家に仕える忍者たちの繰り広げる波乱万丈の物語だ。
私は、この作品の大ファンで、2022年に、この作品の読書録を記事にした。若い頃には、真田幸村と女忍者のお江の入浴シーンを、ドキドキしながら読んだものだ。
こちらの施設は、別所温泉街の一角に位置する。堂々たる外観。

「真田幸村公 隠しの湯」の票石。池波正太郎の筆によるものだ。

『真田太平記』のストーリーが掲示されていた。

浴場は、その名の通り、野趣あふれる石造りだった。

これが、真田幸村がお江と一緒に入った湯だと思うと、テンションが上がる!
わくわくしながら入ってみると…。
うわっ、熱っっ!
温度が、かなり高めだ。覚悟を決めて、そろそろと、少しずつ体を湯に沈めていく。全身に熱い湯がじわじわと浸透し、身も心もシャキッとする。無色透明で、クセのないお湯。お湯から上がっても、いつまでも長い間体がぽかぽかしていた。
こちらが、温泉分析書。源泉は、「別所温泉財産区」の4号源泉。泉質は、アルカリ性単純硫黄温泉。泉温は50.6度。PH値は8.7。

また、「温泉利用の注意」には、湯使いの記載があった。残念ながら、源泉かけ流しではなく、加水あり、循環ろ過あり、塩素系薬剤の使用ありということだった。

真田の里に古くから伝わる、別所温泉の石湯。『真田太平記』で何度も印象的なシーンとして登場するこの温泉は、真田ファン、池波ファンにとっての聖地だろう。ここに来ることができ、この湯に浸かることができて、感無量だった。
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらの施設が掲載されている別所温泉の公式サイトはこちら。
こちらの施設が掲載されている別所温泉財産区の公式サイトはこちら。
この温泉が登場する『真田太平記』については、以下の記事をどうぞ!
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