【温泉】十勝岳温泉「湯元 凌雲閣」(北海道上富良野町)
今日ご紹介する温泉は、北海道上富良野町にある十勝岳温泉のお宿「湯元 凌雲閣」さん。
大雪国立公園の大自然に囲まれたロケーションにあり、その標高は1280m。北海道で最も高地にある温泉宿だという。2種類の源泉をかけ流しで提供していることで、温泉ファンの間では人気のお宿だ。日本秘湯を守る会の会員宿でもある。
2024年夏に、こちらに素泊まりで宿泊したときのお話だ。
外観
こちらが、お宿の外観。


玄関前には、鹿の剥製。

テラスからは、絶景が見下ろせる。


館内
ロビーには、大木で作られた家具が設置され、あたたかい雰囲気だ。


熊の剥製もあった。


畳敷きの休憩エリア。


共同のトイレと洗面所。清潔に保たれている。

なお、こちらのお宿には食堂もある。私は素泊まりプランにしたため利用しなかったが、夕食や朝食付きのプランを選ぶこともできる。
客室
この日の私の客室は、2階にあった。

トイレや洗面はなく、ドアを開けるとすぐに畳の部屋。手前にベッドが設置されていた。

冷蔵庫、扇風機、ポットなど、必要なものは揃っている。


客室の窓からは、登山口の駐車場が見える。こちらは、チェックイン直後の16:00頃の写真。

そしてこちらは、翌朝7:00の写真。登山客が続々と訪れていた。

温泉
こちらのお宿には「大岩の湯」「小岩の湯」という2つの浴場があり、男女交代制となっている。そして、どちらの浴場でも、透明の「酸性の湯」と、オレンジ色の「鉄の湯」の2種類の源泉をかけ流しで楽しむことができる。
小岩の湯
まずは、チェックイン直後の時間帯に女湯だった「小岩の湯」へ行ってみた。

こちらが、内湯。


次の写真の右側の岩のある湯船は、こってりした赤茶色の「鉄の湯」。左側の小さな湯船は、「酸性の湯」。

「鉄の湯」の先には、小さなドアがあった。

そのドアを開けると、巨岩が現れた。この巨岩の先の広いエリアに、「鉄の湯」が満たされている。

露天風呂だ。目の前は、山。なんという清々しい景色だろう。山の緑とオレンジ色のお湯のコントラストが、珍しい。

振り返ると、巨岩の下に空洞が見えた。

巨岩の下のスペースには、人が入れるのか?

入ってみた。まるで洞窟のようだ。なんとも不思議で神秘的な空間だった。

大岩の湯
男女交代後に、「大岩の湯」へも行ってみた。

浴場に入って、度肝を抜かれた。たしかに、その名のとおり、「大岩」が浴場内に鎮座している。この岩は、こちらのお宿が建設される以前からここにあったということだ。


大岩の手前には、「酸性の湯」。

大岩の奥には、「鉄の湯」。

そして、こちらの浴場にも、露天風呂エリアがあった。

こちらも、広い。そして、建物側と、山側の2つのセクションに分かれている。そして、お湯の色が違っている。


とても開放的で、山の姿もよく見えた。

析出物もすごい。

地面は鉄分で変色していた。

温泉分析書など
こちらが、2つの源泉の温泉分析書。

そして、2つの源泉についての詳しい説明書きもあった。
まずは「酸性の湯」。源泉名は、凌雲閣1号井。泉質は、酸性・含鉄(Ⅱ)-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩温泉。創設者が昭和35年に発見し、人力で掘削したそうだ。PH値は2.3で、強酸性だ。泉温は32.1度と低い。加温・加水なしの源泉かけ流し。

そして「鉄の湯」。源泉名は、凌雲閣2号井。二代目がボーリングして掘り当てた源泉だそうだ。泉質は、含鉄(Ⅱ)-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉。PH値は6.3。泉温は51.1度。加温・加水なしの源泉かけ流し。

十勝岳連峰中腹の大自然のど真ん中で、2種類の個性的な源泉を、パーフェクトなかけ流しで味わえる。昔から存在する巨岩も、露天風呂から眺められる雄大な山々のパノラマも、こちらの浴場を特別なものにしている。この唯一無二の素晴らしい楽園に、是非とも再訪したいと願っている。
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらのお宿の公式サイトは、こちら。
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