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【温泉】三斗小屋温泉「大黒屋」(栃木県那須塩原市)

今日ご紹介する温泉は、栃木県那須塩原市の三斗小屋温泉「大黒屋」さん。

三斗小屋温泉は、奥那須の那須連山に囲まれた、標高約1460メートルの山奥にある。ロープ―ウェイを降りてから、少なくとも約2時間の山登りをしなければ、辿りつけない。まさに秘湯だ。

この三斗小屋温泉には、今回ご紹介する「大黒屋」さんと、もう1軒の「煙草屋」さんという2軒の宿があるだけだ。場所柄、いずれのお宿も、いわゆる山小屋だ。2食付きで宿泊でき、温泉もついているため、那須岳の登山者に大変人気がある。

2023年の夏のこと。ガチの山ガールの友人たちが、東京から1泊2日で、こちらのお宿に泊まる那須岳登山の旅に誘ってくれた。それまでの私の登山経験といえば、2021年に初めて富士山に登っただけだった。百戦錬磨の山ガールたちについていけるか、やや不安だったが、こちらの温泉にはとても興味があったので、行ってみることにした。

1日目。那須ロープ―ウェイを降りて、登山を開始する。あいにくの曇天で、ガスも出ている。

荒々しい山肌を見ながら、歩き続ける。

途中で、湧き水を飲んだ。

2時間ほどの歩行の末、三斗小屋温泉が見えてきた!

まず見えてきたのは、「煙草屋旅館」さん。渋い山小屋だ。

煙草屋さんを過ぎて、さらに進むと、今晩のお宿「大黒屋」さんが見えてきた。


外観

本館と別館の2棟があり、廊下でつながっている。

本館へ入って、チェックイン。

館内

あたたかい雰囲気のロビー。

お酒もいただくことができる。

館内を進む。昔ながらの佇まいが素敵だ。

洗面所。

トイレは、和式だが、とてもきれいだ。

私たちの部屋は、2階にあった。

素朴な和室。こんな山奥なのに、快適な空間だ。

温泉

重いリュックを下ろして一息ついたら、お待ちかねの温泉タイムだ。

こちらのお宿には、お風呂は2つある。大風呂と岩風呂だ。お風呂は男女交代制となっていて、原則として1時間ごと(夜8時からは30分毎)に男女が入れ替わるシステムだ。嬉しいことに、いずれも源泉かけ流し。なお、山の中なので、シャンプーや石鹸は使用不可。

岩風呂

まずは、このとき女性タイムだった岩風呂へ。

こぢんまりとした、素朴な岩風呂。3人でいっぱいになってしまうが、山ガールたちは皆、マナーが良い。お互いに譲り合って利用する。

入ってみると、無色透明の優しいお湯。温度はややぬるめだが、暑い日だったので、ちょうどよい。山歩きで疲れた身体が、じんわりとほれていくのが分かる。

こちらが、岩風呂の温泉分析書。源泉名は、3号源泉。泉質は、単純温泉。泉温は41.8度。PH値は6.5。

大風呂

そして、男女交替になってから、大風呂へも行ってみた。

浴場へと進むと・・・。

そこには、ヒノキ造りの浴槽が鎮座していた。美しい・・・!

明るい窓からは、豊かな緑が眺められる。

源泉も絶え間なく投入されている。

入ってみると、岩風呂よりも、お湯が熱い。2つのセクションに分かれていて、源泉投入口のあるほうは、かなり熱いが、もうひとつのほうは、少し温度が下がり、適温になっている。

ご一緒した山ガールたちと、2つのセクションを行ったり来たりして、ゆっくりとお湯を楽しんだ。窓の外に広がる一面の山の緑と、湯屋内の黒光りする木材を眺めながら、極上の湯に身をゆだねる・・・。まさに、至福のひとときだった。

こちらが、大風呂の温泉分析書。源泉名は、1号源泉。上述の岩風呂とは別の源泉だ。泉質は、こちらも単純温泉。泉温は、51.6度。PH値は6.8。

食事

夕食

夕食はお部屋にお膳を運んでいただくスタイル。登山に必要なカロリーが摂れるメニューだ。素朴だが、お味は美味しい。

朝食

朝食も、お部屋で。シンプルだが、山小屋の食事としては十分だ。

おまけ(那須岳縦走)

チェックアウト後は、那須岳縦走へ。同行者の山ガール隊長が立てたプランは、この日1日で、三本槍岳(標高1917メートル)、朝日岳(1896メートル)、茶臼岳(1915メートル)を制覇するというものだ。

お天気は、昨日とは打って変わっての快晴。

お宿を背にして、登山道を登ってゆく。

山腹に、ものすごいガスが噴出している場所があった。

私にとっては、かなり本格的な登山。疲れを感じつつも、パノラミックな壮大な山々の景色に目を奪われる。

まずは、三本槍岳山頂に到着!

頂上からの眺めを満喫したら、次は朝日岳へ向かう。

途中でお昼時になり、もぐもぐタイムを取る。大黒屋さんでオーダーしたおおにぎりの包みを開く。

おにぎり2つと、銀紙に入った佃煮。シンプルだが、何よりのごちそうだ!

無事に、朝日岳山頂にも到着。この頃には結構、バテ気味になっていた。

ここから、同行のガチ山ガールたちに励まされながら、だましだまし歩き続けた。そして、ついに、茶臼岳山頂も制覇!

こちらが、那須岳の登山案内図。こんなにたくさんの登山ルートがあるとは。以前ご紹介した「北温泉」からのルートもあるようだ。

三斗小屋温泉の説明書きもあった。

登山でしか辿りつけない温泉宿に泊まったのは、このときが初めてだった。昔富士山に1度登ったくらいしか山登り経験のなかった私にとっては、なかなかハードな道のりだった。でも、その分、三斗小屋温泉に到着したときの喜びは格別だった。

山ガールたちによると、山登りでしか行くことのできない温泉は、まだまだ日本にたくさんあるという。体力と相談しながら、そういう温泉にチャレンジしてみようかな・・・。

いいお湯でした。お世話になりました!

こちらのお宿の公式サイトは、こちら。

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