【英語】TOB
今日ご紹介するビジネス英語は、「TOB」。読みは「ティー・オー・ビー」。
これは「Takeover Bid」(テイクオーバー・ビッド)の略で、M&Aの文脈では「株式公開買付け」を意味する。
日本でも金融・M&Aのニュースで頻繁に登場する言葉であり、「〇〇社が△△社にTOBを実施」といった形で使われることが多い。
簡単に言えば、ある会社の株式を、市場外で、一定期間・一定価格で広く買い集める手法である。上場会社の経営権取得や子会社化などを目的として行われるケースが典型的だ。
英語圏では、「launch a takeover bid」や 「make a bid for the company」のような表現が使われることが多い。一方、日本では略語の「TOB」がそのまま定着しており、英語圏以上に一般化している印象すらある。
例えば、次のように使われる。
“The company announced a TOB for its subsidiary.”
(同社は子会社に対するTOBを発表した。)
“The management opposed the hostile TOB.”
(経営陣は敵対的TOBに反対した。)
“The bidder raised the TOB price.”
(買付者はTOB価格を引き上げた。)
実務上のポイントとしては、日本語の「TOB」は、かなり広く通じる業界用語になっている一方、海外相手には必ずしも略語だけでは通じない場合がある点だ。英語で正式に説明する際には、「tender offer」や「takeover bid」を使い分ける必要がある。
また、日本ではTOBという言葉に、どこか「買収劇」や「攻防戦」といったニュース性の強いイメージが伴うことも多い。しかし本来は、上場会社の株式取得に関する制度・手法の名称であり、友好的買収でも日常的に用いられている。
法務・財務・IRなどに関わる方であれば、新聞用語としてだけでなく、英語でどのように説明されるかまで押さえておきたい表現である。
ご参考になれば幸いです!
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