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【温泉】山口温泉(山梨県甲斐市)

今日ご紹介する温泉は、山梨県甲斐市にある日帰り入浴施設「山口温泉」さん。2022年に、こちらを訪問したときのお話だ。

こちらの温泉は、山口さんという方の経営する私設の温泉だ。昔、ぶどう農家であった山口さんが、ぶどう栽培は儲からないからと自宅の庭をボーリングしたところ、温泉を掘り当てたということだ。

場所は、ごく普通の住宅地のど真ん中にある。車でなければアクセスは困難で、周囲の道路には道幅が細い箇所もあった。

こちらが、外観。建物の前には、たくさんの乗用車が停まっている。

こちらが、入口。

入口前には、案内板があった。源泉かけ流しであること、ぬる湯であること、大人限定であることの説明があった。

料金(大人600円、2022年時)を支払って、館内へ。

館内にも、温泉についての説明書きがあった。湯量が多いこと、すべての湯口で飲用できること、ペットボトルで温泉を持ち帰ることができることなどが記載されていた。

お湯に相当の自信があるようだ。これは期待できる!

わくわくしながら、女湯の脱衣所に向かうと、先客は誰もいなかった。

脱衣所には2つの入口があり、上の写真の左手が内湯入口、右手が露天風呂入口となっている。

まずは、内湯へ行ってみよう。岩を使用した広めの湯船が鎮座している。10名くらいは余裕で同時に入れそうだ。

湯口からは、ざばざばと源泉が投入されている。ものすごい量だ!

身体を洗って、早速、浸かってみる。

おお、これは! なんという心地のよいぬる湯!

お湯の色は、やや黄味を帯びている。そして、驚いたことに、あっという間に、全身が無数の細かい泡に包まれた。ものすごい泡付きだ。湯の中で肌をさすると、おもしろいように、気泡がプチプチと弾ける。湯口周辺は、気泡で真っ白になっていた。口に含んでみると、炭酸味と、少しだけ鉄錆のような風味がした。

あまりにも気持ち良い不感温度と泡付きで、思わず、眠くなってしまった。何時間でも浸かっていられそうだ。

次に、露天風呂に行ってみることにする。いったん脱衣所に戻り、別の扉から露天風呂へ。

こちらも、広い。そして、ざばざばと源泉がかけ流されている!

こちらも、内湯と同じく、豊かな泡付きが感じられた。外気に触れているため、温度は内湯よりもさらにぬるい。冬だと少し寒いかもしれないが、この日は暑い日だったので、完璧なコンディションだった。気持ちよすぎて、まどろんでしまう。

こちらが、温泉分析書(平成21年のもの)。泉質は、単純温泉。泉温は36.2度。湧出量は、毎分439リットル。PH値は7.7。

壁には、昭和61年の温泉分析書が掲示されていた。このときの泉質名は、ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉だったようだ。

なお、こちらの温泉は、純温泉協会さんから「純温泉A」の認定を受けている。加温、加水、循環ろ過、塩素使用、添加すべて無しの、パーフェクトな湯使いなのだ。

泡つき抜群のお湯が、完璧な湯使いで、ドバドバと惜しみなくかけ流されている。こんな奇跡の温泉が、目立たない住宅街の中にあるとは。知る人ぞ知る、隠れた名湯だ。

この日の入浴客は多く、特に、遠方から他県ナンバーの車ではるばるやってきた温泉マニアの方が多いようだった。何名かと言葉を交わしたが、皆さんマナーが良く、心から温泉を愛している方々だった。

アクセスは不便だが、わざわざこのために再訪したい場所だ。特に夏場には、時間をたっぷり取って、アワアワになりながら、ぬる湯での長湯を心行くまで楽しめたらいいなあ。

いいお湯でした。お世話になりました!

こちらの施設についての純温泉協会さんのページはこちら。

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