【英語】acting
今日ご紹介するビジネス英語は、「acting」という形容詞。読みは、「アクティング」。
和訳は、「仮の」「暫定の」「代理の」「代行の」などとなる。意味としては、組織の中で、正式に任命されてはいないものの、誰かがその役職の職務を一時的に担っていることを示す表現だ。
用例を見てみよう。
"He is currently serving as Acting CEO."
(彼は現在、暫定CEOを務めています。)
"While the position is vacant, Tom will serve as Acting Head of Operations."
(ポジションが空いている間、トムが業務オペレーション責任者代行を務めます。)
"He is leading the team on an acting basis."
(彼は代行としてそのチームを率いています。)
外資系企業では、転職に抵抗のない人が多く、人の出入りがかなり激しい。そのため、ある役職についている人が、予期せぬ時期に退職をすることも多い。そして、そのような場合に、次の適任者を配置するまでに、空白期間が生まれることも、とても多い。
そんなときには、一時的にその空白を埋めるため、暫定的な職務代行者が設定される。そのことを関係者に周知するために、「acting」という表現を用いた人事アナウンスが行われる。
この「acting」の職務代行者が職務を遂行している間に、会社経営陣や人事部は、正式な後任者を誰にするかを精査し、決定する。外部から人材を招聘する場合もあるし、同じ部署から昇格させたり、他部署から公募したりする場合もある。
精査の結果、別の人がその役職に正式に任命されれば、その「acting」の職務代行者は、通常、以前の役割に戻る。しかし、精査の結果、「acting」の職務代行者が、最も適任であると判断されれば、「acting」という形容詞が外れて、正式にその役職に就任することになることもある。
社内で「acting」という人事アナウンスがなされると、社員たちの注目を引く。会社が「acting」の暫定代行者を置くということは、その役職にふさわしい実力者は、社内には(少なくとも、現時点では)いない、というメッセージにほかならないからだ。そのポジションを巡っての競争が、これから始まる、という訳だから、社員たちにとって格好のゴシップのネタとなる。「acting」に指定された当事者としては、好奇の目にさらされ、落ち着かない日々を送ることになるかもしれない。
ご参考になれば幸いです!
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