【英語】cash cow
今日ご紹介するビジネス英語は、"cash cow" というフレーズ。読みは「キャッシュ・カウ」。
直訳すると「現金を生み出す牛」。ビジネスの文脈では、「安定的に利益やキャッシュフローを生み出す事業や製品」を意味する。
もともとは、牛が継続的にミルクを生み出すことになぞらえた表現である。大きな追加投資を必要とせず、長年にわたり安定した収益をもたらしてくれる事業を指して使われる。こうした事業は、企業全体の利益や投資原資を支える重要な存在とされる。
例えば、次のように使われる。
“This product has been a cash cow for the company for many years.”
(この製品は長年にわたり、同社の収益源となっている。)
“The mature business continues to serve as a cash cow.”
(その成熟事業は引き続き安定した収益源となっている。)
“The company uses cash generated by its cash cow businesses to invest in new growth areas.”
(同社は、キャッシュ・カウ事業が生み出す資金を新たな成長分野への投資に充てている。)
経営会議や事業ポートフォリオの議論では、「どの事業が将来の成長を担うのか」と同時に、「どの事業が現在の収益を支えているのか」が重要なテーマとなる。その際に登場するのが cash cow という概念である。
なお、急成長している新規事業は、利益が出ていても、多額の投資を必要としている場合がある。そのような事業は通常、cash cowとは呼ばれない。
そして、どれほど優れたcash cowであっても、市場環境の変化によって永遠に収益を生み続けられるとは限らない。多くの企業が、既存のcash cowを守りながら、次のcash cowとなる事業を育成しようとしている。
なお、この cash cow という表現は、やや口語的で比喩的な響きを持つ。経営会議や事業戦略の議論ではよく使われる一方、フォーマルな文書では必ずしも好まれる表現ではない。使う相手や場面には留意したい。
ご参考になれば幸いです!
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