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【英語】elephant in the room

今日ご紹介するビジネス英語は、「elephant in the room」というフレーズ。読みは、「エレファント・イン・ザ・ルーム」。

このフレーズを直訳すると、皆さんお分かりのように、「部屋の中の象」となる。

しかし、ビジネス英語の文脈でこのフレーズを用いる場合、その意味は、

その場にいる誰もが気づいているにもかかわらず、あえて触れられていない重大な問題

となる。

象が部屋にいれば、見落とすことはまずない。それでも誰も言及しないという状況の不自然さを、比喩にした言い回しだ。

ビジネスの場面では、皆が理解しているが、口に出しにくい問題に言及する場合によく用いられる。たとえば、業績悪化や、組織内の対立、意思決定者の判断ミス、失敗が明らかなプロジェクト、などが挙げられる。

明白で、しかも重いトピックだが、空気がそれを封じている。そうした状況で、その問題に切り込むときに、この表現を使うことがある。

例文を見てみよう。

"Before we move on, we need to address the elephant in the room — our declining revenue."
(先に進む前に、売上減少という避けて通れない問題に触れる必要がある。)

The elephant in the room is the growing tension within the leadership team.
問題は、経営陣内部の緊張が高まっていることだ。)

"Let me address the elephant in the room."
あえて本題に触れます。)

上記の例にあるように、このフレーズを用いる場合には、特定の問題を指すことから、「the elephant in the room」と定冠詞「the」を用いることが多い。

なお、この表現は、ニュアンスがとても重要だ。単に問題を指摘するだけではなく、皆が避けている話題に、あえて触れる、という宣言をすることになる。だからこそ、使う場合には、一定の覚悟が求められそうだ。うまく使えば議論を前進させるが、状況を誤れば場を硬直させることもあるだろう。

日本人にはまだ馴染みの薄い表現だろう。しかし、会議でこの言葉が使われたとき、それは議論が核心に踏み込む合図かもしれない。そんなときは、緊張感を持って臨みたい。

ご参考になれば幸いです!

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