【温泉】湯田川温泉「正面湯」(山形県鶴岡市)
今日ご紹介する温泉は、山形県鶴岡市の湯田川温泉の共同浴場「正面湯」。
湯田川温泉は、開湯1300年もの歴史を誇る小さな温泉地だ。西暦712年に、温泉で傷を癒やしている白鷺をみつけたのが始まりだということだ。環境省の「国民温泉保養地」の認定も受けている。
こちらの温泉地には、旅館のほかに共同浴場がふたつあるが、この「正面湯」はそのうちのひとつだ。
こちらが、外観。和を感じさせる佇まい。


外壁の掲示には、「天然かけ流し」温泉であることの説明があった。全国でも屈指の新湯注入率だという。温泉供給量について、山形県内の他の温泉地(温海、東根、赤湯など)と比較されていた。

中に入ってみよう。


こちらは、無人管理で、ドアはオートロックで開く。壁には訪問客向けの利用方法が掲示されていた。

湯田川温泉に宿泊すれば、旅館の方が鍵でドアを開けてくれる。宿泊客以外の訪問客は、すぐ近くの「船見商店」というお店で入湯料を支払って、ドアを開けてもらうのだ。
男女別のドアを開けると、シンプルな脱衣所。その先に、浴場がある。

浴場には、カランのある洗い場と、5人程度が入れそうな湯船がひとつ。

まず目についたのが、その豊富な湯量だ。
湯口からは源泉が絶え間なくザバザバと投入されており、湯船の縁からは、大量のお湯がオーバーフローしている。これは、なんという贅沢!

地元の方々らしき先客がいらっしゃったので、軽く挨拶を交わす。皆さん愛想よく迎えてくださった。
まずは身体を洗う。カランからも温泉が出ているようだ。だが、先客の皆さんは湯船から直接湯を汲んで、身体を洗っている。私も、それに倣った。
そして、いざ、湯船へ。
ふぅ、これは、気持ちいい!
無色透明の、ややトロみのある、柔らかくて優しいお湯。温度は、気温の高い日だったせいか、ばっちり適温だった。加温しないということなので、冬場だと少しぬるく感じるかもしれない。
地元の方々に交じって、ざばざばというお湯の流れる音をBGMに、ゆっくりと極上のお湯を堪能させていただいた。
こちらが温泉分析書。源泉名は、湯田川1号。泉質は、ナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉。Ph値は8.7。源泉温度は42.2度。

大満足の湯浴みだった。温まった身体を少しクールダウンするため、少し温泉街を歩いてみることにした。
「正面湯」の向かいには、足湯があった。

夕暮れ前の温泉街に、少しずつ灯りがともりはじめている。

路地を曲がってみる。

渋い純和風旅館の建物が素敵だ。

その先には鳥居があった。

「長福寺」という、縁起の良さそうな名前のお寺もあった。

静かでのどかな風情の、古き良き佇まいの温泉街。歴史あるこの温泉街で、地元の方が長年にわたって大切に管理し、利用してきた公衆浴場。そんな素敵な空間にお邪魔し、極上の湯浴みをさせていただけて、まさに至福のひとときだった。
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらの施設についての、湯田川温泉観光協会さんのサイトはこちら。
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