【温泉】雲仙温泉「雲仙観光ホテル」(長崎県雲仙市)
今日ご紹介する温泉は、長崎の雲仙温泉のクラシックホテル「雲仙観光ホテル」。
1935年創業の歴史ある名門ホテル。スイスの山小屋を思わせる木造洋館は、外国人避暑客を迎えるために建てられたもので、現在は国の登録有形文化財にも指定されている。
建築美、名湯、上質な食事、そして一流のサービス。そのすべてを味わえるクラシックホテルとして名高く、数々の旅行雑誌でその名を目にしてきた。「死ぬまでに、一度は泊まってみたい」。そんな憧れを、長年抱き続けていた。
そして2025年、ついに念願が叶い、2食付きで1泊する機会を得た。今日はその時のお話だ。
外観
ゲートから、長いアプローチを進む。

一歩一歩進むにつれて、建物が近づいてくる。心が躍り、ワクワク感が高まる!


ようやく、その全貌が姿を現した。堂々としていて、実に美しいシャレー建築!

夜景も美しかった。

館内
玄関
早速、玄関へと進む。期待が高まる。

堂々たるエントランス。まさに名門ホテルの風格。

天井の梁が歴史を感じさせる。

ロビー
クラシックなロビーは堂々たる佇まいで、随所に伝統と風格が漂っていた。

長年にわたり、たくさんの旅人を受け入れてきたレセプション。

ウェルカムドリンクの嬉しいサービスがあった。

磨き込まれた家具や調度品から、老舗の誇りと気品が感じられる。


孫文先生の書もあった。



階段
ロビー中央の階段に、目を奪われた。重厚にして優雅。何という美しさ。思わず、ため息が出る。階段を上がったり降りたりしながら、夢中で写真を撮った。






図書室
このホテルで、私が最も気に入った空間が、この図書室だ。暖かな灯りに包まれたクラシックな空間で静かに本を読む時間は、とても贅沢だった。


窓際のこの小さなスペースが、特に気に入った。緑のバンカーズランプの柔らかな灯りに包まれながら、ゆっくりと読書を楽しんだ。

ビリヤード室
このホテルには、ビリヤード室もあった。私は全くの初心者だったが、同行者と見よう見まねで、夢中になってプレーした。



客室
長い廊下を、ワクワクしながら客室へと進む。

壁紙や照明、ファブリックに至るまで、レトロでクラシックな世界観で統一されている。まさに私の好みど真ん中だった。

バス・トイレエリア。レトロなタイル使いがかわいらしい。

部屋には小さなバルコニーがあった。雲仙の澄んだ空が広がっていて、実に気持ちがいい。

ティーセットも素敵。細かなところにもセンスが行き届いている。

アメニティも、全て素敵!

温泉
温泉は、男女別。それぞれの扉も、壁紙も、クラシックで美しい。


女性浴場のドレッシングルーム。清潔に整えられている。

女性内湯。空間設計が見事。高い天井とアーチ型の窓が印象的な、実にクラシックな空間だ。



ドアのステンドグラスも素敵。

重厚なライオンの湯口。まさにクラシック。

露天風呂が付いているのも嬉しい。こぢんまりとしているが、山の澄んだ空気を味わいながらの湯浴みは、実に気持ちが良い。

お湯は透明だが、硫黄の香りはしっかりとしている。実際に浸かってみると、かなり力強く、パンチのある湯だと感じた。「長湯は禁物よ!」そんなふうに、体が自然と告げてくる。無理はせず、体調と相談しながら短めに切り上げた。
温泉分析書によると、泉質は、酸性・含鉄・よう素ー水素ー硫酸塩泉。かなり珍しい泉質だ。強酸性で、pH値はなんと1.95。泉温は、69.7度。源泉温度が高いため加水はしているものの、しっかりと源泉かけ流しで提供されている。実に素晴らしい湯使いだ。
食事
夕食
お待ちかねの夕食の時間。こちらのホテルでは、ゲストに食事の始まりを知らせるため、今も銅鑼を鳴らしているという。昔ながらの伝統を大切に守り続けているのは、さすが名門ホテルだ。重厚な音が館内に響くと、急にお腹がすいてきた。

重厚で優雅なメインダイニング。高い天井、たくさんの梁、レトロな照明。空間のすべてが見事に調和している。計算された美しさを感じる。


美しく整えられたテーブルを見るだけで、心が弾む。

コース料理が始まった。一皿一皿のプレゼンテーションが実に美しい。地元食材を生かした料理は、季節感にあふれ、味わいも繊細だった。







最後は、デザートワゴンが出てきた。これはもう、完全にノックアウト。女心をわしづかみにされた。

ハーブティーとともに、選んだデザートをいただく。優雅な余韻に浸りながら、素晴らしいディナーを締めくくった。

語彙力が乏しく、ありきたりな言葉しか出てこないが、夢のように素晴らしいディナーだった。
朝食
翌朝は、同じメインダイニングで洋朝食をいただいた。席に案内されると、色鮮やかな冷菜が美しくセットされていた。

スープは温かい状態で、着席してから提供された。

オムレツの美味しさにも感動した。ふわふわで、濃厚。シンプルな料理だからこそ、ホテルの実力がよく分かる。

**********
歴史ある建築美、硫黄の香り漂う名湯、地元食材を生かした上質な食事、そして洗練されたサービス。まるで海外の山岳リゾートで休暇を過ごす貴族になったかのような、優雅で非日常的な時間を味わうことができた。
価格帯は高めで、何度も気軽に訪れるのは難しそうだ。しかし、人生の節目となるような特別な日に、いつか再びこの場所を訪れることができたら・・・。そう願わずにはいられない名宿だった。
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらのホテルの公式サイトは、こちら。
私の温泉系記事へは、以下のリンク集からどうぞ!
いいなと思ったら応援しよう!
サポートをいただきましたら、他のnoterさんへのサポートの原資にしたいと思います。