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【温泉】知内温泉「ユートピア 和楽園」(北海道知内町)

今日ご紹介する温泉は、北海道知内町の温泉施設、知内温泉「ユートピア和楽園」さん。こちらに素泊まりで1泊した時のお話だ。

こちらは、日本秘湯を守る会の会員宿で、800年もの歴史を持つ、北海道最古の温泉だ。複数の自家源泉を有する。


外観

函館から南西方面へ車で約60キロの山の中にある。決してアクセスが良い場所ではないが、駐車場には多くの車が停められていた。お客さんでにぎわっているようだ。

館内・客室

こちらの施設には新館と旧館がある。新館の客室は、トイレや洗面台のある設備の整った一般的な旅館だが、旧館の客室にはトイレや洗面台がなく、湯治やビジネス客用だという。私が宿泊したのは、後者の旧館の客室だ。新館の客室よりも、料金がずいぶんお安かった。

館内図

旧館は1960年代からある建物だということで、昭和レトロな雰囲気が漂っている。

トイレや洗面台のない簡素なお部屋で、お布団敷きもセルフだが、必要なものはすべて揃っている。湯治宿の風情が良い。

客室のすぐ近くのエリアには、洗面所、トイレなど、必要な設備が揃っている。

温泉

こちらには、浴場が3か所ある。源泉の場所で「上の湯」と「下の湯」と呼び分けており、「上の湯」は男女別内湯がひとつずつ、「下の湯」には、男女別内湯と、混浴の露天風呂があるのだ。泉質は、いずれもナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉。いずれも源泉かけ流しで、高温の源泉を加水することなく湯量で適温に調節している。

上の湯(男女別内湯)

上の湯は、旧館からは反対側の新館のエリアにあった。とてもきれいにリノベされていた。

きれいにリノベされた脱衣所で服を脱ぎ、浴場に入ってみた。

すると、もわっとした湯気に包まれた。金気臭が漂っている。そして、周りを石に囲まれた湯船に張られた、黄緑色のお湯が迎えてくれた。

そして、何といっても、床の析出物が、凄かった!

足の裏をケガしないように、細心の注意を払って、湯船まで歩いた。かなり熱いお湯だったので、長く浸かっていることができなかった。上がった後も、ずっと身体がほかほかしていた。

女湯の源泉は、湯の里1号井(乙)

下の湯(男女別内湯)

下の湯は、いつも、地元の日帰り客の方々で混雑していた。そこで、私は夜の時間帯に、こちらに入った。

女湯ののれんをくぐると、小さな脱衣所があった。

昭和4年の試験成績書が掲示されていた。

脱衣所から浴場へ足を踏み入れると、そこは、鄙びの空間だった。湯船が二つに仕切られていた。

床の析出物は、やはり、すごい。

ややウグイス色の濁りがあり、匂いや肌触りは上の湯と似ているように感じた。こちらも熱いお湯だったので、やはり長湯はできなかった。

湯の里4号井(甲)

下の湯(混浴露天風呂)

タイミングを見計らって、施設の外にある混浴露天風呂にも行ってみた。こちらは下の湯(内湯)と同じ源泉を使っているようだ。

露天風呂は、混浴だが、宿泊客は貸切で使うことができた。

館内のドアからは、通路が設けられている。

通路の先に、露天風呂への入り口が現れた!

その先には、簡易なロッカーのある脱衣スぺ―スが。

そしてその先には、小さなお庭と大きな湯船があった。

こちらにも、析出物がびっしりと、床に付着していた。

こちらは、外気に触れているためか、適温だった。内湯が高温だったため、このお湯でゆっくりと湯あみができた。ただ、貸切とはいえ、鍵もなく、入ろうと思えば外から誰でも簡単に入って来ることができるため、ここでの女ひとりでの湯浴みは、緊張が絶えなかったが・・・。

この露天風呂の近くには、コンクリートの物体があった。源泉井だろうか。

おまけ(素泊まり食)

この日は素泊まりで、食料は自ら工面した。北海道でのドライバーの救世主・セイコーマートでサンドイッチを買って、夕食と朝食にした。

夕食
翌朝の朝食

北海道にも800年の歴史のある温泉地があるとは、驚いた。敷地内で湧出する新鮮な源泉を、加水・加温のない完全なかけ流しで提供しているのは、素晴らしい湯使いだ。山奥にあるため、なかなか簡単に訪問できそうにはないが、次はぜひ、食事付きのプランで再訪してみたい。

いいお湯でした。お世話になりました!

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