【温泉】湯田中温泉「よろづや」(長野県山ノ内町)
今日ご紹介する温泉は、長野県山ノ内町にある湯田中温泉の温泉旅館「よろづや」さん。
創業は寛政年間にさかのぼり、200年以上の歴史を誇る老舗宿だ。純木造伽藍建築の大浴場「桃山風呂」が特に有名で、登録有形文化財に指定されている。
温泉雑誌などでこのお風呂の存在を知った私は、いつか入ってみたいと願っていた。2024年秋に、念願が叶い、こちらに2食付きで宿泊する機会を得た。
外観
最寄り駅である、長野電鉄の湯田中駅から徒歩で向かった。ゆるやかな上り坂を進むと、お宿が見えてきた。

こちらが、お宿の正面。

堂々とした玄関。

のれんには、「創業寛政年間」の文字が。

館内
広く立派なロビーで、ゆっくりとくつろいだ。

お抹茶のサービスが嬉しかった。

真田家伝来の銅鑼が展示されていた。

お土産コーナーも充実していた。

展示コーナーもあった。

客室
私が泊まったお部屋は、二間続きの和室。

メインの客室。

このほか、広縁付きの次の間があったのだが、写真を撮るのを失念してしまった。
窓からの景色。温泉街と、その向こうには雄大な山の風景が広がる。

温泉
桃山風呂
まずは、有名な桃山風呂へと行ってみた。この日は、21:30までが女性用だった。
(なお、撮影は禁止だが、朝9:45から10:00までは、撮影タイムとして、自由に撮影ができた。以下の浴場の写真は、すべてこの撮影タイムに撮影させていただいた。)
まず、脱衣所に入って、息をのんだ。天井が高く、木造のレトロな広い空間だった。

孔雀の彫刻も見事だ。


浴場への入り口の扉にも、風格がにじみ出ている。

そして、こちらが、桃山風呂。大きな舞台のような空間に、楕円形の広い湯船が鎮座している。

このレトロ感。この迫力。一瞬、自分が何時代に居るのかが、分からなくなる。まさに、タイムスリップしたような感覚を味わった。

桃山風呂の一角に、地下にもぐる階段があった。


降りてみると、蒸し風呂だった。ここも、歴史を感じる空間だった。

庭園露天風呂
そして、この桃山風呂から外へ出ると、そこには、素晴らしい景色の庭園露天風呂があった。

日本庭園の広い池のような部分が、まるごと露天風呂になっているのだ。

なんという広さ。たくさんの女性グループとご一緒したが、露天風呂が広いので、全く気にならない。

ラッキーなことに、ちょうど紅葉のシーズンで、湯に浸かりながら、紅葉狩りも楽しめた。

昼に1度と、夜に1度、2回、この庭園露天風呂に入浴した。夜は露天風呂がライトアップされていた。この日は朧月夜でもあり、幻想的な美しさだった。適温のお湯でほかほかと体を温めながら、空を見上げ、霞んだ月と燃えるような紅葉を愛でる。ここは、天国か・・・。感動の溜息が止まらない。いつまでもここに居たいと願わずにはいられない、特別な場所だった。
こちらが、温泉分析書。

源泉は、よろづや1号泉~3号泉の混合泉。泉質は、ナトリウムー塩化物・硫酸塩温泉。源泉温度は、75.69度。井戸水による加水あり。PH値は8.2。
また、脱衣所には、桃山風呂についての説明書きなども掲示されていた。歴史を感じさせる文章だ。


東雲風呂
桃山風呂・庭園露天風呂が21:30から男性用になった後は、もうひとつのお風呂である「東雲風呂」が女性用となった。もちろんこちらにも行ってみる。お湯は、桃山風呂・庭園露天風呂と同じ源泉を使用しているようだ。
桃山風呂ほど広くないが、レトロな内湯。

東雲露天風呂
東雲風呂にも、露天風呂が併設されていた。こちらも、先程の庭園露天風呂ほどではないが、広々とした空間だった。
手前に檜風呂、奥に岩風呂があった。



食事
心行くまで温泉を楽しんだ後は、お待ちかねのお食事!
夕食
夕食は、お食事処で、スタンダードな会席料理をいただいた。土地の食材を使った、調理も盛り付けも工夫されたお料理が次々とサーブされた。どれも美味しく、お腹がいっぱいになった。





おしながきには、桃山風呂のイラストが描かれていた。

朝食
身体に優しい和朝食。

美しいイラストのおしながき。

桃山風呂と庭園露天風呂は、期待以上の美しさだった。適温の心地よい良いお湯に身をゆだねながら、長い時間、歴史ある和風建築と庭園の美を堪能することができた。温泉のみならず、お料理も、おもてなしも、すべてハイレベルだった。さすがは歴史ある老舗旅館だ。何度でも大切な人と再訪したいお宿として、強く印象に残った。
いいお湯でした。お世話になりました!
こちらのお宿の公式サイトは、こちら。
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