③ AIは身につける時代へ。Metaが発表した新しい「Meta Glasses」とは

AIを使うと聞くと、多くの人はスマートフォンやパソコンの画面を思い浮かべるかもしれませ ん。アプリを開いて質問をしたり、文章を作ってもらったり、画像を生成したりする使い方が 一般的です。しかし、これからのAIは画面の中だけではなく、身につけるデバイスとして私 たちの生活に入ってくるかもしれません。

Metaは、EssilorLuxotticaとの提携により、新しいAIグラス「Meta Glasses」を発表しまし た。これは、メガネ型のスマートデバイスで、Meta AIを呼び出したり、音声で操作したり、 写真や動画をハンズフリーで撮影したりできるものです。価格は299ドルからとされており、 複数のデザインやカラーが用意されています。

MetaはこれまでもRay-Ban Metaなどのスマートグラスを展開してきましたが、今回の Meta Glassesでは、より日常的に身につけやすいデザインにも力を入れています。メガネ は顔につけるものなので、性能だけでなく見た目やかけ心地も大切です。今回の発表で は、四角い形の「Meta Adventurer」、存在感のある「Meta Fury」、Kylie Jennerと共同で デザインされた細めのフレームなど、さまざまなスタイルが用意されています。

機能面では、Meta AIをすぐに呼び出せるボタンや、耳をふさがないオープンイヤー型のス ピーカー、複数のマイク、写真や動画の撮影機能などが搭載されています。スマートフォン を取り出さなくても、音声で操作したり、目の前のものについて質問したりできる点が特徴です。

たとえば、外出先で見かけたものについて「これは何?」と聞いたり、近くのレストランを探 したり、予定の確認をしたりすることが想定されています。また、ライブ翻訳にも対応が広がっており、日本語や中国語、韓国語、ヒンディー語など、複数の言語でリアルタイムの会話を助ける機能も追加される予定です。

このようなAIグラスが広がると、AIとの関わり方は大きく変わるかもしれません。これまでは、何かを調べたいときにスマホを取り出し、画面を見ながら操作する必要がありました。 しかしメガネ型のデバイスであれば、歩いているときや作業中でも、声だけでAIに相談でき ます。AIがより自然に生活の中に入り込んでくるイメージです。

一方で、気になる点もあります。カメラ付きのメガネは、周囲の人のプライバシーにも関わり ます。Metaは、共有する情報を管理するための設定や、周囲のプライバシーに配慮するた めの仕組みを用意していると説明しています。便利さと安心感のバランスをどう取るかは、 今後とても重要になりそうです。

AIグラスは、まだすべての人にとって当たり前のデバイスではありません。スマートフォン のように広く普及するには、価格、デザイン、バッテリー、プライバシー、使いやすさなど、い くつもの課題があります。それでも、Meta Glassesのような製品は、AIがどの方向へ進ん でいるのかを示す分かりやすい例です。

これからのAIは、アプリを開いて使うものから、身につけて自然に使うものへ変わっていく 可能性があります。必要なときにそっと手伝ってくれるAIが、メガネの中にいる。そんな未来は、少しずつ現実に近づいているのかもしれません。

Meta Glassesは、AIとハードウェアが組み合わさることで、私たちの日常がどう変わるの かを考えさせてくれるニュースです。今後、スマートグラスがどのように進化し、どれだけ身 近な存在になるのか、注目していきたいところです。

出典:Meta
https://about.fb.com/news/2026/06/meta-essilorluxottica-partner-launch-meta-glasse s/

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