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世界一クレイジーなビールの裏方にいた天才が、最後に行き着いた「究極の引き算」の話。

Marlowe Artisanal Alesのお話。
NYの注目ブリュワリー「Marlowe Artisanal Ales」が、どうしても空輸でなければならなかった理由。

今回ご縁あってようやくベストな状況で入荷できる!

1.それは、ニューヨークから届いた「あまりにも綺麗なビール」


今クラフトビールシーンでじわじわと話題を呼んでいるニューヨークのブリュワリー**「Marlowe Artisanal Ales(マーロウ アーティザナルエールス)」**




近年、日本にもスポットで非常に状態の良い缶が入荷するようになり、インポートビールに敏感なファンの間で「めちゃくちゃセンスが良い」と一気に知名度を上げています。

このMarlowe、グラスに注いで口に含むと、誰もがハッとさせられます。


なぜなら、現代のクラフトビールシーンの主流である「ガツンと濃い味」や「派手なインパクト」とは真逆の、**驚くほどクリーンで、みずみずしく、何杯でもおかわりしたくなる究極のドリンカビリティ(飲みやすさ)**を持っているからです。

でも、この「究極の引き算」とも言える綺麗な味の背景には、実は映画のように激しく、泥臭いストーリーが隠されています。

2. 狂騒のド真ん中にいた男、ザック・ロス

見える?ここマダガスカル。


Marloweの創業者でありブルワーのザック・ロス。彼のキャリアを知ると、ビールギークなら誰もが「やべーな……」と声を漏らします。

彼は、アメリカ最先端のファントムブルワリー(自前の設備を持たない天才醸造家たち)が集まる巨大な聖地、コネチカット州の**「Twelve Percent Beer Project」でヘッドブルワー(醸造長)**を務めていた男です。

アパレルで例えるなら、世界中のトップデザイナーたちが無理難題の設計図を持ち込んでくる「世界最高峰の仕立て工場」のチーフ職人。

音楽で言えば、尖りまくった天才ミュージシャンたちがこぞってやってくる「伝説のレコーディングスタジオ」の総プロデューサー。

世界中から集まる「こだわりが強すぎるオタクたち」のわがままや、エゴとエゴがぶつかり合う激しい現場のド真ん中で、彼は毎日レシピのキャッチボールを繰り返し、時に胸ぐらをつかみ合うような修羅場をくぐり抜けながら(想像)、彼らの妄想を「完璧なクオリティの液体」へとカタチにしてきました。
みんなそれぞれが自分がナンバーワンだと思ってる人たちと仕事するんでしょ。。。


いやー、大変だ笑

3. あの「Evil Twin」の狂気を支えた右腕


彼が裏方として実際にカタチにしてきたブランドの名前を聞けば、その凄さがさらに伝わるはずです。

クラフトビール界の生ける伝説**「Evil Twin Brewing」。
ビールオタクが熱狂するホップの魔術師「Abomination Brewing」**。

あのEvil Twinが仕掛ける、アルコール度数12%超えのドロドロに濃厚なスタウトや、マシュマロやフルーツを大量にブチ込むクレイジーなビール。
普通なら発酵が止まったり、バランスが破綻したりしかねないあの「変態的なレシピ」を、裏でミリ単位の計算をしながら、世界最高峰の芸術品として成立させていたのが、他ならぬザック・ロスだったのです。

「もっと濃くしろ!」「もっと派手にしろ!」「もっとバズるビールを!」
そんな、世界で一番激しく、一番濃い世界の中心で、あらゆるビールの設計図を書き尽くした男。それが彼でした。

4. 行き着いたのは、美しき「引き算」


そんな狂騒曲の真っ只中にいたザックが、「お祭り騒ぎはやりきった。これからは、自分が本当に愛する、おじいちゃんの楽譜のように優しくて穏やかなビールを造る」と、すべての贅肉を削ぎ落として始めたのが、自身のブランド「Marlowe」です。

色んなものを盛り盛りにした派手なビールの、その先にある美味しさも楽しさも、誰よりも知り尽くしたからこそ辿り着いた、濁りのない生まれたてのクリアな味わい。
だからこそ、彼のビールは、ただ「薄い」のではないのです。

**世界一濃い世界を知る男が、あえて仕掛ける「究極の引き算」**だからこそ、一口飲んだ瞬間に、身体に染み渡るような圧倒的な気品と説得力が宿っています。

5. だからこそ、私たちは「空輸」にこだわる


このMarloweのビールが持つ「繊細で綺麗なバランス」は、少しでも時間が経って酸化したり、温度変化で雑味が出たりした瞬間に台無しになってしまいます。味の濃さで誤魔化すことができない、職人の裸の技術だからです。

だからこそ、日本に届く今回のルートは**「完全なコールドチェーンの空輸(飛行機便)」**でなければなりませんでした。

ニューヨークの醸造所で缶詰されてから、日本の私たちのグラスに注がれるまで、一度も温まることなく最短ルートで駆け抜ける。

それは、物流の自慢をしたいわけではありません。
ザックが激しい修羅場の末に行き着いた、あの生まれたての綺麗な味を、何一つ損なうことなく100%の状態であなたに届けたい」**という、インポーターさんの愛のカタチです。
本当にありがとうございます。

まるで現地NYのタップルームのカウンターで、今まさに注がれたかのような弾けるフレッシュさ。
派手な世界の果てに待っていた、奇跡のように綺麗な一杯を、ぜひお店で体験してみてください。





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