2016年のゲームマーケット参加作品がゲーム開発ツール群の礎になった話
2016年頃は、テーブルゲームとその開発ツールの探求で、いろいろなことに挑戦していた。その一つとして、「米光一成のゲーム作り道場」にも参加した。この流れで、開発中の作品を米光さんと共同で「ゲームマーケット」に出品するというイベントが生じた。ブース名は「米光と抜群のゲームデザイナーズ」。ここに参加させてもらった。
XTAROTゲーム開発キット
このときの出品物は「XTAROT(エクスタロット)ゲーム開発キット」というものだった。カードゲームの制作を始めるときに使えそうな道具のセットというコンセプトだ。
具体的には次の構成になっている:
・トランプ+タロットのカード。
・6面キューブに自分でシールを貼って作る変則ダイスのキット。
・トランプのおもてが白紙面でそこへ自由に書込みできるカード。
・ポーカーチップの代わりになる厚紙カード。
・カードを挟めばゲーム駒になる木製の台。
XTAROT(トランプ+タロットのカード)
トランプ+タロット+謎のカード群、112枚組。普通にトランプとしても使えるし、タロットとしても使える。トレカ材質・両面トランプニス加工。後に、『XTAROT王国版』として製品化された。
ダイスビルダー
樹脂製6面キューブに約30種のシールから好きなものを適当に貼ってオリジナルダイスを作るキット。これも後に『ダイスビルダー』として製品化された。希望があればシールを特注で増やすことができる。
白紙カード
ペンで書き込みができるトレカ材質の白紙カードで、多目的に使える。『XTAROT王国版』の予備カードの位置付けから誕生した。これも『XTAROT片面白紙カード』として製品化された。その後、共通面の模様はバリエーションが増えていき、現在は10種類以上ある。
ゲームチップカード
ポーカーチップの代用になるというコンセプトで開発された厚紙カードで 1, 5, 10, 50, 100, 500, 1000 点の7種。これも『XTAROTゲームチップカード』の名前で製品化された。しかし結局のところ、ポーカーチップの代用にはならず、人気はいまいちだった。これと並行して開発された名刺サイズの『ゲーム用紙幣』のほうが人気で、現在は1, 5, 10, 50, 100, 500, 1000, 5000, 10000 点という幅広いラインナップで活躍している。
カード立て
スリットの入った15mm木製キューブで、カードを立てると即席のゲーム駒に変身というコンセプトだったが、応用できるシーンが少なく、汎用品としての製品化には至らなかった。
まとめ
以上、2016年頃に開発を始めたアナログゲーム開発キットであるが、そのうちの幾つかは発展を続け、銀河企画の主力製品の一つになったものもある。拡張型のタロットカードに付けた名前の「XTAROT」は、ゲーム用品と教材の総合ブランド名になった。
これからも、初心を忘れずにアイデアを育む心を持ち続けたい。

