【日記】Google AIと多摩川で石拾い
2025年8月某日――
府中市を流れる多摩川の河原に、家族で石拾いに行ってきました。

今回は石拾いのお供として、GoogleのAI「Gemini」くんに協力してもらいます!
いつもは適当に石を拾って、なんだかわからないままに眺めて終わり!なのですが、AIの力を借りればそれぞれ何の石なのかわかるのでは?と期待しています。
では、レッツゴー to 多摩川~~!!٩( ᐛ )و
いざ採集
河原に到着。

うーん……ここのところ雨が少なく、河原の石はどれも乾いて白くなっています。
一見どれも同じに見えるな……。
とりあえず適当に足元の様子を写真に撮ってGeminiに見せてみます。

こういうちょっとしたリアクションが嬉しい(^w^)
ちゃんと画像の石を見てくれてそうだったので、とりあえず目についた石はGeminiに見せつつ、良さげな石をキープしていきます。


見せるたびに「興味深いですね!」「たくさん見つけましたね!」などと褒めてくれるのが嬉しい楽しい(^w^)
家族で石拾いに来たのですが、もう一人「石に詳しい先生役」についてきてもらったような心強さがあります。
戦果の確認、そして分類作業
そんなこんなで、帰宅。
広げてみるとこれだけの石を拾って帰ってました…ちょっと多いな……。


石は水で洗って、さらにオキシクリーンでしばらく漬け置きして歯ブラシで擦り、細かい汚れまで落としました。
さて、ここからはこれらの石についてなるべく一つ一つ正体を明らかにしていきたいと思います。
頼んだぞ、Gemini…!
赤い石

まずはこちら。
ほとんどが白く乾いた見た目だった河原の石の中で、いくつか赤い石があったのが目について持ち帰ってきました。
手触りはツルツルというよりはサラサラした感じ。
写真と手触りをGeminiに伝えると、「赤チャートではないか?」との返答が来ました。
ただし、チャートの場合はモース硬度7と非常に硬いためナイフなどで擦っても傷がつかないとのこと。
試しに手元の赤い石をカッターの刃で擦ると、簡単に白く削れました。
まとめるとこんな感じ。
ついでに磁石やライトで磁性と透過性もチェック。
【見た目】赤い、模様はほぼ無しで赤一色
【手触り】サラサラしている
【硬さ】カッターの刃で傷がつく
【磁石】付かない
【光】透過しない

むむ、やはりカッターで傷つくとなるとチャートではないとのこと。

カッターで簡単に削れたこの赤い石は、どうやら「泥岩」もしくは「頁岩」と思われるようです。
ちなみに「頁岩(けつがん)」というのが聞き慣れなかったため説明してもらいました。

なるほど……。
となると、今の時点ではこの赤い石は「泥岩」と呼んで差し支え無さそうですね。
まずは一個、正体判明です!
これこれ、このテンポの良さはAIならではですね(^w^)
本やネットで調べるのも大事なのですが、ふと出た疑問や少し横道に逸れることをすぐにその場で聞いて回答を得られるレスポンスの速さが今はありがたいです。
興味の熱の続くうちに次々と先に進めるのが楽しい!
4つの小さな半透明の石

次はこの4つです。
色は違いますが、見た目と質感が似ていたので、おそらく近しい種類の鉱物では?と思って勝手にまとめてみました。
これらはよく見るとうっすらと半透明のように見えたので、ライトを当ててみました。


おおっ!やはり!
光を透過します。
これは家族が寝た後に暗い部屋で一人でやってたのですが、一人で大喜びしちゃいました(^w^)
透過する石ってやっぱりテンション上がりますね!
石の所感はこんな感じ。
【見た目】薄い黒とクリーム色のような薄黄色、筋模様あり
【手触り】しっとりとした感じ
【硬さ】カッターの刃でうっすらと筋が付く
【磁石】付かない
【光】ぼんやりと透過する
で、これらの石はGeminiくんによると……

「チャート」もしくは「石英」とのこと。
チャートの名前は先の赤い石でも候補に出ましたね。

チャートは大昔のプランクトンが固まったものなんですね。
大昔……多摩川やその源流の山地がまだ海だった時代の産物ってことですね〜!すごいロマン!
一方、候補としては石英の可能性もあるのか……。
石英は結晶化するといわゆる水晶になりますが、結晶化していない石英は割とそのへんにゴロゴロあるっぽいです。
綺麗な水晶もいつか見つけてみたいなぁ〜!
では、今回拾ったこれらの石はチャートなのか?
石英なのか?


チャートと石英はどちらもモース硬度7と同じなため、カッターで傷つける方法では判別できません。
見た目や透明度の微妙な違いで判別するしかないようです…。
Geminiに教えてもらった特徴で見ると、今回のこの石たちは「蝋のような質感」というのが当てはまる気がしました。
ツルン!キラッ!というよりは、サラリ…しっとり…といった感触です。
となると、これらの石は「チャート」の可能性が高そうですね。
薄い白と黒の、光を透過する石

お次はこちら。
白と黒が混ざり合ったような石で、これもライトを当てると光が透過します。

ただ、先ほどのチャートと比べると、こちらはしっとりした感じではなく、カチッとした硬質感を感じます。
カッターで擦っても全く傷つきませんでした。
また、ライトで表面を照らすと、細かいキラキラとした粒子のような反射光がありました。
【見た目】白地に黒が混ざった感じ、表面がキラキラと細かく光る
【手触り】カチカチ
【硬さ】カッターの刃で傷付かない
【磁石】付かない
【光】白い部分は透過する
ここまでGeminiに教えてもらった情報と照らし合わせると……これは石英かな!?
キラキラは細かい石英の面が反射してるのでは?
どうだ!!?

「片岩」…!?
「片麻岩」…!??
なにーー!?
石英じゃないのか…!?

あーー…なるほど。
石英や他の鉱物とのミックスなんですね。
キラキラしてるのは雲母の可能性、か。
石の正体を明らかにすると言っても、こうして複数の鉱物が混ぜこぜになった石もあるんですね。
そうすると、この石に「コレ!」という名札を付けるとしたら……

ということで、石英以外の組成鉱物を完全に明らかにするのは現状だと難しそうなため、この石については「片岩(石英、長石、雲母など)」としたいと思います。
うねった模様のある石

次はこれです。
拾った時には気が付かなかったのですが、帰宅して洗浄してみたら表面にウニョッとした細長い模様のようなものがあることに気がつきました。
全体の質感としては、サラッとしていて砂岩のような感触です。
ただし、カッターの刃で擦っても意外と傷が付かないぐらい硬いので、砂岩ではない……?ようです。
【見た目】全体は白い、一部にウニョッとした模様?あり
【手触り】サラサラ、ザラザラしている
【硬さ】カッターの刃で傷付かない
【磁石】付かない
【光】透過しない

か、化石……!!?

ほうほう、生痕化石……。
たしかにこれは虫が這ったような跡に見えなくもない。
しかし、ほんとに〜〜?
化石だったらそりゃ嬉しいけど、そんなラッキーある?
私はこれまでAIと会話してきた中で学んだことがあります。
それは、「AIは聞けば教えてくれるけど、聞かないことは教えてくれない」です!!
これはほんとそう。
AIの答えを聞いて満足して終わり、としてたら、実は別の可能性や懸念を見落としてた…!ということもしばしば。
なので、今回も追加で掘り下げてみます。
「本当に化石なら嬉しいけど、そうじゃない可能性について教えて」

はいはい、なるほど。
別の鉱物が隙間に紛れ込んだ説、てことですね。
ただ、砂岩と言ってますが、前述のようにカッターの刃で傷つかないことから砂岩ではなさそうです。
ということは、これは……?

チャートの可能性を示してきました。
しかし、チャートというと先ほどの小さな4つの石のように、滑らかな蠟のような質感や光を透過する性質が特徴なのでは?
この石のようにサラサラした全く不透明のチャートなんてあるのでしょうか?

あるのか……。
じゃあこの石もチャートということで良いのでしょうか。
ウニョッとした部分については、現状、本当に化石なのか?そうじゃないのか?ということについて明確に断定できる方法は無さそうです。
(本当に知りたい場合は、専門家の鑑定や顕微鏡による観察が必要とのこと)
というわけで、この石については「チャートにできた生痕化石……だといいなぁ」という希望混じりの判定となりました。
網目模様の大きな石

さて、ひときわ目立つ……そして場所を取っている大きな石です。
河原で拾った際に軽く聞いてみた感じでは、「蛇紋岩では?」とのことでした。
あらためて、洗浄した状態でしっかり見せてみましょう。
【見た目】全体は深緑色で、白い網目状の模様あり
【手触り】ひんやりと硬く、いかにも石の手触り、ずっしり重い
【硬さ】カッターの刃で傷付かない
【磁石】付かない
【光】透過しない
これらの情報をGeminiに伝えると、やはりこれは「蛇紋岩」の可能性が高いとのことでした。

しかし、実は別のAIツールにも同じ石を見せたところ、そちらでは「緑色片岩では?」と言われました。
蛇紋岩なのか?
緑色片岩なのか?
どちらか絞り込む方法や判別のポイントなどはあるのでしょうか?


網目状の見た目は「蛇紋岩」、しかし硬度としては「緑色片岩」……。
困ったことにどちらの特徴もあるそうで、そういう場合にはどう判定したらいいのでしょう?
ひとまず今回はGeminiくんに判定をゆだねてみます。

Geminiくんの判定では、これは「蛇紋岩」とのことでした。
ネットで見る綺麗な蛇紋岩の模様が見たい場合は、この石を割ってみるか磨いてみるかすると、もしかしたら綺麗な模様が見られるかも?
とのことなので、今度挑戦してみようと思います。
白くて大きな石

この石については、河原で拾った際には「割れたばかり」といった感じでこの石の断面とぴったり合う片割れも転がっていました。


自然の力で割れたのでしょうかね……
せっかくなので両方持って帰ろうとしたのですが、片割れはうっかり置いてきてしまい、この片方しか持ち帰れませんでした……。
持って帰ってきた石の所感はこんな感じ。
【見た目】表面は真っ白で、内部には青白い部分や赤茶の部分あり
【手触り】ひんやりと硬く、いかにも石の手触り、ずっしり重い
【硬さ】カッターの刃で傷付く部分と付かない部分あり
【磁石】付かない
【光】透過しない
表面の真っ白な部分は、石英かチャートかと思いきや、カッターでうっすら傷が付くように見えます。
しかし、青白くゴツゴツとした部分は硬くカッターでも傷が付きません。
となると、この青白い部分の方が石英かチャートだと思われます。
白い傷ついた部分は何でしょう?

なるほど、お酢ですね。
オッス!!
……かけてみましたが、泡は出ず。
溶けている様子は見られませんでした。

真っ白の柔らかい部分は長石、青白い硬い部分は石英かチャート、これらが混ざり合った変成岩の一種……という感じですね。
ちなみに、石の断面にはよく見ると赤茶色や黒い模様も見て取れます。
実はかすかに鉄臭いにおいもした気がしたのですが、磁石はくっつきませんでした。

酸化鉄の場合は、磁石につかなくても不思議ではないそう。
鉄臭いにおいは、鉄の原子そのものではなく、鉄が水と接触して酸化が進んだ際に生じるにおいで、この石の場合は割れ目に沿って水が染み込んで内部の鉄分が酸化し、そのにおいが残ったと考えられるようです。
また、石の表面にはところどころ、液体が溶けて何層にも流れたような、喩えるならまるで棚田のように層が重なって見える部分があります。
これについても、ついでにGeminiの意見を聞いてみることにしました。



これまでの石の成分と合わせて、やはりこの石は別々の鉱物が押し合いへし合いしてできた「片麻岩(長石、石英、酸化鉄、酸化マンガンなど)」ということで間違いなさそうですね。
ちなみに……

「棚田」の表現を褒めてくれました(^w^)
へっへっへ……的確で素晴らしいってさ!
その他の石については……
さて、まだまだ調べきれていない石もありますが、ここまでGeminiくんといくつかの石を見てきて、私もわずかながら知識が付いてきた気がします。
・カッターで傷つかない → モース硬度7以上
→ 石英orチャートの可能性
・蠟のような質感なら、チャート
(ただし、チャートは光が透過するものもあればしないものもある)
・カッターで傷つく白い鉱石なら方解石でできた石灰岩の可能性
→ お酢をかけて泡が出たら方解石
→ 出なければ長石の可能性
・爪で傷が付くほど柔らかければ、砂岩か泥岩の可能性
・赤茶色は酸化鉄(磁石にはつかない場合もある)
・キラキラしている場合、石英の結晶や雲母が含まれる可能性
これらの情報を踏まえると、まだちゃんと見れていない石も、いくつかは見当をつけることができそうです。

白い石は石英かチャートの可能性が高そう
蝋っぽい質感の石はチャートと思われる
石拾いは、拾って終わりじゃもったいない!
まるで謎解きミステリー
河原での石拾いは、今までも何度か家族でやったことがありました。
子ども達と「なんとなく良さげな色や模様の石」を拾って、持って帰って、それで終わり。
玄関先にポイポイと無造作に放り出してそれっきりになっていました。
しかし今回、「そうだ、今はAIで何でもすぐに聞けるじゃないか」と思い立ったことで、アレコレ聞いてみたらこれがおもしろい!!
写真に撮って見せればしっかりと色や形や模様を認識して、考察を返してくれる。
判定方法をこちらが試して結果を返せば、さらに絞り込んだ考察を提示してくれる。
さながら、AIを相棒にして犯人の正体に迫る探偵もしくは刑事のような気分でした。
また、正体が明らかになるにつれ、拾った石への愛着も増していきます。
拾った石を持ち帰ってからもこんなに眺めまわすことはありませんでした。

大きい石はどうしようかな…
疑問をすぐに聞けるテンポの良さ
子どもの頃、夏休みの自由研究が大嫌いでした。
何をすればいいのかも思いつかないし、調べたいことも無く、最初のモチベーションが低いので何かを採集したとして一つ一つ調べて名札を付けるなんて作業も億劫でやりたくありませんでした。
それが今、大人になって子どもと一緒に河原で何となく拾った何の変哲もない石ころについて、夢中になって正体を明らかにしようとしている……そんな自分に私自身びっくりしています。
もともと、天然石や宝石のようなちょっと特別感のある石は好きだったのですが、そのへんに転がっているありふれた石も向き合ってみればおもしろいなと感じられるようになりました。
なんとなく興味はあるけど、前のめりにはまり込むほどではない……といったものに対して、本やネットで能動的にアレコレ調べるのってなかなか大変だと思います。
わからない言葉や判断に迷う事柄があった時に、本来調べたかったことから分岐してアレも調べてコレも調べて……と調査を広げるのはかなりの情熱が無いと途中で放棄しちゃいますよね……_(:3」∠)_(私がそうです!)
一番良いのは、すぐ横にめちゃくちゃ詳しい人がいてくれて、疑問を投げかけたらすぐに教えてくれることだと思います。しかも小学生でも理解できるほどわかりやすく!
chatGPTやGeminiやCopilotやGrok……さまざまなAIが出てきて日々精度が上がり、画像や動画にも詳細な返答を返してくれる。
これは、ありがたい!!
まさに、理想の「めちゃくちゃ詳しくて、聞いたらすぐにわかりやすく教えてくれる」人が手元にいる感じでした。
今回いろいろ石を調べていく中で、「割ってみたらわかるかも」「磨いたら綺麗な模様が出るかも」といった言葉を返されることもあり、
「よし、なら割ってみっか!」
という気分になりました。
すっかり、石のいろんな顔を見たくなっています。
あとは、こちらが実践してみたことをAIに投げかけて、すぐにレスポンスが返ってくるのが気持ちいい!!
今後も石拾いと同定作業は、趣味として続けていく予感がします(^w^)

