三者面談(中2)
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三者面談
将来の道は?
1977年、中学二年生。
学校で三者面談があった。
担任野原先生・母・僕の三人だった。
三者面談の事前調査書に、
「将来、どういう道に進みたいか?」
という質問があった。
その回答として、僕は
「音楽家」
と書いた。(※1)
ロックバンド
当時、Bay City RollersやBeatlesが
クラスで流行っていた。
僕はギターを買って、彼らの音楽を
練習していた。
三者面談の中で、当然話題はその話に
なって、先生が、
「どういう【音楽家】になりたいんだ?」
と質問してきて、僕の返事を待たずに、
「ロック・バンドなんか誰でも出来るんだぞ」
と言った。

その言葉にカチンと来たわけだ。
確かに「ロック・バンドなんか誰でも出来るんだぞ」と思う。
多くのアマチュア・ミュージシャンが、ロック・バンドを作って楽しんでいる。
でも、将来の仕事としてはどうだろう?
誰でも、ロック・バンドで生活していけるわけではない。
その意味では、「ロック・バンドなんか誰でも出来るものじゃないぞ」と反論したかった。
先生は、僕の「音楽家になりたい」という夢を、三者面談で真剣に取り上げてくれなかった。(※2)
真剣だったか?
先生は、もしかするとこう思っていたのかも知れない。
「勉強なら、誰にも負けない君が、
なぜ音楽家になりたいんだ?
テストではいつも百点満点だ!
どうして大学教授とか研究者を
目指さないんだ?
ノーベル賞を受賞するような研究を
したいと思わないのか?」
今にして思えば、そういう言葉も
欲しかったなぁと思う。
まだ中学二年生の頭で、そんなに現実的にかつ真剣に将来進む道を考えられるはずが無い。
考えている生徒は少ないだろう。
三者面談という進路相談の場なのだから、ありきたりの言葉であっても
「君は勉強が出来るのだから、
伸ばしていける進路を考えよう」
という言葉が欲しい場面だった。
無駄な時間を過ごしたなぁと記憶に残っている。
脚注
※1 音楽家の夢
その当時は、言えなかったが、
僕は幼稚園児の時に、自主的に
作詞作曲をした。
事前調査書に、
「将来、どういう道に進みたいか?」
だけでなく、
「どうして、その道に進みたいか?」
という質問があれば、
幼稚園児の話をしただろう。
幼稚園児の頃の気持ちを思い出して、
決意を強固にしただろう。
詳しくは、
※2 言いくるめ
担任野原先生は、《言いくるめ》が
好きで得意。
中学一年生の時は、
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