義兄と甥(知的障害)
【義兄と甥(知的障害)】
2人目の妻の実家は、新潟県。
義兄(妻の姉の夫)と息子(知的障害)の思い出。
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【1】東京生まれの私
東京生まれの私は、小学校からは埼玉県民(2回目の引っ越し)。
山を挟んで太平洋側と日本海側では、驚くほど文化・言語が異なる。
特に義兄は、新潟県の言葉・アクセントが強く、間投詞すら聞き取れない。
(義姉の間投詞は、聞き取れた)
何か怒って、まくし立てているようにしか聞こえなくて、怖かった。

妻の実家で過ごすことは、拷問だった。
ちなみに、私の父も
「お義兄さん、何しゃべってるかわからない・・・」
と言っていた。
【2】甥は、いつも笑顔
義兄(妻の姉の夫)の息子は、軽度知的障害。
おっとりした話し方で、いつも笑顔。
新潟県の言葉・アクセントは、ほとんど無い。
話の内容は、簡単なものばかり。
・道端の花が綺麗
・算数の話
だから、私は甥との会話が好きだった。

【3】邪魔をする義兄
そんな時、私と甥の「幸せな語らい」を邪魔するのが、義兄だった。
何度邪魔されたことか。
「おさむー、おじちゃんが嫌がってるじゃないか!」
と、呆れた顔で、甥を窘める。
恐らく、
「知的障害の我が子が他人に話しかけると、嫌がられる」
という先入観・固定観念があって、親として恥ずかしいのだろう。
私にしてみれば逆。
・何か怒って、まくし立てているようにしか聞こえなくて、怖い義兄
に話しかけられる方が嫌。
・おっとりした話し方で、いつも笑顔。
新潟県の言葉・アクセントは、ほとんど無い。
話の内容は、簡単なものばかりの甥
との会話が好きだった。
「おさむー、おじちゃんが嫌がってるじゃないか!」
言い返せば良かった。
「邪魔するなよ! おまえのほうがよっぽど嫌だよ!」

【4】たとえ聞き取れたとしても
男性の会話は、つまらない。
・野球など、スポーツの話題
・バイクや車
・選挙がどうのこうの、総理がどうのこうの
・酒やタバコやパチンコ
・ゴシップネタ
私は、クッキングに興味があるから、
義姉や義母と話すのは、比較的楽しかった。

【5】言い返さなかった理由
言い返せば、色々な憤りが滝のようにあふれ出るから。
はずみで殴りつけるかも知れないし、コップを投げつけるかも知れない。
【6】間投詞しか聞き取れなかった義父
1人目の妻の父は、栃木のアクセントが強く、
間投詞しか聞き取れなかった。
「○○○で、はぁー。○○○だっぺ?」
はぁー・だっぺ?
しか聞き取れなかった。
結局、我慢して聞いているしかない。
会話が弾まない私は、義父に嫌われて、離婚した。
【7】このエピソードは、「トラウマ再生産」
伯母:私が「お腹いっぱい」と言ったのに、「遠慮しないで食え!」
伯母の息子:漫画を読みふけって楽しい私。退屈してる、と邪推
母:(父に対して)キャッチボールの相手してあげなよ。
私は、キャッチボールしたくない。
父とのキャッチボールは、「楽しいフリ」
現在:車椅子生活が、アクティブで楽しい私。
周囲は、「さぞつらいだろう」と、先入観・固定観念。
性同一性障害の人も、似たような苦しみらしい。
異性の話題にこそ興味があるのに、「外見の性」で判断されて、
興味のない話題・興味のないコミュニティで過ごさなければならない。

【8】最大のトラウマ
このエピソードで再生産される最大のトラウマは、
父に《恥ずかしい息子》と思われたこと。
【9】そして現在
話は戻るが、私の子どもの頃の興味は、
・探偵小説(怪人二十面相、シャーロックホームズ、アルセーヌルパン)
・パズル、知恵の輪、高校時代からはルービックキューブ
・囲碁・将棋
・楽器演奏
・アカデミックな話
・クッキング、ソーイング、編み物、ガーデニング、あやとり
・ギミック
(サンダーバードのメカニックやウルトラホーク1号の格納庫から発進)
・特撮ヒーロー
ドンドン、そういう話題の人と付き合えば良かったなぁ。
そして現在、「そういう話題の人と付き合う」ようになった。

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