初恋? ペン・フレンド?
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はるこちゃんとの文通
1970年(昭和四十五年):小学校一年生の時、毎朝僕の机に手紙を置く女の子がいた。
僕が授業開始を待っていて、他のクラスメートはおしゃべりをして先生が来るのを待っていた。
その時に僕の机の上に手紙を置きに来る女の子がいた。
はるこちゃんだった。
小校一年生でどれだけの字を書けたのだろう?
今は忘れてしまったが、きっとひらがなだけの手紙だったのだろう。
僕は手紙のお返事を書いて、はるこちゃんの机の上に置きに行った。
先生が来るまでの十分間に、僕達は手紙が一往復か二往復してた。
毎朝の文通だった。

帰り道は一緒
はるこちゃんと僕は住んでいる地域が一緒だった。
小学校が終わって下校時刻になると、生徒達がランドセルを背負って、南へ西へ東へ北へと散っていく。
小学校の正門が東に向いていたので、
実際は、生徒は全員が正門を出て、
南への道・北への道と分かれて進む。
僕とはるこちゃん他大勢の生徒が南の道に進む。
南の道は三十mほど進むと東に折れる道が現れ、さらにその三十m先に西に折れる道が現れる。
僕とはるこちゃんは手を繋いで東へ折れる道に進む。
まぁ、「初恋」かな?

はるこちゃんの部屋
はるこちゃんが僕の家には遊びに来た
記憶はない。
でも僕がはるこちゃんの家に何度も遊びに行ったことは良く覚えている。
はるこちゃんの部屋でおしゃべりする
二人。
突然、はるこちゃんが立ち上がって、
僕の左の頬に唇をつけた。
「チュ」とかすかな音がした。
僕はその意味がわからず、咄嗟に身を
捩って逃げてしまった!
「今の、何?」
はるこちゃんは答えずに微笑むだけだった。
それが小学校一年生の時のはるこちゃんとの最後の記憶だ。

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