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突然思い出した兄妹

【突然思い出した兄妹】

50年間全く思い出さなかった「兄妹」。
2026.01.03の朝、突然思い出した。


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【1】転入してきた「兄妹」


私が小学校高学年頃に、近所に転入してきた「兄妹」。
兄妹揃って、礼儀正しい好印象。

埼玉県の方言がなく、綺麗な標準語を話す兄妹。
東京からの転入だったかも知れない。

今はもう、苗字が「h」で始まるということしか思い出せない。

【2】お兄さんとはよく話した

10歳くらいまでの私の人間関係が、酷い思い出ばかりなのと対照的に、
お兄さんの「h」さんには酷い思い出が無い。
都会からの転入であった私。
同じく、都会からの転入であった「h」兄さん。
何となく意気投合したのかも。
私より2歳年上。

「h」兄さんと私。
頻繁に会っていた記憶はないが、
近所だったから、通学班が一緒だったのかも。
お互い「特別に上品」というわけではなかっただろう。

「h」兄さんに、
・嫌味を言われたり
・否定されたり
・楽しいフリをしたり
・いじめられたり
・スポーツに誘われたり
という嫌な思い出が全くない。

お互いの「文系」な部分の相性が良かったと思う。

私のクイズに付き合ってくれた。
「うーん、〇〇かな?」
と答える「h」兄さん。
不正解なのに、その「〇〇」に、「h」兄さんの博学を感じた。
私の知識を超える「h」兄さん。
なおかつ、「h」兄さんに対する「負けん気」や「嫉妬」が湧き起こらなかった。

具体的なクイズは忘れたが、こんな感じだった。

「お茶が有名なのは何県?」
私が用意した正解は、静岡県。
「h」兄さんは、
「うーん。京都かなぁ?」
「へぇー、京都もお茶が有名なの?」
という具合。

このやりとり、
私と「h」兄さんの会話のテンプレートだったかも知れない。

きっと、
「雪が多いのは、どこの国?」(私が用意した正解は、ロシア)
「h」兄さん
「うーん。意外と日本かも?」
「へぇ、日本?」
「うん。北海道のスキー場は海外でも人気なんだよ」
などの会話もあったかも知れない。

もし、私と「h」兄さんが、高校生なら
「鎌倉幕府の成立は、何年?」(私が用意した正解は、1192年)
「h」兄さん
「うーん。今までの通説は1192年だけれど・・・」
「正解!」
「最近は、1185年という説も有力なんだよね」
「へぇ!!」
などの会話もあったかも知れない。

【3】妹さん

「h」妹さんとは、話をした記憶が無い。
小学校の行き帰りなど、頻繁に顔を見た記憶がある。
「h」兄さんと同様、通学班が一緒だったのかも。

当時の私から見れば、「アイドル歌手」になりそうなタイプだった。
私より2歳年下。

【4】突然の別れ

思い出すのは、「h」妹さんの泣く姿。
顔が曇ったかと思うと、シクシク泣き出した。
5mくらい離れている映像なので、私が暴力をふるったわけではないと思う。
言葉を交わしたこともないのに、何か酷いことを言ってしまったのかも知れない。

それが、「h」兄妹との最後の記憶になった。

【5】なぜ今?

50年間全く思い出さなかった「兄妹」。
2026.01.03の朝、突然思い出した。

これはPTG(トラウマ後成長)の副産物かも知れない。

きっと、「h」兄さんはもっと付き合うべき人だったのだ。
あの時「h」妹さんに謝ったなら、もっと「h」兄さんとの付き合いが続いたかも知れない。

これからの人生、「h」さん兄妹のような人を選んで付き合うようにするべき、
という暗示なのかも知れない。

あるいは、「h」妹さんを泣かせてしまったように、
他にも泣かせてしまった人がいて、
思い出しては静かに反省する日々の前兆かも知れない。

《PTGとは?》


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