第4章|物理の立式・途中式テンプレ
数学では、
「式から式へ論理をつなぐ」ことが重視されました。
一方、物理では評価の基準が少し異なります。
結論から言います。
物理で減点される答案の多くは、
立式そのものではなく、立式前の説明不足が原因です。
この章では、
物理で「点になる答案」の型を
テンプレートとして整理します。
物理答案は「4ブロック」で構成する
評価される物理答案は、
次の 4ブロック構成 になっています。
状況整理ブロック
着目・法則ブロック
立式・計算ブロック
結論ブロック
この順序を守るだけで、
立式のズレと減点は大幅に減ります。
① 状況整理ブロック
(最重要・最も省略されがち)
物理で最も多い減点原因は、
状況が答案に書かれていないことです。
書くべき内容
どの物体を扱うのか
どんな運動・現象か
与えられている条件
具体的な書き出し例
「物体Aの運動を考える」
「図のように〜の状態を考える」
「静止しているので〜」
この一文があるだけで、
採点者は答案を正しく読めます。
② 着目・法則ブロック
(式の前に必ず入れる)
次に必要なのは、
何について、どの法則を使うか
を明示することです。
書くべき内容
どの物理量に着目するか
どの法則・原理を使うか
例
「物体Aについて運動方程式を立てる」
「エネルギー保存則を用いる」
「クーロンの法則より」
この一行がないと、
いきなり出てくる式は意味不明になります。
③ 立式・計算ブロック
(式は「翻訳結果」)
ここで初めて数式を書きます。
重要なのは、
式は突然出てきたものではない
上の説明を数式に翻訳した結果
だと伝わることです。
点が取れる立式の特徴
各項の意味が想像できる
符号・向きに迷いがない
条件と式が対応している
減点されやすい立式
公式だけが単独で書かれている
正負の理由が不明
どの物体の式かわからない
式は短くても構いません。
前後の説明が式を支えます。
④ 結論ブロック
(物理こそ丁寧に)
最後は数学と同様、
問いに正面から答えることが重要です。
書くべき内容
何が求まったか
向き・符号の意味
単位
例
「よって加速度は〜である」
「符号が負なので、向きは逆である」
物理では、
数値だけで終わらない答案が高評価です。
テンプレまとめ(答案に書く順序)
物理答案では、次の順序を守ってください。
状況を一文で説明
着目点・使う法則を書く
式を立てる
結論を文章で締める
これだけで、
答案は「点になる形」になります。
