しょーもない記事に惑わされず好きなことをして生きてゆこう
各職種で「稼げる」スキルとその理由が紹介されている記事「【データ】職種別 年収の高い人のスキル」を読んだが、どうも腑に落ちない。一部内容を紹介すると、次のようなもの。
もっとも平均年収が高いスキル(経験)は、「内部統制」という結果となった。
これと同様にファイナンスとガバナンスの知識が求められるスキルとしては、3位の事業再生、4位の企業価値策定(戦略・経営分野)、5位の財務アドバイザリー、6位の財務戦略・改善、7位のM&Aアドバイザリーなども続々ランクインする。
年収とスキルの紐付け???
確かに、需要と供給のアンバランスが起きている職種がシンプルに高騰する。ファイナンス、M&Aなど高付加価値で市場に出回る人が少ない職種はもちろん、今のトレンドならバブルの様相もあるがDX関連職種はやはり軒並み高い。
しかしながら、年収とスキルを紐付けるのは一見正解のように見えて、実は落とし穴がある。
それぞれの職種の「年収」にはピンからキリまでの幅がある。
一生懸命スキルを身につけてその職種にありついても、個々の人間が実際に受け取る年収は平均値とは異なるものだから。特に先鋭のスキルを問われる職種であれば、本当にデキる人とそうでない人の差異は大きい。平均値は平均値でしかない。
それぞれの職種のトップをを狙うということは、その職種で一流になるということだ。年収を目的化したり、それを得るための手段としてのスキルを追い求めて右往左往していては、いつまで経ってもそのレベルに辿り着かない。
「結果として」の収入であるはず
職種ごとの年収「平均値」は、その職種に対する社会の動向によって変動する。そんなものに人生の選択を任せるのもどうかと思う。
年収やスキルなどではなく、「やりたい仕事」、それ自体を自己目的化できる仕事を見つけて、それに没入することに尽きる。
そうすることで、その分野で一流になり、その分野に風が吹いてくれば、一気に波に乗って、結果として一流の収入がついて来る。
「学習歴社会」では、自分の得意なことや、価値観にあった専門領域での学びを更新してゆくことが有効なキャリア戦略になる。けれどそこで、「市場ニーズが高い」という視点を与えると、それこそ足場のない選択になってしまわないか。
成長領域は優秀な人材が集まりやすいため、前向きで魅力的な仲間と切磋琢磨できるという利点はある。そして、伸びている領域で働くことは、旬なテーマに挑むことが多く、仕事そのものが新鮮で楽しいはずだけれど、やはり「好き」という心の声を聞いて進むのが一番だと考える。
社会が求めるスキルより、自分が求めるスキルを
上記の記事では、スキルの希少性が高いものほど収入ランキングが高くなるという説明がされていた。需要と供給の観点から考えれば、当然だが、しかしそれは本当に良策と言えるだろうか。
自分の「心の声」を聞いていて好きなことを突き詰めていくのが、一番の正解だとつくづく思う。
ただし、問題発見能力、問題解決能力、プレゼン能力はどの業界にいっても普遍的なものだ。好きな分野でこれらを極めていくことを考慮してみてはいかがなものか。
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