ArrowsWe3をBLUして別のOSにしてみる
免責事項
本記事では、ブートローダーのアンロックおよびOS(GSI)の書き換え方法を紹介しています。
これらの作業には、端末が起動しなくなる、データが消去される、メーカー保証やサポートの対象外となるなどのリスクがあります。
本記事を参考にしたことによって生じたいかなる損害についても、筆者は一切の責任を負いません。
作業を行う場合は、ご自身の判断と責任のもとで実施してください。
また、本記事はAndroidやPCでのコマンド操作に十分精通している方を対象としています。(足りない工程がございましたらご自分で補足してください)
ぜひこの記事の改善点がございましたらコメントでお伝えください。
入力するコマンドに不要なスペース、記号などを入れないでください。
(コマンドが実行されない恐れがあります)
内容をご理解いただき、本免責事項を確認した方のみお読みください。
スマホのスペック
arrows We3 F-52G
ストレージ: 64GB
RAM(メモリ): 4GB
OS: Android 16
スマホのOSバージョンは合わせてください。
この方法だとOSを入れ替えるのは不可能になる可能性があります。
必要なもの(事前に準備しておきましょう)
PC :Mac - Motorolaアカウント - Android SDK Platform-Tools(adb/fastboot) - USBケーブル(C to C ケーブルでも可) - スマートフォン本体(arrows We3 F-52G)
必ずスマホにSIMカードを一度も入れないでください
今回はMacを使用しました。Windowsではやり方、コマンドが異なる場合がございますのでご注意ください。
OEMロック解除、USBデバックの有効
1. 設定アプリを開き > システム > 開発者向けオプション をタップします。 2. 「OEMロック解除」を有効にします。
3. 「USBデバック」も有効にしておきましょう。
4. どちらもポップアップが表示されるので「有効にする」をタップ。 これで事前準備は完了です。
ブートローダーの解除鍵の用意
ステップ1:アンロックデータの取得
1. スマートフォンをPCに接続し、以下のコマンドを入力してFastbootモードで起動します。
adb reboot bootloader` 2. PCがスマホを認識したら、以下のコマンドを打ちます。 `fastboot oem get_unlock_data`
実行すると、画面に以下のような 5行に分かれた長い英数字の文字列 が表示されます。
(例)
(bootloader) 3A91240108347203
(bootloader) 314700000000000000000000000000
(bootloader) 000000000000000000000000000000
(bootloader) 000000000000000000000000000000
(bootloader) 000000000000000000000000000000この5行の英数字を、メモ帳などにコピーして 「(bootloader)」という文字やスペースをすべて削除し、1本の長い文字列 に繋ぎ合わせます。
(例)(bootloader) xxxxxxxxxxxxxxxxxxx
(bootloader) yyyyyyyyyyyyyyyyyyyy
↓
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyステップ2:アンロックコードの申請
1. Motorola公式のブートローダーアンロックページ(英語)にアクセスし、Motorolaアカウントでログインします。
※arrowsシリーズでは、Motorola公式のブートローダーアンロックページを使用できるようです(少なくともarrows Alpha、We2、We3で確認されています)
2. 先ほど1本に繋ぎ合わせた長い文字列を、サイト内の入力欄に貼り付けて「Can my device be unlocked?」ボタンを押します。
3. 画面下部の同意欄にチェックを入れて申請すると、登録メールアドレス宛に「UNIQUE_KEY(アンロックコード)」が届きます。
ステップ3:アンロックの実行
メールでコードが届いたら、以下のコマンドを入力します(【コード】の部分に届いた英数字を入れます)。
fastboot oem unlock 【コード】実行するとスマホ画面に最終確認が出るので、音量ボタンで「Unlock」を選択し電源ボタンで決定します。
注意:この操作により端末は初期化され、すべてのデータが消去されます。
OSの入れ替え
ブートローダーのアンロックが完了したら、いよいよAndroid GSIを書き込んでいきます。
まずは公式サイトから、お使いの端末に対応したGSIをダウンロードしてください。(私は ARM64+GMSタイプでやりました。)
(GMSとは、GooglePlayStoreがあるという意味です)
ダウンロードしたZIPファイルを展開すると、「system.img」と「vbmeta.img」と 「build.prop」が入っています。今回は主に「system.img」を使用します。
「vbmeta.img」と 「build.prop」は使用しません。
次に端末をFastbootdモードへ移行します。通常のFastbootではなくFastbootdであることを確認してください。
Fastbootdに入ったら、パーティションの状態を確認します。
fastboot getvar current-slot
fastboot getvar is-userspaceis-userspace: yesと表示されていればFastbootdに入れています。
私が使用したarrows We3では、systemではなくsystem_aへ書き込むことで正常に起動しました。
(aで起動しなかった場合bに書き込んでください)
そして、あらかじめデスクトップに、GSIというファイルを作成し、その中に、「system.img」を
入れておきましょう。
書き込みには以下のコマンドを実行します。
aの場合
cd ~/Desktop/GSI
fastboot flash system_a system.imgbの場合
cd ~/Desktop/GSI
fastboot flash system_b system.img
実行中に
Invalid sparse file format at header magicというメッセージが表示されましたが、その後にWriting 'system_a' OKAYと表示され、正常に書き込みが完了しました。このメッセージは私の環境では問題ありませんでした。
書き込みが完了したら、以下のコマンドで再起動します。
fastboot reboot初回起動は通常より時間がかかるため、数分ほど待ちましょう。
今回紹介した方法で、arrows We3にGoogle公式のAndroid 17 GSIを書き込むことができました。端末やGSIのバージョンによっては正常に起動しない場合もありますが、ブートローダーがアンロック可能であれば、さまざまなOSを試すことができます。
今後も、より新しいAndroid GSIや他のOSでの動作検証を行い、新しい情報があればこの記事に追記していく予定です。
この記事が、同じようにarrowsシリーズでGSIを試したい方の参考になれば幸いです。
実際に使って感じたこと
これからは実際に使って感じたこと、操作感、使える機能などを書いていきます。
使える機能
使えた機能は以下の通りです。
・Googleアカウントのログイン
・Discordでの音声通話
・ICOCAなどのICカードの読み取り
・アプリのインストール
・USB接続
・サイドボタンによるAI呼び出し機能
・Wifiの受信
・カメラでの撮影
など
大体の機能は使えました。
docomoの余計なアプリなど不要な機能が削除されたため、体感、性能は上がりました。
使えない機能
使なかった機能は以下の通りです。
・イヤホンジャックの使用
・お財布ケータイ(タッチ決済)
・arrows特有の機能
です。
個人的には有線イヤホンが使えなくなり少し残念です。
arrows特有の機能は使えなくなってしまいました。
しかし、USB Cから変換ケーブルをかますとイヤホンが使えました。
simが使えるかは不明です。
使用感
実際に1日だけ使って感じたことを書いていきます。
まず感じたのが、「ベゼルに液晶が重なり、一部表示が見づらい」です。
特に右上の時計は気になります。
次に、「意外とこのスペックなのに軽く動く」です。
これは本当に驚きました。
120zhなので画面も滑らかですし、先ほど記述いたしましたが、不要なアプリが消えて快適にはなりました。
少なくとも「Youtube」「にゃんこ大戦争」は快適です。
原神など重めの3Dゲームは試していないのですが、さすがにこのスペックだと、おそらくカクカクで快適ではないと思います。
最後に
改造お疲れ様でした。
急ピッチで書いたので、至らない部分はあるかもしれません。
ぜひ、コメントで改善点をお聞かせください。
そして使えなかった機能は、「これ入れたら使えるよ!」などがありましたらぜひコメントにお願いします。
ご購読してくださりありがとうございました。
これからもこのような記事を投稿していますので、よろしくお願いします。
