#0009:一矢報恩
私の座右の銘は「一矢報恩」である。
AIには「慣用句としては誤っている」と指摘を受けたが、
そもそも正しい慣用句である「一矢報いる」とは異なる意味で使っている。
私にとっての「一矢報恩」とは、
書いて字の如く「一本の矢で恩に報いること」であり、
「自らの行動で恩返しをすること」という意味である。
人間として当然のことと思われるかもしれないが、
「口先だけで終わらないように」という点を忘れないよう肝に銘じている。
「一矢報いる」という慣用句は、
「勝ち目がないと分かった上で、なお諦めず、相手に対して一撃ぶちかます」
という覚悟を意味する言葉であると私は考えている。
実にクールなスタンスであり、個人的には熱い展開を期待したくなる慣用句だ。
私が敢えて「一矢報恩」という誤った慣用句を座右の銘にしているのは、
「自分は何に報いるのか?」を明確に表現したかった、という理由からだ。
コトバンクによれば、「報い」という言葉には善悪両方の意味が存在する。
1.ある行為の結果として身にはね返ってくる事柄。
2.労苦に対するつぐない。報酬。
3.前世の善悪の行為の結果が、現世で現れること。因縁によって果報を受けること。
4.仕返し。返報。
「一矢報恩」という銘には、上記の1と2の意味を紐づけている。
「自分の見えないところで、あの人はいつも助けてくれるな」
「できることは限られているが、あの人がピンチになったら自分が助けになろう」
「なんならボロボロになっているあの人に代わって、自分が最前線に立つつもりで臨もう」
一方的に与えるのではなく、相互に贈り合う関係性が望ましい。
人間関係というものについて、私はそう考えている。
