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コミズナギトリ、小さいミズナギドリ?

コミズナギトリ Christmas Shearwater Puffinus nativitatis

(フランス領ポリネシア沖 20218/11/6)

英名と学名はどちらも、タイプ標本の産地、キリバス共和国のクリスマス島にちなんでいます。
前々から思っていたんですが、和名のコミズナギドリとは、どの種類と比べて小さい、小(コ)ミズナギドリなんでしょう?
コミズナギトリの全長は35-38cm、翼開長は71-81cmです。
日本で記録のあるShearwatersの全長と翼開長を比較してみました。

全長比較 黄緑背景部分は全身暗色の種
翼開長比較 黄緑背景部分は全身暗色の種

全身が暗色のShearwatersの中では、最も小さいということが分かりました。(オナガミズナギドリは暗色型が生息していますので、暗色Shearwatersに含めました)
ただ、体下面が白色のShearwatersも含めると、最も小さいというわけではありません。ハワイセグロミズナギドリやオガサワラミズナギドリとは、大体同じくらいの大きさといえそうです(少々乱暴な言い方ですが…)。

コミズナギドリ…、小ミズナギドリ…、そんな名前を付けられるほど小さいか?というのは疑問だったのですが、日本に生息する全身が暗色のミズナギドリの中では一番小さい、ということで少しは納得することができました。
(それにしても、もう少し良い名前があったのではないかな~というかなり主観的な思いはぬぐい切れません。)

(オエノ島 2018/11/12)

コミズナギドリを見るたびに、オガサワラミズナギドリを含むセグロミズナギドリの仲間を真っ黒にしたような見た目・飛び方だな~と思っていたので、同じような大きさであることを再認識できてよかったです。
和名が示すほどすごく小さなミズナギドリではありませんが、オガサワラミズナギドリのような大きさで、オガサワラミズナギドリのような飛び方をする、全身が暗色のミズナギドリを見つけたら、コミズナギドリを疑ってみてもよさそうです。

(フランス領ポリネシア沖 2018/11/19)

それにしても、オガサワラヒメミズナギドリってやっぱりとっても小さいですね…!!

引用文献
箕輪義隆・小田谷嘉弥(2024), 新 海鳥ハンドブック 増補改訂版, 文一総合出版.

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