特技は、コンタクトレンズをいれることです
あぁ…。「わたしの特技は、他人にコンタクトレンズをいれることです。」ってドヤ顔するつもりだったのに。
決戦は、午後22時。
息子(小2)にコンタクトレンズ(オルソケラトロジー)をつける時間がやってきた、3日目のチャレンジ。不器用すぎるわたしにしては、珍しく、1日目、2日目とスッと入ったのだ。パパやんにドヤ顔するくらいに。3日目もうまくいくに決まってる。…なんて意気込んだのがよくなかったのか。
力むわたしに、怖がる息子(小2)どう考えても失敗するセットだ。残念なセットだ。ハッピーセットなら喜ぶのに。ハッピーセットの反対ってなんだろう。アンハッピーセットかな。
ハッピーセットには、おもちゃがついてくるけど、アンハッピーセットには何がついてくるんだろう。
コンタクトは、目を見開いてもらって、指でまぶたを開いて、私の人差し指でゆらゆらしているハードコンタクト(のようなもの)を、息子の黒目にピタッとくっつける必要がある。わたしがいわば強引にいれてしまったコンタクトは、先日までの栄光と比べるとあきらかに、白目側にずれてしまった。
痛い痛いと泣きわめく息子。パニックな私。目をあけてもらっても、なかなかどこにコンタクトがあるかわからない。わたしは胃の下あたりがキューっと痛くなった。内心(このまま、朝まで痛がってたらどうしよう。土曜の朝は眼科やってるっけ)まで考えていた。
右目は、もしかしたら泣いてる間に正しい位置に移動したのかもしれない。次みたときは、そこそこ黒目側にあった。ただ息子の信頼がほぼ0度だったため、外してやり直すことにした。
左目をやったときは、だいぶ下の白目側にくっついていた。下すぎて見つけた時ぞっとした。みつけられなかったら、ずっと痛がっていたんだろうか。
両目失敗したあとには、コンタクトレンズのケースに、ぷかぷか浮いているレンズと、完全に沈んでいる私が残った。
「よし、次は、パパがやろう」
そんな私の様子をみて、パパやんが自らやると言ってくれた。本当は、疲れて座椅子で居眠りしてたから、わたしひとりでがんばろうと思ってたのだ。泣き喚く息子に、パパやんの目もすっかり覚めた。
私と違って、昨日も、おとといも、何度か途中で目を閉じられて失敗していたパパやん。ここで、また失敗したら、息子は、今日はもうやりたくないというかもしれない。
ドキドキしながら、そばでみてたら、、、
あっという間に両眼とも、1回で決めた。
やばいっ。かっこいい!!この人、かっこいい!
いざという時に頼りになる男、それがパパやん。
どうやら、目の力を抜いてもらうのがコツらしい。それと、例えずれても、外さずにまぶたを抑えて目を動かせば、多少のずれは直せるらしいというのも、あとでネットで調べて知った。
息子は、今日はプール教室で泣いて泣いて、家では私のコンタクト失敗によって泣いて泣いて。散々な日だったかな。
だけども、布団で目をつぶったままの息子に、久しぶりに絵本を読んだ。「チョコのたね」という本。息子も、娘も好きだった本。
「ぎゅーして」と甘える息子を抱きしめて、髪をなでなでしたら、いつの間にか寝息に変わった。かわいい…癒しの時間だ。
それにしても、今日のパパやんはカッコ良かった。コンタクトレンズもそうだし、夕飯のときにも、手羽先を食べている私が、「わたしと結婚しようと思った決め手は?」と会話の流れで聴いたら、
「自分の子供をこの人になら任せられると思ったから」だって。こんな素敵な台詞、タレのついた手羽先で手がベタベタじゃないときに、聴きたかった。だけど、うれしかったなぁ。でも、「この人になら任せられる」と思った人間は、息子の目にコンタクトがいれられなかったよ。
あぁ、たぶん、明日もひきずるなぁ。この失敗。早く、「コンタクトいれるの苦戦してたよね」と笑えるくらい上達したい。
では、では、この辺で
明日も、今日のような1日でありますように。
