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なぜ、火打石は厄を祓うのか? 絶対に死なない火打石を超える術も公開します

こんにちは。
西炎です。
今回は火打石をテーマにしたいと思います。
よく時代劇などで夫が外出のときに、同居する妻などが玄関先でカチカチと石を鳴らしているあれのことですね。
これは実は神道からきている深い背景のある話で、今回は火打石なしでまったく同じことができる術を公開したいと思います。

火打石とは?

火打石(ひうちいし)とは、硬い石と鋼鉄製の「火打金(ひうちがね)」を打ち付けて火花を発生させる道具、またはその石自体を指します。
この火花を、乾燥した麻の繊維や炭化させた布(火口:ほくち)に落として火種を作り、その火種から火を起こすのが基本的な使い方です。
日本では、古くは日本神話にも登場するなど、古くから使われてきた発火具です。
また、火花が厄を祓うと信じられ、外出前に「切り火(きりび)」として、火打石を打ち付けて清める風習もありました。

この切り火については、武士などが危険な場所に行かないといけないときにも絶対に生きて戻れるという考えになっていました。
そのため冒頭でも記載しましたように侍が同居している妻に切り火をしてもらうシーンが出てくるわけですね。

火打石を売っている神社は?

火打石を販売している神社はほぼ皆無です。
ただし京都・伏見稲荷大社 眼力社(がんりきしゃ)では、厄除けや縁起物として火打石を販売しているようです。
大変珍しいですし、うらやましいですねぇ。

多くの神社では神具店と提携しているか、または直接は販売していないケースもあります。
切り火の風習がある神社や、厄除けで有名な神社周辺の神具店などで扱われていることが多いようです。

また、インターネット通販では、伊勢神宮や武蔵御嶽神社など、複数の神社の名前を冠した火打石が、神具店や個人売買サイトで販売されています。
これらの商品は、必ずしもその神社が直接販売しているわけではないことも知っておくと良いと思います。

猿田彦神社の火打石

以前、火打石といえば猿田彦神社(伊勢市)が有名でした。
しかし現在は授与停止となっていますね。
令和4年11月に授与停止となっていまて、現在のところ再開はされていませんね。
停止理由は欠品とされているので、石の調達が難しくなったのかもしれませんね。
非常にきれいな石での授与だったので残念ですが、従うしかありませんねぇ。

火打石と仏教

火打石の厄除けは、主に神道の考え方に深く根ざしたものです。
しかし、仏教においても、火の持つ「清浄な力」という点で共通する考え方があり、完全に無関係ではありません。

神道では、火そのものが神聖な力を持つと考えられています。
火打石で打ち出す「切り火」は、その瞬間に生まれた清浄な火花で、邪気や穢れを祓い清めるための儀式として古くから行われてきました。

仏教では、火打石を直接的な儀式に使うことは少ないですが、火を重要な要素とする儀式があります。
たとえば護摩(ごま)は 密教で行われる代表的な儀式です。
護摩壇で火を燃やし、煩悩を象徴する護摩木を火にくべて燃やすことで、悟りへと導くと考えられています。
この火は、単なる熱源ではなく、仏の智慧そのものを象徴しています。

火打石は何の石が使われることが多い?

火打石には、鉄よりも硬い石が使われるのが一般的です。
特に、以下の石が代表的です。

瑪瑙(めのう)
宝石としても使われる硬い石で、火打石として広く利用されています。

石英(せきえい)
水晶の仲間で、硬度が高く火花が出やすいことから、火打石として使われてきました。
特に、茨城県で採れる石英は「水戸火打石」として有名でした。

燧石(すいせき)
チャートやフリントとも呼ばれ、非常に硬質で火花を出しやすい石です。
ヨーロッパでは、火打石銃(フリントロック式)の発火装置にも使われていました。

火花を出すには、石と鉄製の火打金(ひうちがね)を打ち合わせ、火花を出す仕組みです。
そのため、火打石は火打金を削るほどの硬さが必要とされます。

火打石での厄除けを自分でする方法

切り火の作法としては

1、火打石と火打金を持つ
利き手に火打金、反対の手に火打石を持ちます。

2、火花を打ちかける
火打金のふちを、火打石の鋭い角で勢いよくこするように打ち付けます。

3、清める対象に当てる
はじけ飛んだ火花を、清めたい場所や人に向けて2~3回カチカチと打ちかけます。

というようなものになります。
通常は同居している家族に自分の背中などにかけてもらうのですが、同居人がいないときには自分一人でこの作法を行わないといけません。
当然ですが自分の背中に行うことはできないので、自分の足に行うことで代用します。
要は自分に火花がかかれば良いので足にということになりますね。

火打石を右肩に当てる理由

さらに細かい作法をいうと火打石を右肩に当てるというものもあります。
これは、右は清浄、左は不浄という考え方が元になっています。

右 神聖で清らかな場所、良い方角、そして「陽」の気を象徴
・左 不浄な場所、邪悪な方角、そして「陰」の気を象徴する

火打石の火花をかける切り火の正式な作法では、右肩 → 左肩 → 再び右肩の順で火をかけます。
これは、次のような意味が込められています。

・まず右肩に火をかけ、清らかな状態から始める。
・次に左肩に火をかけ、不浄や邪気を祓い清める。
・最後に再び右肩に火をかけ、清浄な状態に戻る。

通常ここまで丁寧にすることは本職でもまれかもしれませんが、人間には肩だけでなく右と左には実はいろいろな意味があるわけですね。

火花をかける位置によっては火事を招くこともありますので注意してくださいね。
軽く火花が散る程度で十分なのである程度の距離をとって使うようにお願いします。

火打石による厄除けの由来

古くから日本では、火はあらゆるものを清め、邪気や穢れを祓う聖なる力を持つと考えられてきました。

火打石と火打金(ひうちがね)を打ち合わせて生まれる「切り火(きりび)」は、その瞬間に生み出された清らかな火花で、身を清めるおまじないとして用いられてきました。

この習慣の歴史は古く、日本の古事記にもその起源が記されています。
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征に向かう際、伯母から授かった火打道具で、敵の火攻めから身を守ったという逸話があります。
これにより、火打道具は災いを避ける縁起物としても定着しました。

江戸時代には庶民の間にも広まり、外出する家族に厄除けとして切り火を打つ習慣が定着しました。
現在でも、歌舞伎役者や落語家、大工やとび職など、危険を伴う仕事に従事する人々が、毎日の安全を願ってこの習慣を続けていることがあります。

このように、火打石の厄除けは、単なる迷信ではなく、火の持つ神聖な力を信じ、日々の暮らしに安心と清らかさを求める、古来より伝わる文化的な習慣なのです。

さらに炎を使う術は密教や修験道では定着していますね。
護摩などでは室内でも炎を使うことが多いですし、どんど焼きといったお正月のお守りなどを燃やすときにも使用されます。
炎というのはやはりここでも浄化という意味もあるのですが、炎はそもそも光でもあり、光というのは人間の本質ともつながるという意味があるんですね。
故に願望実現系の術ではよく炎を使うことがあります。

炎を使う術についてはいくつかこれらの記事で紹介しました。

火打石の切り火の術を公開します

ではそろそろ裏の世界で絶対に無事に帰宅できるというようにいわれている秘術を紹介したいと思います。
手印などだけで行うので火打石のようなグッズは一切必要ありません。
必要なのは数秒の時間だけですね。
私もときどき行うことがありますが、出かけに心配なときにだけサクッと玄関で行うと良いでしょう。
術なので火打石のように人にかけてもらう必要もなく、自分一人で行うことができます。
ではいきます。

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