書道をはじめるために必要な道具と選び方
3月からオンライン書道教室【静芳書塾オンライン】がスタートします。
「道具は何を準備すれば良いかわからない」というお声もありましたので、
・静芳書塾オンラインで学ばれる方
・まずはベーシックな道具をそろえたい方
・上達しても使えるものを用意したい方
へ向けてネットショップで購入できる書道道具をご紹介します。
もしお近くに書道用品店があれば、「これから書道をはじめるのですが…」と店員さんにぜひ相談してみてください♪
まず最低限必要なもの
・筆
・墨(墨液・固形墨)
・硯
・紙
・下敷き
・文鎮(100円均一でも可)
・墨を磨る場合、水差し(100円均一でも可)
初めのうちはベーシックでお求めやすいものをそろえ、徐々に好みの道具にしていくのがおすすめです。長い書道人生ですから、お気に入りの道具に出会い、書道具が充実していくことも楽しみのひとつです。
筆

静芳書塾オンラインでは楷書・行書の半紙2〜4文字書きの課題が出ます。
オススメは兼毛筆で、穂先の長さは4〜5cm。
兼毛筆とは剛毛と柔毛をバランスよく組み合わせて作られた筆のことで、硬すぎず柔らかすぎないため、楷行はもちろん全ての書体に対応できます。墨の含みもよく扱いやすいので、書道初心者の方におすすめです。
私のオリジナル筆もありますので、よろしければぜひ。
▽静芳オリジナル筆【游神】
墨

墨には固形墨と液体墨があります。簡単にそれぞれのメリットとデメリットを挙げると、
〈固形墨〉
メリット
・書き心地・墨の色が良い
・墨の濃さを調整できる
・筆を洗う際に落ちやすい
・ゆっくりと磨る時間を持ち心を落ち着かせられる
デメリット
・墨を磨るのに時間がかかる
〈液体墨〉
メリット
・書くための時間が確保できる
・手軽に始められる
・容器は墨池(プラスチック・陶器)で良い
・黒くはっきりとした印象を与えられる
デメリット
・固まってしまうと固形墨よりも筆が痛みやすい
・使用せずに置いておくと分離・沈殿する
といった具合です。
液体墨のメリットはなんといってもすぐに書き始められること。まずは筆を持つことが大事ですから、迷ったらまず液体墨が良いと思います。ただし、液体墨は固まると筆が痛みやすいので、使用した後はすぐに洗うようにしましょう。
固形墨は伸びが良いため書きやすく、筆も長持ちします。しかし、練習するための量を磨るとなると、それなりに時間がかかります。
私は、練習や時間があまりない時は液体墨、作品作りや墨の濃さを調整して書きたいときには固形墨と使い分けています。
▽固形墨(◯型は大きさです)
▽液体墨
硯

硯は固形墨か液体墨、どちらを使用するかで選ぶものが異なります。
固形墨の方は自然石の硯をご用意ください。硯は一生ものですし良い硯は墨のおりがよく、気持ちよく磨れるものです。ひとつ目としてオススメの硯は「端渓硯」。掘り出された時期や場所によって値段が変わりますが、端渓硯の中でも「宋坑」がお求めやすい価格かなと思います。大筆でしたらサイズは6〜7吋(インチ)がちょうど良いでしょう。
また、すでに硯をお持ちでしたらメンテナンスもオススメです。上の画像の硯は、浅草の宝研堂さんでメンテナンスをしてもらい、磨り心地が最高になりました。気になる方は宝研堂の前田さんのInstagramをチェックしてください。
液体墨の方は、墨池がオススメです。中央の出っ張りで筆を整えられたり、筆置きもついています。素材は軽くて扱いやすいプラスチック、高級感のある陶磁器、墨液が酸化しにくい銅製とあります。
プラスチック製で十分ですので、あとはお好みのデザインでお選びください。
紙

書道で使う紙=半紙(はんし)と思われている方も多いかもしれませんが、「半紙」とは書道用紙の1つのサイズです。書道で使う紙にはたくさんの種類があり、にじみ、厚み、製法などにより多種多様な風合いを見せます。
「機械漉き」と「手漉き」がありそれぞれの特徴を挙げると、
〈機械漉き〉
・大量生産
・原料がパルプのものが多い
・墨が入りにくく、すべりやすい
・値段が安い
〈手漉き〉
・手作業
・原料が楮などの植物
・墨の入りがよく、ほどよい抵抗がある
・値段が高め
いつも書き心地の良い手漉きを使いたいものですが、年々価格は高騰中…
私は練習では「機械漉き」、清書・作品作りでは「手漉き」と使い分けています。まずは機械漉きの半紙を用意しましょう。書いていくうちにお好みの半紙を見つけてみてください♪
下敷き
下敷きは書く机の大きさに合わせて、用意するのがオススメです。硯の下や書いたものを置く範囲まで下敷きがあると、汚れが気にならず安心です。

いつもこんな感じでセッティングしています。
厚みは1〜3mmとあり、厚みがある方がずれにくくなります。フェルトの2mmがオススメですが、ご予算に合わせてご用意ください。
半紙版(罫線入りがオススメ!)
筆・硯・墨・紙、これらの道具を文房四宝といいます。書くことに直接関係してきますので、ぜひ長く使えるものを選んでください。
文鎮・水差し・筆置き
これらは取り急ぎ代用品や、100円均一でも構いません。水差しは水の量が少量ずつ出て調整できるもの、例えば醤油差し・スポイトボトルなど。筆置きは箸置きでも良いですね。
他に良い代用品があったら、ぜひ静芳書塾オンラインで教えてください!
おわりに
今回は上達してもずっと使える道具を紹介しました。
はじめに一気にそろえると出費がかさんでしまいますので、サイズを小さいものにしたり、枚数を減らしたりと調整したいただければ幸いです。
これから好みのお道具と出会っていくのも、書道の楽しみの一つです。書道用品店や催事に行くと、ついつい財布の紐が緩み道具や本を買ってしまう…。みなさんにも早くこちらの世界へ来て欲しいです。笑
静芳書塾オンラインが始まる前に、質問ライブをする予定です!道具のこともわからないことがあれば、ぜひそちらでご質問ください✨
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