長野マラソン――競っていないのに勝負になる。9年ぶりに戻る理由
長野マラソン参戦します。
9年ぶりに、あの独特の空気の中へ戻ります。
久しぶりの挑戦です。楽しみな気持ちもありますが、それ以上に、あの空気の中にもう一度身を置くことになる――そう思うと、自然と気持ちが引き締まります。
長野マラソンは、1998年長野オリンピックの レガシーを継承するために始まった大会 です。
コースはその象徴で、オリンピック施設を巡る設計になっています。
アクアウィング(アイスホッケー)
セントラルスクエア(表彰式会場)
ビッグハット(アイスホッケー)
ホワイトリング(フィギュア・ショートトラック)
Mウェーブ(スピードスケート)
オリンピックスタジアム(ゴール)
オリンピックの記憶をなぞるように走るこのコースは、それだけで十分に特別です。
ただ、この大会の魅力はそれだけではありません。
先着順エントリー、制限時間5時間、日本陸連主催――。
実業団選手も走る環境の中で、スタートラインには自然と 走ることに対して意識の高いランナーが集まる空気 が生まれます。
とはいえ、速さだけが求められる大会ではない。
自分のペースで走るランナーも、同じコースに立っています。
ただ、その場に立つためには、ほんの少しだけ覚悟がいる。
その空気の中に身を置く、という覚悟です。
それでも不思議なのは、
その中で走っていると、無理に頑張ろうとしなくても、自然と自分の走りが引き上げられていくことです。
沿道の応援や北アルプスの景色は、確かに素晴らしい。
でも、それだけでは語りきれない。
この大会には、
走ることにきちんと向き合いたくなる空気 があります。
だからこそ、9年ぶりでもまた戻ってきたくなるし、
走る意味を改めて考えさせられる。
長野マラソンは、ただ完走する大会ではありません。
自分の走りを一段引き上げてくれる場所 です。
そしてその入り口には、ほんの少しだけ高い敷居がある。
でも、その一歩を越えた先にあるものは、確実に特別です。
競っているつもりはないのに、なぜか勝負になっている――それが長野マラソンだ。
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