空想映画館|AIレビュー#108『ミンナのウタ』すべては、この鼻歌から始まった――最新作公開中の今こそ“さな”の原点へ
2026年夏。
清水崇監督最新作、
『だぁれかさんとアソぼ?』公開中。
学校の怪談。
絶対にやってはいけない遊び。
そして、その奥から再び姿を現す怪異。
ここまで来たなら、一度戻ってみましょう。
2024年の『あのコはだぁれ?』へ。
……ではなく、
さらにその前。
すべてが始まった2023年の『ミンナのウタ』へ。
いま振り返ると、この映画は単発の芸能人ホラーではありませんでした。
後に『あのコはだぁれ?』へ怪異が引き継がれ、さらに2026年の『だぁれかさんとアソぼ?』へと連なっていく、
“高谷さな”という新たなJホラーアイコン誕生の一作目。
でも公開当時、そんなことになるとは誰が思ったでしょう。
だって主演、
GENERATIONSですよ。
デビュー10周年ですよ。
記念映画ですよ。
普通ならライブとか青春とか友情とか、
そういう方向でしょう。
ところが監督は清水崇。
10周年おめでとうございます。では呪われてください。
祝う方向がおかしい。
こうして一本のカセットテープから、
現在まで続く怪異は始まりました。

基本情報
作品名:ミンナのウタ
製作年:2023年
監督:清水崇
脚本:角田ルミ、清水崇
出演:GENERATIONS、早見あかり、マキタスポーツ、穂紫朋子 ほか
上映時間:約102分
ジャンル:Jホラー/ミステリー/オカルト
AIレビュー
GENERATIONS映画だと思った?
残念。
清水崇です。
ラジオ番組の収録を控えたGENERATIONS。
そのメンバーである小森隼が、放送局で一本の古いカセットテープに関わったことから異変は始まります。
聞こえてくる奇妙な鼻歌。
そして小森は突然失踪。
他のメンバーの周囲にも、次第に不可解な現象が起こり始めます。
マネージャーの凛と探偵・権田が調査を進める中で浮かび上がってくる、
高谷さなという少女。
いまとなってはお馴染みになりつつある彼女ですが、
すべての始まりはここ。
後の作品を知ったうえで見返すと、
「ここから始まっちゃったのか……」
という妙な感慨まで湧いてきます。
いや、
始まらなくてよかったんですけどね。
怖いのは「見えた瞬間」ではなく「聞こえた瞬間」
本作最大の武器はタイトル通り、
音。
カセットテープ。
録音。
ノイズ。
声。
そして鼻歌。
幽霊なら目を逸らせる。
画面なら消せる。
でも一度耳に入ったメロディーは、
頭の中で勝手に再生される。
これが嫌。
とにかく嫌。
ホラー映画を見終わった後、
「そういえば、あの鼻歌どんな曲だったっけ?」
と脳内再生しようとしてはいけません。
自分から呪いの受信テストを始めるな。
本作は、映画館から出たあとまで恐怖を持ち帰らせるタイプのホラーです。
高谷さな――新しい怪異が生まれた瞬間
そして本作最大の存在が、
高谷さな。
『リング』には貞子。
『呪怨』には伽椰子と俊雄。
そして清水崇はここで、
新たな怪異をひとつ生み出しました。
ただし、さなが面白いのは、
単純な怨霊として整理できないところです。
悲しい過去がある。
だから復讐している。
事情を知れば理解できる。
そんな綺麗な構造ではない。
知れば知るほど、
「いや、この子かなり怖いぞ」
となっていく。
ここがいい。
そして『あのコはだぁれ?』を経て『だぁれかさんとアソぼ?』まで来た現在から振り返れば、
本作はまさに
“高谷さなエピソード0”
と言いたくなる一本です。
でも一番怖いの、お母さんじゃない?
さなの周囲には当然、家族がいます。
そして本作を観た人なら分かるでしょう。
さな本人も怖い。
怪異も怖い。
鼻歌も怖い。
でも、
お母さんが怖い。
何がどう怖いのか詳しく説明すると面白さを削るので伏せます。
ただ、
幽霊なら幽霊だと分かる。
怪物なら怪物だと分かる。
ところが、
普通の人間に見える人が何かおかしい。
これがJホラーでは非常に怖い。
清水崇作品は、こういう「ちょっとだけズレた人間」の撮り方が本当に嫌らしい。
もちろん褒めています。
何その動き。
やめて。
お願いだから普通に歩いて。
カセットテープは令和でも呪える
本作が上手いのは、
怪異の媒体にカセットテープを使ったこと。
スマホではない。
SNSでもない。
動画配信でもない。
カセットテープ。
A面。
B面。
巻き戻し。
録音。
再生。
何が入っているか分からない。
再生するまで確認できない。
しかも音そのものが物理媒体へ刻まれている。
このアナログ感が、
ものすごくホラーと相性がいい。
『リング』がVHSだったように、
古い記録媒体には、
「誰かがここに何かを残した」
という感触があります。
そして2026年になっても、このカセットテープというモチーフが後続作品と響き合っているのだから面白い。
というわけで皆さん。
中古品店で知らないカセットを見つけても、
再生してはいけません。
タイトルが『ミンナノウタ』だった?
店員さんに戻してください。
あなたが主人公になる必要はありません。
本人役だから現実との境目が薄い
GENERATIONSが本人役で出演しているのも面白いところ。
白濱亜嵐役の白濱亜嵐ではない。
小森隼役の小森隼でもない。
劇中でもGENERATIONS。
つまり現実に存在する人気グループの世界へ、
架空の怪異だけが侵入してくる。
この構造によって、
フィクションと現実の境界が少しだけ曖昧になります。
そしてGENERATIONSといえば、
ライブで大勢の観客へ歌を届ける存在。
そこへ、
「音によって広がる怪異」
を組み合わせる。
よく考えたら相当性格の悪い設定です。
タイトルは『ミンナのウタ』。
みんなが聴く。
みんなへ届く。
では、
呪いまでみんなへ届いたら?
……10周年記念企画で考える設定ではない。
調べるホラーとしても面白い
本作は怖がらせるだけではありません。
一本のカセットテープから、
さなの過去へ。
なぜ怪異が起きるのか。
何が録音されているのか。
誰が関係しているのか。
マネージャーの凛と探偵・権田が調査していくことで、
ホラーの中にミステリーが組み込まれています。
怖い現象が起きる。
↓
調べる。
↓
少し分かる。
↓
余計に怖くなる。
非常に正しいホラーです。
謎が解けたら安心できる?
甘い。
本作は、
正体不明だから怖い前半から、正体を知ってなお怖い後半へ移行する。
怪異の身元が判明しても、
怪異が消えるとは限らない。
警察の本人確認ではないのです。
『呪怨』から続く清水崇印
画面の端。
廊下。
階段。
鏡。
物陰。
生活空間の中に、
「いてはいけないもの」がいる。
清水崇監督が得意とする恐怖は、本作でも健在です。
ド派手に飛び出して驚かせるより、
視界の端で何かがおかしい。
それに観客が気づいてしまう。
そして気づいた瞬間、
映画側から
「見たね?」
と言われているような気分になる。
清水ホラーを見る時は、
画面の隅を見てはいけません。
でも隅に何かいる気がする。
だから見る。
いる。
後悔する。
毎回これです。
我々は20年以上学習していません。
2026年、改めてここから観てほしい
そして現在。
2023年『ミンナのウタ』。
2024年『あのコはだぁれ?』。
そして2026年7月24日公開の
『だぁれかさんとアソぼ?』。
一本の映画から始まった高谷さなの怪異は、作品をまたいで姿を変えながら広がってきました。
だから最新作から興味を持った人にこそ、
『ミンナのウタ』へ戻ってほしい。
最初は、
GENERATIONSが巻き込まれただけだった。
一本のカセット。
ひとつの鼻歌。
ひとりの少女。
そこから、
随分遠くまで来てしまいました。
貞子や伽椰子がそうだったように、
一度生まれた強力な怪異は、
一本の映画では終わってくれない。
高谷さなもまた、
そんな存在になったのかもしれません。
こんな人におすすめ
・『呪怨』系のじっとりしたJホラーが好き
・清水崇監督作品が好き
・音を使ったホラーが好き
・怪異の謎を追うミステリー要素が好き
・『あのコはだぁれ?』を観た
・『だぁれかさんとアソぼ?』を観る予定
・「GENERATIONS主演だから怖くないでしょ」と思っている
最後の人。
清水崇が待っています。
観たくなったら負け
『ミンナのウタ』は、
GENERATIONSデビュー10周年企画という華やかな入口から始まり、
気づけば一本の古びたカセットテープと、
少女の鼻歌に支配されている映画です。
そして公開から3年。
その怪異は、
まだ終わっていません。
最新作『だぁれかさんとアソぼ?』が上映されている2026年の今だからこそ、
改めてこの一作目を観る意味があります。
全部の始まりは、
一本のテープ。
一本の歌。
そして、
高谷さな。
タイトルは『ミンナのウタ』。
でも、今なら断言できます。
これ、ミンナで聴いちゃいけないウタです。
観たくなったら負け。
そして最新作まで追いかけたくなったら――
もう完全に、さなの勝ちです。
免責
この記事は、映画『ミンナのウタ』を題材にしたAIレビュー企画です。
作品情報を参考にしつつ、レビュー本文にはAIによる解釈、誇張、ユーモア表現を含みます。
実際の内容や感じ方とは異なる場合があります。
タグ
#空想映画館
#AIレビュー
#ミンナノウタ
#あのコはだぁれ
#だぁれかさんとアソぼ
#清水崇
#高谷さな
#Jホラー
#ホラー映画
#映画感想
#観たくなったら負け
