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空想映画館|AIレビュー#110『だぁれかさんとアソぼ?』――その遊びは、あのコのところへ続いていた学校の誰もいない階段。

その13段目で、カセットテープに日付と名前を吹き込む。

すると、その名前を録音された人間は、指定された日に死ぬ。

……待ってください。

令和の高校生がやる呪いにしては、使用メディアが昭和すぎる。

スマートフォンでもない。

SNSでもない。

ボイスメモでもない。

カセットテープ。

しかし、その古びた録音機が画面に現れた瞬間、

「あっ、またあのコだ」

と察した人も多いのではないでしょうか。

『ミンナのウタ』で恐怖の歌を届け、

『あのコはだぁれ?』で学校と家族の記憶を揺さぶった存在。

今回、その恐怖は若者たちの間で流行する「遊び」となって帰ってきました。

皆さん、学校の怪談を流行らせるのはやめましょう。

怪異側が宣伝活動をしなくても済むようになってしまいます。


基本情報

作品名:だぁれかさんとアソぼ?
公開年:2026年
監督:清水崇
原案・脚本:角田ルミ、清水崇
出演:鎮西寿々歌、星乃あんな、大西利空、向井怜衣、小國舞羽、室はんな、染谷将太、マキタスポーツほか
上映時間:109分
ジャンル:学園ホラー/都市伝説ホラー
配給:松竹


AIレビュー

絶対にやってはいけない遊び――だから高校生はやる

本作の発端は、若者たちの間で密かに広まっている「タカヤサマ」という遊びです。

学校の階段を13段目まで上り、カセットテープに日付と名前を録音すると、その人物が指定された日に死ぬ。

もちろん、

絶対にやってはいけない。

そう言われています。

ホラー映画における「絶対にやってはいけない」は、

「物語を開始するため、誰か必ず実行してください」

という意味です。

やる。

高校生たちはやる。

軽いノリでやる。

そして、本当に死ぬ。

皆さん、ホラー映画の世界では注意書きを守りましょう。

「開けるな」

「振り返るな」

「再生するな」

「名前を呼ぶな」

このあたりを守るだけで、かなりの人数がエンドロールまで生き残れると思います。


呪いを生み出すのは、ほんの一瞬の悪意

事件が起きた高校へ派遣される心理カウンセラー・平瀬小春。

その学校には、小春の妹・菜々美が通っていました。

しかも菜々美は、問題の遊びを実行した生徒の一人。

仕事として生徒たちを支えなければならない小春と、過去の傷を抱えながら姉を拒絶する菜々美。

本作は、怪異へ巻き込まれた姉妹の物語として進んでいきます。

主人公が霊能力者でも刑事でもなく、心理カウンセラーなのは面白いところ。

「最近、何か不安なことはありますか?」

あります。

カセットテープに名前を録音したら、その人が死にました。

完全に通常業務の範囲外です。

しかし、本作で描かれる恐怖の入口は非常に現代的です。

誰かに腹を立てた。

少し困らせたかった。

仲間内のノリで名前を録音した。

本当に死ぬとは思っていなかった。

けれども、一度録音された声は残る。

そのとき抱いていた怒りも、嫉妬も、悪意も、なかったことにはできない。

「冗談だった」

「遊びだった」

そんな言葉では取り消せない結果だけが残ってしまう。

古いカセットテープを使った怪談でありながら、そこで描かれているのはSNS時代の言葉の怖さです。

軽い気持ちで発した一言が記録され、拡散され、自分の手を離れた場所で誰かを傷つけ続ける。

怪異より先に、人間の悪意が録音ボタンを押している。

この構造が何とも嫌なのです。


単体でも観られる――しかし、過去2作を観ていると景色が変わる

『だぁれかさんとアソぼ?』は、本作から観ても物語を追えるように作られています。

禁断の遊びに手を出してしまった高校生たち。

妹を救おうとする姉。

次々と起きる不可解な死。

単独の学園都市伝説ホラーとしても成立しています。

しかし、

『ミンナのウタ』

『あのコはだぁれ?』

を観ているかどうかで、本作から受け取る情報量は大きく変わります。

同じカセットテープ。

声を録音するという行為。

学校という舞台。

過去作から続いて登場する人物たち。

一見すると新しい事件でありながら、その奥には前2作から延びる道が確かに存在しています。


1作目『ミンナのウタ』との接続――カセットテープの意味を知っているか

『ミンナのウタ』を観ている人にとって、本作に登場するカセットテープは、単なる懐古的なホラーアイテムではありません。

あの作品では、録音された声と音が恐怖の中心にありました。

カセットテープに残された不気味な音。

ラジオから流れてくる歌。

そして、音を通して近づいてくる怪異。

だからこそ本作で、高校生たちがカセットテープへ名前と日付を吹き込む場面には、最初から嫌な予感が漂います。

本作だけを観れば、

「呪いを実行するための道具」

に見える。

しかし『ミンナのウタ』を観ていれば、

なぜこのシリーズでは、声を“録音する”ことがこれほど危険なのか

という記憶が先に蘇ります。

録音する。

再生する。

誰かに聴かせる。

音を残す。

それらの行為が、あの世界では決して無害ではなかった。

シリーズ1作目を知る観客は、登場人物よりも先にカセットテープを警戒することになります。

高校生たちが録音ボタンを押す。

観客は心の中で叫ぶ。

押すな。

押した。

だから押すなと言ったでしょう。


2作目『あのコはだぁれ?』との接続――学校で起きた恐怖の続き

『あのコはだぁれ?』では、『ミンナのウタ』で断片的に示されていた過去が、学校や家族の物語として掘り下げられました。

夏休みの学校。

補習授業。

そこにいるはずのない生徒。

集合写真。

高谷家。

そして、過去と現在をつなぐ人物たち。

『ミンナのウタ』が、音楽とカセットテープを通じて怪異へ近づいていく映画だったとすれば、

『あのコはだぁれ?』は、

学校に残された記憶へ踏み込んでいく映画

でした。

本作もまた、学校から始まります。

しかも今回は、怪異が若者たちの間で共有される「遊び」になっている。

『あのコはだぁれ?』を観ている人にとって、学校の階段や生徒たちの噂話は、それだけで過去作の恐怖を思い起こさせます。

そして本作には、前作の事件を知る人物も再登場します。

前作を観ていない人には、怪異について何かを知っている謎めいた存在に見えるかもしれません。

しかし前作を観ている人には、

あの恐怖を経験した人物が、再び同じ世界へ引き戻されている

ことが分かります。

顔を見ただけで過去作の記憶がつながる。

説明台詞がなくても、

「これは完全に、あの事件の続きだ」

と理解できる。

シリーズものならではの楽しさです。


七尾悠馬の登場が意味するもの

染谷将太演じる七尾悠馬も、本作で重要な役割を担います。

七尾悠馬という人物が誰なのか。

なぜ彼がこの怪異と深く関わっているのか。

その背景は『あのコはだぁれ?』で描かれています。

本作だけを観た場合、その存在には説明しきれない部分が残るでしょう。

しかし前作を観ていれば、彼が現れた瞬間に物語の緊張感が一段上がります。

今回の事件は、単に似たような怪談が別の学校で起きているのではない。

前作から続く問題が、まだ終わっていなかった。

そして七尾悠馬自身もまた、過去から逃れ切れてはいない。

本作の姉妹の物語と、前作から続く高谷家の物語。

その二つが交差することで、『だぁれかさんとアソぼ?』はシリーズの続編として明確な輪郭を持ち始めます。


権田継俊――説明しなくても逃げるだけで怖い男

そしてシリーズをつなぐ人物として欠かせないのが、マキタスポーツ演じる探偵・権田継俊です。

『ミンナのウタ』では、GENERATIONSの失踪事件を調査していた探偵。

『あのコはだぁれ?』では、すっかり怪異に怯える側へ回っていました。

そして本作にも登場します。

ただし、もはや積極的に真相を究明しようとはしません。

なぜなら彼は知っている。

この怪異について深く調べればどうなるのか。

不用意に近づけば何を失うのか。

権田が表情を曇らせる。

話を避ける。

逃げようとする。

それだけで、シリーズを観てきた観客には十分です。

ああ、今回も相当まずいらしい。

1作目では事件を追う人。

2作目では警告する人。

3作目では気配を察知した時点で逃げる人。

順調に危機管理能力だけが上がっています。

ホラー映画において、これは正しい成長です。


過去作を知るほど、不自然さが目につく

前2作を観ていることで見えてくるのは、登場人物の関係だけではありません。

カセットテープ。

高谷家。

学校。

階段。

録音された声。

人が別の場所へ連れ去られるような感覚。

シリーズを通して繰り返されてきた要素が、本作にも形を変えて配置されています。

ただし、それらが過去作とまったく同じ意味で使われているとは限りません。

以前はこうだった。

あの場所には、これがあった。

あの人物は、このような経験をした。

そう記憶している観客ほど、本作で描かれるわずかな違和感に気づきます。

これは単なる設定の再利用なのか。

それとも、過去作を踏まえた新しい情報なのか。

何気ない台詞や風景が、前2作の記憶とぶつかり合う。

シリーズを観ているからこそ、「何かがおかしい」と感じられる。

その感覚こそが、本作を3作目として観る醍醐味です。


「タカヤサマ」とは何なのか

本作では、若者たちが問題の遊びを「タカヤサマ」と呼んでいます。

しかし、その名前がどこから生まれたのか。

なぜこの手順で呪いが成立するのか。

過去作で描かれてきた存在と、現在流行している遊びが、どのように結びついているのか。

劇中には考えるための材料が散りばめられていますが、簡単に一つの答えへまとめられるものではありません。

過去2作を観ているからこそ浮かぶ疑問もあります。

逆に、本作を観た後で過去作を見返すことによって、初めて気づける部分もあるでしょう。

そして本作の「遊び」は、突然どこからか生まれたものではありません。

その階段の先には、前2作から続く恐怖が確かに待っています。


過去作を観てからの鑑賞を強く推奨

本作から観ることもできます。

しかし本来の面白さを味わうなら、

『ミンナのウタ』

『あのコはだぁれ?』

『だぁれかさんとアソぼ?』

の順番がおすすめです。

1作目で、カセットテープと音が持つ意味を知る。

2作目で、学校、高谷家、七尾悠馬たちの背景を知る。

そのうえで本作を観ると、

何気ない人物の登場。

聞き覚えのある言葉。

カセットレコーダー。

学校の階段。

過去作と似ているようで微妙に違う風景。

その一つひとつが、前2作の記憶と結びつきます。

単体では、

禁断の遊びに手を出した高校生たちの学園ホラー。

3作通して観れば、

過去から続く怪異が、時代と人間関係をまたいで広がっていくシリーズ最新章。

見えてくる映画がまるで違います。


怖いのは、軽い気持ちで名前を録音する人間

本作の高校生たちは、本気で相手を殺したかったわけではないのかもしれません。

腹が立っていただけ。

友達の前で引くに引けなくなっただけ。

どうせ何も起きないと思っていた。

しかし、何も起きないと思っているからこそ、人間は残酷なことができます。

名前を録音する。

指定する日付を口にする。

再生する。

それだけなら、ただの音です。

けれど、その音に誰かを傷つけたいという感情が込められていたら。

そして、それを聞いている何かがいたら。

「遊びだった」は通用しません。

怪異が勝手に現れたのではない。

最初に名前を吹き込んだのは人間です。

恐怖を招き入れる扉には、人間の指紋がしっかり残っている。

ここが本作の嫌なところであり、現代的な怖さでもあります。


こんな人におすすめ

・『ミンナのウタ』『あのコはだぁれ?』を観た人
・学校怪談や都市伝説ホラーが好きな人
・カセットテープという言葉だけで不安になれる人
・シリーズを通した伏線や人物の再登場が好きな人
・姉妹の関係を軸にしたホラーが観たい人
・夏休みに学校へ忘れ物を取りに行く予定がない人

本作からでも鑑賞できますが、前2作を観ていることで恐怖の解像度は確実に上がります。

特に七尾悠馬や三浦瞳、権田継俊の登場は、過去作を知っているかどうかで受け止め方が大きく変わります。


観たくなったら負け

最初は、カセットテープから聞こえる不気味な音だった。

次は、学校にいるはずのない「あのコ」だった。

そして今度は、若者たちの間で広まる禁断の遊びになった。

作品を重ねるごとに、恐怖の届く範囲が広がっています。

しかし、本作が本当に怖いのは、怪異が強くなったからだけではありません。

人間が面白半分で試し、

嫌いな誰かの名前を吹き込み、

次の人間へ方法を伝えていく。

誰かが始めた遊びを、別の誰かが続ける。

その連鎖によって、恐怖は自分の力で広がっていく。

学校の階段、13段目。

カセットテープに日付と名前を吹き込む。

その人は死ぬ。

やりません。

絶対にやりません。

ただし、映画館で観るだけなら――

少しくらい、遊んでみてもいい。

観たくなったら負け。


劇場で答え合わせする

『だぁれかさんとアソぼ?』は、2026年7月24日より全国公開。

今回は円盤ではなく、暗い劇場で答え合わせできます。

『ミンナのウタ』と『あのコはだぁれ?』を復習してから観れば、序盤から散りばめられたシリーズ接続に気づけるはずです。

そして上映後、映画館の階段を上る際には段数を数えないでください。

12段なら安心。

14段でも安心。

13段だった場合は――

知らん。

走れ。


まとめ

『だぁれかさんとアソぼ?』は、

「学校の階段13段目で、カセットテープに日付と名前を録音すると、その人物が死ぬ」

という都市伝説から始まる学園ホラーです。

単体でも、言葉の悪意と姉妹の関係を描いた作品として楽しめます。

しかし過去2作を踏まえると、本作の見え方は大きく変わります。

『ミンナのウタ』で描かれた、カセットテープと音の恐怖。

『あのコはだぁれ?』で掘り下げられた、学校と高谷家の過去。

そして本作で広がる、新たな禁断の遊び。

同じ人物。

同じ小道具。

同じ場所。

けれど、それらがまったく同じ意味で使われているとは限らない。

前2作を知っているほど、小さな違和感が引っかかる。

その違和感を追っていくことこそ、本作をシリーズ第3作として観る最大の面白さです。

タカヤサマとは何だったのか。

過去作で描かれた怪異と、今回の遊びはどのようにつながっているのか。

映画を観終えても、それら大きな謎を考察する楽しみは残ります。

ひとまず今は、学校の階段でカセットレコーダーを持っている友達を見つけても、声をかけないでください。

名前を聞かれても答えない。

誕生日も言わない。

そして何より、

13段目には立たない。

夏休みはまだ長い。

命は一本しかありません。


免責

この記事は、映画『だぁれかさんとアソぼ?』を題材にしたAIレビュー企画です。

基本情報は公式発表などをもとに確認していますが、レビュー本文にはAIによる解釈、考察、誇張、ユーモア表現が含まれます。

実際の内容やシリーズ作品との関係については、ぜひ本編でお確かめください。


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