堅実派のためのオプション入門(2)オプションで生き残るためのルール
他の投資同様、オプションもリスク管理が最優先。
オプションはレバレッジ取引・証拠金取引。
つまり、少ない資金で大きな取引ができるという特徴がある。
そのため、リスクの大きさは
現物株 → オプションの買い → 信用取引 → オプションの売り
の順に大きくなる。
オプションは、
「やり方次第で低リスクにも高リスクにもなる」
という少し特殊な商品。
1. なぜリスク管理が最優先なのか
オプションは“期限のある契約”
だからこそ、時間が味方にも敵にもなる
方向性が当たっても、期限が合わなければ負ける
つまり、 「相場を当てるゲーム」ではなく「リスクを調整するゲーム」
2. オプションで生き残るための“4つのルール”
① 小さくやる
1回の取引は資金の1〜3%で十分。 → 大きく張らないだけで、ほとんどの事故は防げる。
② 方向より“どこまで動くか”を見る
→ 「上がるか下がるか」ではなく 「ここまでは来ないだろう」という“範囲”を考えるのが大切。
③ボラティリティ(IV)が高すぎる時に買わない
チャートの右上にある「IV」の数字が いつもより高いときは、買いは避ける。高い時に買うと損しやすいため。
④ 裸売り(ノンヘッジ)は避ける
裸売りは予測と逆に動いたとき(暴騰・暴落したとき)、損失が大きくなりやすい。
特に売りは損失が無限大なので高リスク。
有名な「ターゲットバイイング(プットの売りのみ)」「カバードコール(コールの売りのみ)」は、正に裸売り(ノンヘッジ)。損失無限大で高リスク。
→ “売るなら必ず「プットの売りxプットの買い」または「コールの売りxコールの買い」など、セットで買う(スプレッド戦略)” これだけで安全度が一気に上がる。
4. 私の実体験
最初は「ターゲットバイイング(以下、ターバイ)」の魅力に惹かれた。1回目のターバイ取引後、「急変で評価損が一気に増えて大損した人」の記事を読み、ターバイが怖くなった。
「ターバイ」はやめ、“スプレッド戦略”に切り替えた。スプレッド戦略は、損失が限定されるので、大損することは減る。
「生き残る投資」こそ大事だと改めて感じた。
5. まとめ:まずは“危ないことをしない”だけでいい
オプションは、当てるゲームじゃない。 生き残るためのルールを守るだけでいい。
