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2000枚撮っていたあの頃と、たった2枚の今。

長男が高校野球を引退してから、2年が経った。

今年も夫婦で母校の試合を応援しに行った。

長男は授業と重なって一緒には来られなかったけれど、現地には長男の同級生たちの姿があった。

すっかり雰囲気が変わって、髪が伸びていたり、染めていたり。私服姿も相まって大学生らしい爽やかさだ。でも、顔を見ればあの頃の記憶が瞬時によみがえり、野球をしていた頃の姿を思い出す。

試合後に声をかけると、昨年よりさらに気さくになっていて、大学のこと、バイトのこと、部活のことなど楽しそうにたくさん話してくれた。屈託なく笑う彼らの笑顔は、前と変わらず本当に眩しくて、その元気がビタミンのように私の中へチャージされていく。

やっぱり、球児っていいな。

現役でも、引退してもかわいい。もしかしたらおっさんになっても、私はきっとかわいいと思ってしまうのだろう。

最後に、「1枚だけ写真撮ってもいい?」と聞くと「いいっすよ!」と即答。

高校時代、鬱陶しいほどカメラを持って彼らの周囲を徘徊していた私なのに、今でもこうしてシャッターを切らせてくれることが本当にありがたくて、嬉しい。

1学年下の、今年からOBとなった後輩たちも含め十数名が集まってくれた。久しぶりに撮る集合写真。

「いくよーー!」

シャッターを切る。うん、照れくさそうだけどいい感じに撮れた。

よし、じゃあ・・・

「あのさ、もう一つ何かポーズやってくれる?」

お願いしてみると「何がいい?」なんて相談しながらガッツポーズをしてくれた。私はスマホのシャッターを連打した。時間にして10秒もかかっていない。

その中から、みんなが目をつぶっていなくて、視線も合っていて、笑顔の一枚を選んだ。

計2枚。久しぶりに同級生のママたちのLINEグループを探し出して送った。

彼らの現役時代、1試合に2時間以上かけて2000枚ほど撮っていたあの頃に比べれば、本当にわずかな時間と枚数だ。

それでも、ファインダー越しに成長した彼らを見つめた時間は、1分にも満たないのにプライスレスで尊い時間だった。

帰宅してからも、その翌日の通勤電車でも、そして今も、ニマニマしながら写真を眺めてしまう。

我が息子は写っていないけれど、チームの仲間たちはみんな、我が子のように可愛いのだ。

いつかこの景色を、甲子園という夢舞台を背景に撮れたらいいなぁ。

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Naho/働いてても野球少年を育てられる! 野球好きな母が日々感じたことを綴ってます。何かのお役に立てたら幸いです。