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TRN Wave Bluetooth DAC/AMP レシーバー レビュー:優れた基本性能と、運用面での課題


TRNから新たに発売されたBluetooth DAC/AMP「TRN Wave」を購入しました。チップ構成にQCC3095と、定評のあるCS43198をデュアルで採用しており、スペック面では非常に期待感のあるモデルです。実際に使用して見えてきた、本機の音質と使い勝手について主観的なインプレッションをまとめます。

TRN Wave 安定した無線環境と、期待を上回る音質

まず驚かされたのは、その音質の良さです。Bluetooth接続でありながら、デュアルDAC構成の恩恵を十分に感じさせる透明度の高い音を鳴らしてくれます。
多少低音の芯が甘い感じはあるのですが、ケーブル形状のドングルDACより確実にワンランクは上の音とはいえると思います。

対応コーデックもLDACやaptX HDに加え、次世代規格であるLE Audio(LC3)まで網羅しており、最新のワイヤレス環境にしっかりと対応できている点は高く評価できます。

また、本機は4.4mmバランス接続時でも、本体内蔵のマイクを使用して通話が可能です。ポータブルアンプを介しながらハンズフリーでやり取りができるのは、日常使いにおいて大きな利便性となります。

TRN Wave 筐体の仕様とバッテリー性能

外観は一見すると金属筐体のように見えますが、実際にはプラスチック製です。これはおそらく無線信号の干渉を防ぐための選択でしょう。質感は悪くなく、何より技適(222-260252)もしっかりと取得されているため、国内でも安心して使用できます。

バッテリーについては600mAhの容量を備えており、公称では10時間から15時間程度の連続駆動が可能です。このサイズ感のデバイスとしては十分なスタミナを持っており、長時間の外出でも頼りになります。

TRN Wave 運用上の注意点と改善を要するポイント

非常に優れた基本性能を持つ一方で、使用感においていくつか無視できない課題も見受けられました。

  1. (要注意問題)システムアナウンスの音量設定 接続時などに流れるアナウンス音量が固定されており、かなり大きい音量に設定されています。感度の高いイヤホンだと爆音のアナウンスになることも。大音量でリスニングを行う層であれば許容範囲かもしれませんが、静かな環境で聴く際には耳への刺激が強く、この点はファームウェアアップデートなどによる音量調整の実装を強く望みたいところですが、どうもその部分が治せないらしい。ので、音量が比較的大きくてもいい人しか無理です。

  2. OS側での設定調整 Android端末で使用する場合、本体側での独立した音量調整を有効にするためには、「開発者オプション」から「絶対音量を無効にする」をオンにする必要があります(Xiaomi端末ではBluetooth接続画面の「音量を一定に保つ」をオフにする設定に相当)。この設定を行わないと、DAC側の性能を活かした音量制御が難しいため、導入時には注意が必要です。

  3. 有線接続時の挙動 Type-C to Cケーブルなどを用いた有線DACとしての利用も可能ですが、その際はAndroid本体の音量設定に依存する形となり、DAC側での独立制御ができなくなります。また、有線使用時はマイク機能が制限される可能性がある点も留意すべきでしょう。

TRN Wave 総評:コストパフォーマンスと今後の期待

BlackPearlなどの有線DACの機種と比較しても、手頃な価格帯で無線化などこれだけのスペックを手に入れられる点は非常にコストパフォーマンスが高いと感じます。音質が良いだけに、ソフトウェア面やユーザーインターフェースの詰めが甘い部分が惜しまれます。

専用アプリによる設定変更など、今後のサポート体制が充実すれば、さらに化ける製品ではないでしょうか。現時点では、多少の扱いにくさを理解した上で、音質と最新コーデックを重視するユーザーに向けた一品と言えます。

TRN Wave のお買い求め先

Amazon.co.jpでは8750円で購入できます。


AliexpressではTRN Official Storeの販売品が9,020円(参考価格)でここからクーポンなどでの値引きが見込めます。

TRN Wave 到着ポスト


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