なぜ、理解しただけでは口から出ないのか
理解した英文が口から出ないのは、理解が足りないからとは限りません。
その英文が、まだ「誰に、何を伝えるために使うのか」と結びついていないからです。
自分の経験や生活と照らし合わせることで、英文は自分にとって生きた言葉になります。
しかし、会話では、その言葉を相手に渡さなければなりません。
たとえば、何もする気になれずにいる人を前にしたとき、
A small action can carry hope.
と伝える。
あるいは、その場に合わせて、
Let’s just do one small thing.
と言ってみる。
このように、中心英文に相手と場面を与え、実際に声に出すことで、自分の中にあった英語が会話へ向かい始めます。
そして、自分が出した表現を実際の用例と照らし合わせれば、その場に合った、より自然な言い方へ整えることができます。
理解した英文を、もう一度覚え直すのではありません。
その英文に相手と場面を与える。
それが、自分にとって生きた英文を、相手に届く英文へ変える次の一歩です。
