中高年になってスピにハマる人達から感じた、ある共通点。
しばしば、「これまでの人生を、非常に現実的な視点から考えて生きてきたにもかかわらず、なぜか中高年になってスピリチュアルに傾倒する」という不思議な人たちを見かけることがあります。
「天気占い」や「血液が占い」などような単なる話題作りのためのエンタメとして、スピリチュアルを楽しんでいるのであれば、別に普通ですが、こうした人たちは結構本気で何の根拠もない事を真実化のように信じていたりします。
「いったい本人に何があったのだろうか?」と、不思議になってしまうものです。ネットでこうした人たちを見かけたことがある人も、それなりにいる事でしょう。
私もうこうした不思議な人たちを割と多く見かけるのですが、こうした人達にはある共通点があるなと感じるようになりました。実際、発達心理学、老年心理学、実存心理学、死生学などの研究を調べてみると、この現象を説明できそうな知見が数多く存在しています。
私自身はスピリチュアルが極めて苦手ですが、「スピリチュアルを信じる人間は愚かで救いようがない」とか、「バカも大概にしろ」などとは基本的に思いません(数年前まではかなりあれだったけども)。
しかし、「スピリチュアルに傾倒することには現実世界への適応という観点から、非常に大きなリスクがある」と感じるため、スピリチュアルをエンタメ以上の存在として内面化することには反対の立場です。
ただ、そうはいっても、結構な割合で潜在的にスピリチュアルに傾倒するリスクは割と誰にでもあると感じるので、事前に対策をしておかないと中高年になってから、スピリチュアルに傾倒する不思議な人になってしまうかもしれません。
そこで、今回は私のこれまでの観察をベースに中高年がスピリチュアルに傾倒する原因や傾倒しやすい人の特徴、逆に傾倒しにくい人の特徴について解説したうえで、スピリチュアルに頼らなくても前向きに人生を生きれるような方法について、提案していこうかと思います。
もしあなた自身が、「なぜあの人は急に変わってしまったのだろう」、「将来自分も同じようになるのだろうか、、」などといった疑問や不安を一度でも抱いたことがあるなら、本記事は一読の価値があるでしょう。
1 中高年になってからいきなりスピにハマる人達
私は昔から、一つの現象に違和感を覚えていました。
それは、「若い頃は非常に現実主義だった人の中には、中高年になって急激にスピリチュアルへ傾倒する人が存在する」という現象です。
実際、学生時代や社会人になってしばらくは、「証拠がないものは信じない」、「努力すれば人生は変えられる」、「現実を見ろ」などと言っていた人が、数十年後には以下のような妄言を本気で信じていたりするという奇妙な現象が存在しています。
「宇宙が導いてくれる」
「波動が乱れている」
「ご先祖様からメッセージが来た」
「今は風の時代だから」
何とも不思議な現象ですが、実はこれは決して珍しい現象ではない可能性があります。というのも、宗教心理学や老年心理学では、年齢を重ねるにつれて宗教性や超自然的信念が強まる傾向は以前から報告されていますから。
そのため、ある程度生きてきて、突然スピリチュアルに入れ込む人がいるのには、ここら辺の傾向が関わっている可能性が否定できないと思うのです。
次章からは、さらに詳しく私の体感ベースでの傾向等について、述べてまいりたいと思います。
2、中高年になってスピにハマる最大の契機は「○○の自覚」
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