【マキシマリストからミニマリストになる最初の一歩】
私は物をたくさん持っていた。コスメも、スキンケアも、ワードローブも…
しかし今は、ミニマリストに近い暮らしをしており、衝動買いや無駄買いをすることもめっきり無くなった。
今回の記事は、お気に入りインテリアに囲まれて暮らす私のミニマルな暮らしのきっかけになった話を書いていきたいと思う。
1章 引越し
2026年の2月に引っ越しをした。好きな人との初めての同棲だ。
新しい暮らしに期待し、丁寧な暮らしをしてやるんだという意気込みの上、1年前からアクタスのインテリアコーディネーターさんにお願いし、家具を選んでもらっていた。
アクタスのコーディネートサービスは、アクタスで家具を買うことが決まっていれば無料でやってくれるのだそう。
その時の自分たちは浮かれていて、金額なんて全然気にせずにコーディネートを組んでもらっていた。
後日メールでコーディネートと見積もり書が送られてきた。
ドキドキしながら送付されたファイルを開くと、そこには北欧モダンでありながらもヴィンテージ家具も合わさった素敵なお部屋があった。
初めて3Dシュミレーションを見た時はとても嬉しかった。
自分がこんなおしゃれなお部屋に住めるんだと思った。
だがしかし、同じく送付された見積書を見ると合計70万円…
24年の人生で、(折半とはいえ)70万の買い物をしたことがなかった私はチキってしまった。けれどもシュミレーションされた部屋があまりに魅力的で自分もこんなお家で暮らせるんだと思ったら払ってもいいのかもしれないと悩んだ。
結局、同棲するまでの1年間、二人で家具のために貯金をして、1年後の2025年12月に再びアクタスへと向かい、無事合計70万円分の家具を購入した。
(いざ会計する時は手が震えた)
2章 70万円分の家具の納品
2025年2月に家具が順々に新居へ届いた。
この時私は半年間の休職をしており、1日中家にいたため、掃除や家具の受け取り、設置までこなすことができた。
業者さんが丁寧に運んでくれているのをみて、丁寧に扱われるのに値する、高貴な家具を買ったんだと思った。(どんな家具でも丁寧に扱ってくれるとは思うが)その時の私は、家具が運ばれてくることが嬉しくて一日中ソワソワしていたし、ひとつ家具が届けば、モデルを前にしたカメラマン並みに写真を撮りまくっていた。家具も鬱陶しかったと思う。
実際、全てが設置されると想像していたよりも素敵だった。
インテリアショップでみた時より、高級感があるように感じた。
きっとライトや照明の当たり具合で家具のツヤ感が変わるからだろう。
他のショップでも予約していた家具も全て届き、1週間ほどで設置が完了した。
部屋を見渡してみると、ブラックレザーのソファとうねうねした幹が可愛い植物、ヴィンテージのチェストとダイニングテーブル、立体感のある主役級ランプ。どこを見ても完璧で、ショールームのようなお部屋が完成した。
これからこのお部屋で暮らすんだと期待が高まった。

3章 今までの暮らしじゃだめだ
ショールームのようなお部屋が完成し、満足するまで眺めた私は、中途半端になっていた荷解きの続きに取りかかった。
そして家から持ってきた大量の服・スキンケア・雑多類を目の前にして、とてもげんなりしてしまった。(自分で持ってきたのに…)
素敵なインテリアが揃ったお部屋なのに、クローゼットを開ければパンパンに詰まった苦しそうな服たち。荷解きの際、どこに置いたらいいかわからないアイマスクや大量のディズニーのカチューシャ、洗面にぎちぎちに押し込まれたスキンケア・コスメたち。
私は断捨離することに決めた。
インテリアが完璧なのに、今の私の物量だと丁寧な暮らしはできないし、何より、素敵なお部屋とごちゃごちゃの物たちとのギャップで風邪をひきそうだった。
さっそく使ってないもの・古いものの仕分けをした。
肌に合わなかったスキンケア、自分に合うものを探し求めていくつも買ったヘアオイル。ほぼ2〜3軍の服たち、使っていないバッグ、ぼろぼろの靴下。
全部潔く手放した。
すると、洗面所は一軍のスキンケアたちが立ち並ぶステージになり、雑多なものたちは収納に収まり、よくわからないものを捨てたおかげで、気持ちも部屋もとてもスッキリした。
ただクローゼットだけはスッキリしすぎてしまった。
1軍の服と万能に合わせやすい服だけを残したら、着る服がほとんどなくなってしまったのだ。
これではまた新しい服を買わなくてはいけないじゃないか!
せっかく断捨離したのにまた服を増やす必要があるなんて。
意外だったのが、お気に入りの服がゆったりとクローゼットにかかっているのを見ると新しい服を買う気にあまりならないのだ。
これは新たな発見。
とりあえずは、ある服で(休職してるし)なんとか足りるだろうという思惑で欲しい服が出てくるまでは乗り切ることにした。
4章 上手な買い物の仕方
そんなこんなで理想のお部屋を手に入れ、丁寧な暮らしのマインドも手に入れた私だが、今までの習慣や癖というものは、なかなか抜けないようだ。
インスタやYouTubeで推しが持っているバッグやコーデ紹介で出てきた服がつい欲しくなってしまうのだ。
しかもZOZOセールやそんなに高くないものだと「2つくらい買ってもいいじゃなーい?」とマキシマリストだった自分の囁き声が聞こえてくる。
話は変わるが、買い物下手な私と違って、パートナーはとても買い物上手だった。
欲しいと思ったものは1〜2ヶ月寝かせて、それでも欲しかったら実物を直接見に行って買う。また服や小物類はリセールバリューも気にして買い物をしていた。(使わなくなった時に売値がどのくらいか意識していた)
ネットで見つけたとしても、絶対に店舗へ足を運んでいたし、少しでもイメージと違ければ絶対に買わない。
なので、買い物上手なパートナーの欲しいものは一つ一つが高価だったが、付き合っている5年間、買い物で失敗したのは1度だけしか知らない。
(その1度の失敗は、同棲してすぐにネットで買ったピンク紫のバスマット。色が気に入らなかったらしい。)
私はパートナーを見習って、欲しいバックを1〜2ヶ月寝かせてみることにした。
欲しいものは見つけた時が一番熱量が高い。
まだ買わないと言い聞かせつつも何度もネットで調べてしまう。
そこで画像をスクショして、欲しいものだけを保存しておく写真フォルダを作ってみた。(常々強欲だと思う)
韓国のバックやNew balanceのスニーカー、可愛いマグカップなど。
何日かは束の間に眺めて、「あと1ヶ月我慢!」「これやっぱり可愛いなあ」と思っていたが、3週間もすると存在をすっかり忘れていた。
あそういえば欲しいものフォルダ作ったな。
とんだ冷めた目で画像を眺めている自分がいた。
前はなんでこんなに欲しかったんだっけ。と。
バック達からしたら、たまったもんじゃないと思う。
欲しかったんじゃなかったのかよ!
私がバックなら悪態ついている。
でも初めて欲しいものを1ヶ月寝かせてみて、パートナーが買い物で失敗しない理由がわかった気がした。
見つけた時が一番欲しくて、時間が経てば。欲は半分もなくなってしまう。
感情はナマモノって誰かが言ってたっけ。
なんだか感情をコントロールできた気がして嬉しかったし、無駄な買い物をしなくてよかった、危ない危ない。と安堵している自分がいた。
無駄な買いとの付き合い方が分かり、ものへの執着心が今までとは別方向に向いたように感じる。
買い物で失敗したくない。
私のお部屋にいていいのは一軍だけ。
そんなふうに考えるようになった。
逆に長いこと寝かせて、やっぱり欲しいと思って買ったものは、以前から自分のものだったような安心感と、自分の元に帰ってきた(持っていなかったのに)感覚がある。
要は気持ちが昂らないのだ。
昂らない代わりに、やっぱり君だよね。あなたしか勝たん。的な、長いこと推していたアイドルがスキャンダルを起こして長期休みから帰ってきた時の安心したヲタクのような気持ちになる。
買い物との付き合い方にコツを掴んできた私のお部屋は、引っ越しした時よりもお気に入りものに囲まれ、さらに素敵なお家へと変わっていた。
5章 自分が好きになる暮らし
お気に入りの服、頑張って買ったおしゃれな家具達、無駄買いしなくなった自分。(えらい)
インテリアを整えたことをきっかけに私のマインドと暮らしは少しづつ変化した。
引っ越しして環境が変わったことももちろんあるとは思うが、家具にこだわらなかったら、私のライフスタイルは今までとは変わっていなかったと思う。
ものを大事にするようになったし、メンテナンスなんかも楽しんでやるようになった。掃除もおっくうじゃなくなったし、部屋を片付けてから寝るようになった。
復職した今は家に帰るのが楽しみで、休みの日もほとんど家で過ごしている。
朝起きてリビングに行く時に廊下から見える照明の影、自然光に照らされるヴィンテージ家具の経年変化の跡、新芽がついたモンステラ。どれも愛おしくて大切な私の暮らしだ。
いままで実家で暮らしてきてインテリアに興味がなかった私が、お気に入り家具に囲まれて暮らすことの充実さとインテリアが暮らしに与える影響の大きさに気付かされた。
日常とインテリアは切っても切り離せない関係であり、私のように自分が好きになる暮らしをする人を増やしていきたいと思った。
現在はインテリアの勉強をしながら、誰かの自分を好きになる暮らしのお手伝いをさせてもらっている。
