特別展「売茶翁と若冲」まで2週間!私が楽しみにしている3つのこと
10月7日から佐賀県立美術館で始まる特別展「売茶翁(ばいさおう)と若冲」。
江戸の天才絵師・伊藤若冲と、彼に多大な影響を与えたという佐賀出身の茶人・売茶翁のつながりにスポットを当てる展示になるそうです。
今回は開幕までいよいよ2週間と迫ったこの展示で、私が楽しみにしているポイントを3つあげて語っていこうと思います!
1. その数、九州最大規模!若冲作品40件64点を展示
今回の「売茶翁と若冲」展で展示される伊藤若冲の作品は、九州最大規模の40件64点!!!
会場全体の展示品数が130点なので、半数以上を若冲作品が占めている計算になります。
そしてこの「九州最大規模」を収めるために用意された展示室は「第2,3,4号展示室」。
県立美術館のメイン展示室3つを全部使った展示になるんですね。

※画像引用元:フロアマップ|佐賀県立博物館・佐賀県立美術館
この規模感は、この夏、佐賀県民…いや、県外の方々からも注目を集めた「北斎・広重 大浮世絵展」と同レベル。
どれだけ本気で、大々的に「売茶翁と若冲」展を推しているか。佐賀県の熱量をひしひしと感じます。
この広い会場にズラァッと並ぶ若冲作品や売茶翁の関連の品たち……想像するだけで、今からワクワクが止まりません!
2.若冲の有名作品「動植綵絵」の複製30点を全部公開!
今回の「売茶翁と若冲」展で目玉とされているのが、若冲の代表作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」の複製・全30点の展示。

「動植綵絵」とは、若冲が1761年から約10年をかけて描いた全30幅の花鳥画。すべて掛軸形式で描かれており、描かれたモチーフは鳥や海の生き物といった「動物」からバラや牡丹、椿といった「植物」、さらには伝説の生き物・鳳凰まで。
絹地に鮮やかな色と繊細な線で描かれた動植物たちからは、「技の美」がひしひしと伝わってきます。
これ、考えたらCGはおろかペンもない、江戸中期の作品なんだよなあ…いやあ、改めて見てもすごいわ。どれだけ超絶技巧なの若冲……
これが複製品とはいえ、30点すべて見られること。人生でもなかなか得がたい機会に佐賀で立ち会えることが、今から楽しみ!
しかも、この「動植綵絵」複製品はすべてかめら撮影OK!太っ腹だなぁ佐賀県立美術館……
秋の旅行や美術館巡りの思い出に1枚!なんて粋なこともできちゃうのがまた嬉しいですね。
3.茶人で僧・売茶翁を深く知るチャンス!
実は、個人的に一番気になっているのはここだったりします。
ズバリ「売茶翁とは何者なのか?」
正直、この問いにパッと答えられないのが今の私の悔しいところ。
「名前から考えるに、お茶売ってたのかな?」
「”若冲にも影響を与えた”っていうけど…どういうこと?」
と、正直現時点では疑問の数が多い存在。それが今の私から見た売茶翁なんです。

書きながら今も「売茶翁」という人物の輪郭がぼんやりしています。
何ならひと月ほど前は名前(の漢字)の輪郭もぼんやりしていました。ごめんよ売茶翁。

そんな私なので、今回の展示で
どうやら「僧」であり「お茶の人」であるらしい。
どうやら、伊藤若冲に影響を与えるほど「すごい人」だったらしい。
こんな曖昧な「売茶翁」像がどれくらいクリアになるのか。
佐賀の偉人=幕末に活躍した「八賢人」+医療者、という「幕末寄りまくり」な私の認識に、おそらく江戸中期の多分茶人の売茶翁がどう差し込まれてくるのか。
そこが今から楽しみです!
「え、何で今までこんなすごい人知らなかったの私!?」という驚き、展示を通して感じられたらいいなぁ。
楽しみがいくつも待っている!「売茶翁と若冲」展は10月7日から
さて、そんな「知る楽しみ」と「観る楽しみ」にあふれた特別展「売茶翁と若冲」はいよいよ10月7日(火)から始まります!
こうしている間にも、着々と売茶翁ゆかりの品や若冲の作品たちが県立美術館に運ばれ、細やかな調整を経て少しずつ「来るべき場所」に収まっているのだろうなあと思うと…早よ10月来い!!!と念じるばかり。
また実際に見に行ったらレポ記事を書く予定なので、ぜひぜひ楽しみにしていてくださいね!
