🍛ある女の子の最後の給食🍛※無料で見れます
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はいたい!
千寿です!
今回お話しするのは、
私がこれまで経験してきた葬儀の中でも、特に心を揺さぶられた“ある女の子”のお葬式についてです。
彼女はまだ小学校に入学したばかりでした。
千寿の娘と年齢が近かったこともあり、
もしも
立場が逆だったらと想像すると
きっと私なら立ち直る事ができません。。。
心の中に深く深く刻まれていて
今でも鮮明に記憶が蘇ってきます。
是非お子様がいらっしゃる方にも
読んで欲しいです。
そしてこれを読み終わったあと
抱きしめて欲しいです。
少しでも家族を大切にする想いが
多くの方に届きますように🙏
「3歳までもつかわからない」その命の奇跡
通常、葬儀打ち合わせの所要時間は平均1時間程度ですが
今回お話するお葬式のお打ち合わせは、2日間かけて7時間ほどお打ち合わせしました。
打ち合わせと言うよりも、
会話をメインとしていました。
その会話の中でお母さんから沢山お話を聞かせてもらいました。
その子は、生まれてすぐに大きな病気を抱えていました。
医師からはこう言われたそうです。
「3歳までもつか、正直わかりません。」
それでも、ご家族は明るく前向きに考える様にしたそうです。
お母さんもお父さんも、「限られた時間でも、この子の人生をできる限り豊かにしたい」と、全力で愛情を注いでいたのが印象的でした。
そして奇跡的に、彼女は小学校に入学できるまでに成長したんです。
通院しながらも
ランドセルを背負って、制服を着て、入学式に出席するのを心待ちにしていたんだそうです。
「お家で、最期まで一緒に過ごしたい」
その子が亡くなったのは、小学校に入学して間もない春のことでした。
病状が急激に悪化し、ご家族は
「病院ではなく、おうちで最期を迎えさせてあげたい」
という事で自宅で看取る事を決心されたそうです。
私たち葬儀スタッフも、ご家族の思いに応えるべく、無理に自社の会館ではなく
自宅安置というかたちで葬儀の準備を進めました。
打ち合わせ中に、お母さんが言ったひとこと
お母さんが、涙ぐみながらぽつりとこうおっしゃいました。
「この子、学校の給食が大好きで、楽しみのひとつだったんです。」
聞けば、まだ体力的に登校もままならず、給食もほんの数回しか食べていなかったそうです。
でも、給食の時間が大好きだった。
その話を聞いて、私はふと思いました。
「この子のために、最後の給食を出してあげられないか…」
校長先生への直談判
打ち合わせが終わったその足で、私は女の子が通っていた小学校へ向かいました。
突然の訪問だったにもかかわらず、担任の先生や校長先生は私の話を真剣に聞いてくださいました。
「どうか、亡くなったこの子のために、少しでもいいので給食をお供えできませんか?」
少しの沈黙のあと、校長先生は深く頷いてこう言いました。
「もちろんです。私が毎日届けましょう。」
言葉にならないほど、ありがたかったです。
校長先生が運んだ「最後の給食」
それから火葬までの4日間。
毎日、エプロン姿の校長先生が給食を手に
ご自宅を訪れ、女の子の枕元へと給食を丁寧にお供えしてくれました。
普段の給食の雰囲気を感じて欲しい
という校長先生のはからいで
小学生が普段着けている白いエプロンを着て
お供えしていました。
日によって、パンの日もあればカレーの日もありました。
校長先生はメニューを説明しながら、「◯◯ちゃん、今日の給食はね…」と優しく語りかけてくれました。
その様子を見ていたお母さんは、涙をこぼしながらこう言いました。
「この子、きっと喜んでると思います。学校に行けなかった分、今通ってるみたいですね。」
私もお母さんへ一言
「一緒に食べる事で供養になるので、一緒に食べてあげて」
「◯◯ちゃん、、、、美味しいね、、、、」
お母さんとお父さんは大粒の涙を流しながら召し上がっていました。
この日のメニューはカレーライスでした。
※後日、聞いた話によると年季法要の際にはカレーライスを今でもお供えしているそうです。
ランドセルの思い出
この女の子、おじいちゃんとおばあちゃんからランドセルをプレゼントしてもらっていたそうです。
「この子の入学姿を、見れるかどうか…」
家族みんなが不安に思いながらも、願いを込めて選んだピンクのランドセル。
最後の数日間、そのランドセルを枕元に
元気が出る様にと置いていたそうです。
「ランドセル背負ってる姿を少しの間でも見れてよかったです。」
おじいちゃんのその言葉に、私は胸が締めつけられました。
火葬の日、学校で「お別れ会」
火葬の日。
ご家族の希望で、自宅から学校を経由して出棺することになりました。
校舎の前には、先生方と同級生やその保護者の皆さんも女の子のために大勢集まってくれました。
クラスメイトが描いたお手紙や似顔絵、折り紙の花などが棺の上にそっと置かれていきます。
「○○ちゃん、またね。天国でも給食たくさん食べてね。」
そう語りかける子どもたちの姿に、私は葬儀屋としての顔ではいられなくなりました。
最後まで寄り添ってくれた校長先生
その日、校長先生は出棺から火葬場までずっと付き添ってくださいました。
無言で、でもしっかりと家族に寄り添ってくれるその姿に、
「この学校でよかった」「この先生でよかった」と、ご家族が何度も口にしていました。
最後の火葬の時間、校長先生は火葬炉に向かって深く一礼し、静かにこう言いました。
「○○さん、ありがとう。ずっと忘れません。」
最後に:命の尊さと、つながりの温かさ
この葬儀を通して、私はあらためて命の尊さと、人と人とのつながりの温かさを感じました。
葬儀って、ただのお別れじゃない。
その人が生きた証と、関わった人々の愛が溢れる時間だと思うんです。
この仕事をしていて、何度も辛い場面もあるけど、
こういう「心を重ねられる葬儀」に出会うたびに、やっぱりこの仕事は尊い仕事だと実感します。
だからこそ足元見てくる葬儀屋に
騙されていく遺族を少なくしていきたいと思います!
ではまた!
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